召喚されたけれど、夫を捜しに出奔します

秋の叶

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メラニーの願い~公一視点~

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『公君へ』と書かれた妻からの手紙を震える手でインベントリから取り出す。
 かさりと音をたてながら紙を開くと妻の字で経緯が書かれていた。
 リビングからこの世界の教会らしきところに移動していた事。聖女と間違われけれど不審者のような恰好で人違いだと思われている事。誘拐犯に本名を教える気が無い事。人が扱える魔力が少なくなっていて実験的に召喚されたらしい事。 魔法が使えて、魔獣がいて、魔石があって、魔動車がある世界だと説明されたこと。魔道具が使えるなら魔法も使えるようになるだろうと本を借りた事。魔法一覧をメモにしたいと念じたら灰色のモヤが出て、自宅の引き出しを思い浮かべたら出し入れできた事。回復魔法で肩こりが解消されたこと。生活魔法で様々な色の明かりが出せるようになった事。食事の内容。庭師がいたので庭の手入れを教えてもらうつもりでいる事。が、つらつらと書かれていた。
 側付きとして監視している女性の名前は書かれているのに、男性は司祭さん、助祭さんと書いているあたり、名前を憶えなかったか、興味が無かった気配がうかがえる。

 久美子が無事だ。インベントリの文字ではなく、本人の書いたものが手元にあるだけで強く実感する。
 ふぅーと息を吐きだし、もう一度手紙に目を通して、手紙の片隅に「読んだよ」と書き入れてインベントリに戻す。
すると俺が書いた紙に既読の文字がついて戻されていた上、ホワイトボードに妻のステータスが書かれていた。
 直接話すことは出来ないけれど、同じ時間にやり取りが出来ただけで安心する。

 妻のステータスを見ると魔力値の違いや、使える魔法の違いに目が行く。
 付与魔法が使えるという事は、俺が魔道具を製作した場合、魔石に何らかの魔法を付与してもらったら動かせるという事か。
 今の所、手元には1個の魔石しかないが、そのうち何か作ってみたいな。趣味のプラモデル作りやDIYが役立つ時が来るか?
 それにしても2人とも攻撃魔法の文字が無かったな。
 一安心したところで眠りについた。


 翌朝、目が覚めてまずは部屋ごと自分を洗浄をする。
 メラニーはまだ目を覚ましていない気配だ。
 ピッチャーの水を新しくし、インベントリを見ていると、メラニーが目を覚ました声がした。
「起きているのかい?」
「おはようございます」
 挨拶をし、体を起こすか確認すると起きるというので、昨日と同じように傾斜スタイルに落ち着いたところで、朝ご飯を食べるか聞く。
「いつも朝は誰かが来た時に水を渡してもらうから、それを飲むだけだよ」
 そうかと返事をして、水を少し飲んでもらった後に果物の果汁を飲んでみないかと提案してみたら、少し飲んでみるというのでパックのリンゴジュースを半分ほど器に入れてスプーンで少しずつ飲んでもらう。
 これもまた美味しく感じたようで、ゆっくりと鼻で息を吸い込み、香りを味わうように飲んでいた。
 俺は残りのジュースとサンドイッチを取り出して食べる。インベントリの中は時間経過が無いのか、ジュースは冷えていたし、サンドイッチの具が傷んでいる様子もない。

 俺の様子を見ていたメラニーがぽつりと言う。
「少し落ち着いたような感じだね」
 昨日はここに来たばかりで色々あったけれど、夕べ妻の手紙を見て精神的に落ち着いたのは確かだ。妻と連絡がついた事をメラニーに説明する。
「という感じで、直接会ってはいないんですけど手紙のやり取りが出来たんですよ。無事でほっとしました」
 笑いながら言うと、メラニーは頷いて暫く無言になる。

 後片付けをして椅子に戻ると、メラニーが言う。
「コウは奥さんの居場所が分かったら迎えに行くんだろう?奥さんも一緒に行けるとなったら、今いる教会から出るつもりでいるという事だね」
「そうですね。バラバラにいるよりは一緒にいた方が出来る事が増えそうですし、なにより安心ですしね」
「・・・これは私の勝手な予測なんだけどね。もしかしたら教会は奥さんを出してくれないかもしれない。うまい事こっそり抜け出せたとしても、追われるかもしれないよ」

 今の所、全身を覆った不審者の恰好で過ごしていると言っていたけれど、姿をさらしていなくても、見慣れない新しい住人がいたら追われている時に真っ先に疑われるだろう。
 勢いで出ずに、下準備は必要かもしれない。そのためには情報と資金が必要になってくるだろう。
「焦らずに情報を得て、確実に逃れて合流できるようにしたいですね」
 頷いたメラニーは疲れたのか『また後で話をするよ』と横になった。

