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名物を堪能する
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目が覚めてステータスを確認した。
Lv7
体力:70/70
魔力:520/520
魔獣2匹で一気にLvが上がっていた。
個人差なのか体力は夫より低いけれど、それでも以前の倍である。
回復魔法があるとはいえ、昨日あれだけ動けた理由に納得できるというもの。
インベントリを確認して夫からの手紙を読む。
治癒魔法を使って下腹部の違和感が消えたと知り、ドキッとするやら安心するやら。年齢的にあちこち不具合が出ても不思議じゃないので、そういう意味ではこの世界に来て治癒が使えて良かったのかもしれない。
インベントリから魔動コンロを取り出して作動確認をしつつトーストを作り、マッシュポテトとカレーを少量塗って食べる。
食後にお茶を飲みつつ、魔石に結界の付与を施した。
私も夫も最初の地点から順調に移動しているようだけれど、そもそも俯瞰して現在地を把握出来ているわけではない。
地名も現代日本とは違う。
魔法があって、魔獣がある世界と言うだけで、似ている部分があっても成り立ちも違っている。
鉄道にしろ、道路にしろ、魔獣の被害を受けないような対策をしないと、物資も人的被害もとんでもない事になる。
その対策をするための人材が育たないから魔力不足が問題になっているんだろうな。
この世界がある程度安全に発展するには、魔獣との住み分けが急務になっているのかもしれない。
一気に解決しなくても、発展しつつ長く対策しているだけの人材を確保したいんだろうなー。
さて、今日も移動できる所まで移動しよう。
ついでに今後のために食材の補充もしなくちゃ。
自分を含めた周囲の洗浄をし、野宿場所を片付けて人型結界を張って歩き出す。
身体強化で街道を進み、野宿していた峠を下り、更に別の峠を登って下りたところで一旦町に寄る事にした。
街道脇でUV結界だけにして町に入り、たまご型の甘味を小銀貨1枚で2個購入。
醤油のお店もあったので、小銀貨2枚分購入してみた。購入時は瓶を持参する形だったので、トートバックの中でインベントリにあった保存瓶を洗浄し、それに入れてもらった。
食事処でしらすご飯を食べて、また歩き出した。
出発当初と違って何事もなく進み、次に立ち寄ろうと思った町に入ってみる。
とろろ汁が名物だと話している声が聞こえたので、夕飯に少し早いが食べる事にした。
とろろご飯ってつるんと食べられるから、おにぎりの次に怖い。
調子に乗ってしっかり食べたら、食後のお腹の膨れ具合が更に怖い。
ある程度自制しつつ、美味しくいただいた。ついでに自然薯も少し購入。
町を出て野営場所を決めようと、こんもりとした山の方に向かおうかなと考えながら街道を歩く。
するとまたあの音が聞こえてきた。
ドドッドドッドドッドドッ!
びくっとしながら視線を上げると、山の方から巨大猪が走ってくるじゃないですか。
やだー。
こんなところでロックオンしないでー。
街道を歩いていた人や馬車は方向転換しているのが見えるし、魔動車は走り抜けて行ったのが見えた。
今回も覚悟を決めて窒息結界を張って転がし、水で満たした。
ここまでは良かったのだけれど、今回は大八車を引っ張っていない。
うっかりインベントリから出したらまずいことになるのは明白で、さてどうしたものかと猪を前に考える。
すると、1台の馬車が近くに来て、御者が声を掛けてきた。
「そこの母ちゃん、アンタすげーな!これを仕留めたのか!荷台が空いているから、これ乗せていくかい?」
身体強化で背負っていける自信も無かった上、かなりありがたい申し出だったので、町の狩猟者登録所までいくらで運んでくれるのか聞いた。
「こっちの馬車が無事だったんだし、すぐそこだ、方向が一緒だからただでいいさ」
気前良く言ってくれたので、お願いする事にした。
登録所で猪を下ろしてもらい、御者さんにトートバックの中のインベントリからたまご型の甘味を差し出してお礼を伝える。
「ユイの甘味じゃねぇか、遠慮なくもらうよ」
御者は笑顔で去って行った。甘いものが好きなのかもしれない。
登録所では解体前に先に魔石だけ抜き取ってもらい、魔石と猪の代金として銀貨3枚受け取った。
ふぅ。
また魔獣と遭遇しないうちに野営場所に移動しよう。
本当は走り出したいけれど、目立ちそうなので、普通に歩いて小山に向かう。
山の中で周囲を確認し、そこで部屋型結界を張って一息つく。
夕飯は町で食べていたので、先ほど受け取った魔石に付与をする事にする。
おそらくこれも結界の魔道具にしたいはずだ。
魔石の付与が終わったので、購入した自然薯を取り出す。
魔動コンロで少な目の味噌汁を作り、自然薯の皮を剥いてすりおろす。
すりおろした自然薯に味噌汁を少量ずつ入れながら混ぜ、味を見て丁度いい所で味噌とろろの完成。
保存容器に入れてインベントリに収納する。
暗くなるまで時間が有るので、夫に手紙を書く。