 俺は外に出て、塀作りの現場に行く。
 昨日出来上がった塀の近くまで行くと、がやがやとした人の気配と獣の鳴き声がしたので、穴を広げておいた場所を見る。
 どうやら夜の間にまた魔獣が来て、穴の中に落ちていたようだ。村人が大喜びした魔獣より一回り小さいが、それでも結構な大きさだ。
 「おう!イチがこの穴を掘っていたのか?お手柄だな!」
 俺の姿を見たマサが背中をバンバン叩く。
 魔獣の被害が出なかったどころか、食料が確保できたと朝からテンションが高い。
 昨日と同じように塀作りをしている場合じゃなくなったと、魔獣を穴から引きあげ血を抜いて、丸太で作ったコロで転がしながら解体作業をする場所に移動していった。
 朝から元気で逞しいなーと思いながら、その辺を洗浄してから俺は塀作りをする。

 2日目という事もあって、昨日よりも順調に穴を掘って壁を作っていく。コロで移動を終えた村人が塀作りに戻り、解体作業は他の人が担当しているらしい。
 俺の所に来て塀の前に掘った穴を絶賛して作業に戻って行った。

 昼近くになったので、一旦作業を止めてメラニーの家に向かうと、途中でまたもやマサが魔石を俺に渡す。肉は昨日の今日なので食べきれないと辞退した。
 立て続けにもらっても調理しないと減らないのでインベントリの事を知らない村人に怪しまれる。

 家の中で汚れた自分ごと洗浄をして何を食べるか思案する。
 インベントリにあったタブレット内のレシピを確認し、パックご飯、油、ガラスープの素、昨日貰った肉、干しシイタケ、干しエビ、長ネギ、生姜、おつまみの貝柱を数個、鍋と包丁を取り出す。
 鍋に油を少し入れ、昨日の肉を小さく切って他の材料と共に軽く炒め、水とガラスープの素、パックご飯を入れてくつくつと煮る。
 俺の料理なので手抜きで結構。味が足りなかったら適当な調味料を足す事にして、肉粥の準備が出来た。
 鍋の中が柔らかくなるまで時間がかかるので、メラニーの様子を見に行くと、香りに気が付いたのか目を覚ましていた。
「昨日貰った肉を使って肉粥を作ってるんですが、少し食べますか?」
「少しなら」
 小さな声で返事があったので、クッションの上に体を乗せる。
 味見をして完成したが、魔獣の肉を初めて食べたので、この味が正解なのかよくわからない。
 不味くはなかった気がするが、俺が作ったので味の補償が出来ませんけど、と言いながら木の器に少しだけ盛りつけて食べてもらう。
「具がたくさん入っているねぇ。豪勢だ」
 ニコニコしながら完食してくれた。
 片付けが終わるとまた寝るというので、俺は塀作りの作業に出た。

 昨日の倍ほど塀が出来たところで、明日の作業のために周囲を均す。俺は木の根元に穴を開けて木を倒し、他の人は枝を切って枝置き場に集め、幹もまとめている所まで引っ張ったり転がしていく。草や藪も刈り取ってこれもまとめて置く。
 粗方すっきりしたところで入り口方面の作業をしていたマサが来た。
「おうイチ、かなり作ったなぁー。魔獣が出るとそっちに人が掛かりきりになるから助かったよ」

 解体作業を見ることも手伝う事も出来ない俺としては、集中できる作業があってほっとしている部分もあるのだが、この世界の人には通じないかもしれない。
「物づくりが好きなんです」
 苦笑いしながらもう一つの理由を言い訳にする。
 マサはゴミを焼却したいから穴を掘ってくれという事だったので、少し離れたところに穴を掘り、何日も前に刈った草や小枝を入れ、そこに魔獣の内臓やゴミを投げ込み、更に草や枝を入れる。
 火をつけても良いかと聞くと了承してもらったので、勢いよく燃えるように生活魔法で大きめの火を点けた。
「うおおっ!イチ、でっけぇ火を点けたなぁおい」
 引き気味のマサ。
 山の中で火を使うと引火による火災が怖いので、防御魔法で空気だけが通るようにカバーをするイメージで蓋をすると、それも驚いて見ている。
 あれ?何か使い方間違ったか?ゴウゴウと燃えるゴミを見ながら内心で冷や汗をかく。

 そんな時、シュルシュルと藪の中から出てきた蛇にマサが気付く。
「毒蛇だ。イチ、動くな」
 俺に注意を促し、斧を構え、ヒュッと振り下ろし、手慣れた感じで毒蛇を駆除していた。
 手早く蛇の魔石を取り出し、手首くらいの太さで1mほどの長さの蛇を持ち上げる。
「これも一緒に燃やせるか?」
「どうぞ」
 蓋にしていた防御魔法を解除し、火の中に放り込んで再び蓋をする。
「毒蛇の魔石はあまり大きくない上に、結構あるからな」
 珍しくも無いという感じで言うので、魔道具を作ってみたいから貰っても良いかと聞いてみる。
「ゴミ処分の手間賃には小さいが、ほらよ。帰りにいくつか家にあるのもやるよ」
 1円玉ほどのサイズの魔石を気軽にくれた。
 この村が出来始めた頃は毒蛇が多くて、毎日のように10匹前後を駆除していたんだと教えてくれる。今は魔獣の方が数が多くなってきたから対応に人手が割かれている事と、家や人の安全を考えて塀の強化をし始めたのだという。
 ゴミは普段処理しているところで燃やせるようだけれど、メラニーの様子が気になっていたようで、話を聞くために俺の近くに来たそうだ。
「ここ暫くはずっと寝たきりで、具の無いスープもほとんど飲めないし、もう長くないだろうと村人達と話をしていたんだ。イチが来て良かったなぁ」
 そんな話をしながら暫くして火の勢いが弱くなり、ほぼ燃え切ったので、生活魔法の水で消化し、土を戻してマサから3個ほど魔石を受け取り、メラニーの家に戻った。

 家の中に入って洗浄すると、メラニーが目を開けていたので、水を飲んでもらいながら聞く。
「ただいま戻りました。食欲はありますか?」
「ほんの少しなら」
 昼が肉粥だったから、軽い方がいいのかもしれない。かぼちゃのインスタントスープを取り出して湯を入れて作り、器を渡す。
「また違う味のスープなんだねぇ」
 一口味わって感心しながら、半分ほど時間をかけて飲んだ。
 俺が冷凍のチャーハンと枝豆を温めたり、解凍して食べているのをじっと見ていたメラニーは、片付けが終わる頃に話し始める。

「奥さんと合流するためにここを出る時は、魔獣だけじゃなく、建物に注意するんだよ」
「建物、ですか?」
「コウが居たところでは情報の伝達がどういう仕組みだったかわからないけどね。この辺りでは建物に専用の棒が刺さっていてね、その棒で文字を表したり読み取ったりして伝達するんだよ」
 建物に棒?・・・もしかして、腕木通信か!ナポレオンのいた時代に既にあったというバケツリレー方式の文字伝達。この世界での名称はともかく、一定間隔で中継基地となる建物と人員を配置し、東京から大阪の距離を10分以下で情報伝達できたというあの仕組み。
「メラニーさん、その建物って、ある程度の間隔で建てられていて、木の形を変形させた文字を読み取る人が配置されている感じのもので合ってますか?」
 棒の形をラジオ体操第二のゴリラのポーズ運動で表現しながら、緊張しつつ確認する。
「詳しい内情は分からないけれどね。そんな感じだったよ」
 面白そうだと思って見ていたネットの知識がここで役立つとは。不審者としてロックオンされたらあっという間に手配されそうな事に冷や汗が出る。
「建物は街中にあるんですか?それとも山の中に?」
「全部は知らないけれど、町にもあったし、街道沿いにもあったね」
 犯罪に利用されないために警備もしっかりしているはずだ。それだけの人員が配置されているのであれば、村や町だけじゃなく、道中も目立たないようにしないといけないと改めて思った。

 考え込んでいる俺にメラニーは更に言う。
「コウのお陰で終わり際に美味しいものを沢山食べられたよ。ありがとうね」
 沢山ってそんな・・・わずかな量のスープだけじゃないですか。そう口を開こうとしたところ。
「3つお願いしたい事があるんだ」
 まるで最後の別れのように切り出した言葉にギクリとしながら続きを促す。
「コウが最初にいたそこ。その下を掘ると甕があるから、それを貰ってくれないかい」
 手を動かす事が出来ないので、土間になっている場所を言葉で伝える。
「甕の中に本が1冊入っているから、後でそれを燃やしてくれるかい?」
 何の本かわからないが、燃やしたいのならそれくらいは簡単だ。
「3つ目は、私が死んだら、私の体を奥さんがいるところに置いて欲しいんだ。・・・コウなら出来るんだろう?」
 ひゅっと息をのむ。
 インベントリから物を出し入れしている事は、メラニーには隠していないし、妻と連絡を取り合った事も知っている。
 姿を偽ったまま抜け出したとしても、追手があるかもしれないと言及していたのはメラニーだ。
 そんな状況で、遺体を置くという事は・・・教会にいる妻を怪しまれずに外に出す手助けをしてくれるという申し出になる。
「なっ!何を言うんですか、メラニーさん」
「・・・自分の体が長く持たない事はわかってるよ。昨日、今日と調子が良くて驚いているくらいなんだよ。最後にわがままを聞いておくれ」
 その後は疲れたから寝ると言ってメラニーは眠った。

 俺は呆然としたまま暫く壁を見ていたが、何かしていた方が気がまぎれると意識を戻してマサから貰った毒蛇の魔石を手にする。
 この魔石で魔道具を作ろうとしたら作ることが出来るだろうか?まずは魔石の魔力や方向性が先だろうか?
 作りたいものは現在3つある。全て妻の魔法付与次第かもしれない。
 インベントリからノートを取り出すと、妻から新しい情報が追加されていた。
 それは後でゆっくりと見ることにして、まずは今日の報告を書く。
 Lvがまた上がった事。メラニーからの注意点と3つの願いについて。それから小さい魔石2つと今日貰った大きい魔石1つに付与が可能か試してほしいと綴ってノートのページを切り取り、魔石を手紙に包んでインベントリに入れた。

 部屋の隅にあった薪用の木材を1本手に取り、インベントリから木工具を出し、無心で作業をして夜が更けていく。
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