まずはステータスの報告、転移魔法で1日歩いた分を戻れた事、道中購入したたまご型甘味を半分食べても良い事、もう一つは猪を運んでくれた人に渡した事、しらすご飯やとろろご飯を食べた事、自然薯で味噌とろろを作ってある事。
食べ物の話で半分以上埋まったけれど、まあいいでしょう。
あたりが暗くなったので、昨日と同じく転移を確認するために、教会の敷地の外へ飛んでみる。
距離が伸びたけれど、問題なく移動できたことを確認して戻った。
夫と合流したら一緒に移動出来るのか試したい。
Lv7
体力:70/70
魔力:520/520
魔獣2匹で一気にLvが上がっていた。
個人差なのか体力は夫より低いけれど、それでも以前の倍である。
回復魔法があるとはいえ、昨日あれだけ動けた理由に納得できるというもの。
インベントリを確認して夫からの手紙を読む。
治癒魔法を使って下腹部の違和感が消えたと知り、ドキッとするやら安心するやら。年齢的にあちこち不具合が出ても不思議じゃないので、そういう意味ではこの世界に来て治癒が使えて良かったのかもしれない。
インベントリから魔動コンロを取り出して作動確認をしつつトーストを作り、マッシュポテトとカレーを少量塗って食べる。
食後にお茶を飲みつつ、魔石に結界の付与を施した。
私も夫も最初の地点から順調に移動しているようだけれど、そもそも俯瞰して現在地を把握出来ているわけではない。
地名も現代日本とは違う。
魔法があって、魔獣がある世界と言うだけで、似ている部分があっても成り立ちも違っている。
鉄道にしろ、道路にしろ、魔獣の被害を受けないような対策をしないと、物資も人的被害もとんでもない事になる。
その対策をするための人材が育たないから魔力不足が問題になっているんだろうな。
この世界がある程度安全に発展するには、魔獣との住み分けが急務になっているのかもしれない。
一気に解決しなくても、発展しつつ長く対策しているだけの人材を確保したいんだろうなー。
さて、今日も移動できる所まで移動しよう。
ついでに今後のために食材の補充もしなくちゃ。
自分を含めた周囲の洗浄をし、野宿場所を片付けて人型結界を張って歩き出す。
身体強化で街道を進み、野宿していた峠を下り、更に別の峠を登って下りたところで一旦町に寄る事にした。
街道脇でUV結界だけにして町に入り、たまご型の甘味を小銀貨1枚で2個購入。
醤油のお店もあったので、小銀貨2枚分購入してみた。購入時は瓶を持参する形だったので、トートバックの中でインベントリにあった保存瓶を洗浄し、それに入れてもらった。
食事処でしらすご飯を食べて、また歩き出した。
出発当初と違って何事もなく進み、次に立ち寄ろうと思った町に入ってみる。
とろろ汁が名物だと話している声が聞こえたので、夕飯に少し早いが食べる事にした。
とろろご飯ってつるんと食べられるから、おにぎりの次に怖い。
調子に乗ってしっかり食べたら、食後のお腹の膨れ具合が更に怖い。
ある程度自制しつつ、美味しくいただいた。ついでに自然薯も少し購入。
町を出て野営場所を決めようと、こんもりとした山の方に向かおうかなと考えながら街道を歩く。
するとまたあの音が聞こえてきた。
ドドッドドッドドッドドッ!
びくっとしながら視線を上げると、山の方から巨大猪が走ってくるじゃないですか。
やだー。
こんなところでロックオンしないでー。
街道を歩いていた人や馬車は方向転換しているのが見えるし、魔動車は走り抜けて行ったのが見えた。
今回も覚悟を決めて窒息結界を張って転がし、水で満たした。
ここまでは良かったのだけれど、今回は大八車を引っ張っていない。
うっかりインベントリから出したらまずいことになるのは明白で、さてどうしたものかと猪を前に考える。
すると、1台の馬車が近くに来て、御者が声を掛けてきた。
「そこの母ちゃん、アンタすげーな!これを仕留めたのか!荷台が空いているから、これ乗せていくかい?」
身体強化で背負っていける自信も無かった上、かなりありがたい申し出だったので、町の狩猟者登録所までいくらで運んでくれるのか聞いた。
「こっちの馬車が無事だったんだし、すぐそこだ、方向が一緒だからただでいいさ」
気前良く言ってくれたので、お願いする事にした。
登録所で猪を下ろしてもらい、御者さんにトートバックの中のインベントリからたまご型の甘味を差し出してお礼を伝える。
「ユイの甘味じゃねぇか、遠慮なくもらうよ」
御者は笑顔で去って行った。甘いものが好きなのかもしれない。
登録所では解体前に先に魔石だけ抜き取ってもらい、魔石と猪の代金として銀貨3枚受け取った。
ふぅ。
また魔獣と遭遇しないうちに野営場所に移動しよう。
本当は走り出したいけれど、目立ちそうなので、普通に歩いて小山に向かう。
山の中で周囲を確認し、そこで部屋型結界を張って一息つく。
夕飯は町で食べていたので、先ほど受け取った魔石に付与をする事にする。
おそらくこれも結界の魔道具にしたいはずだ。
魔石の付与が終わったので、購入した自然薯を取り出す。
魔動コンロで少な目の味噌汁を作り、自然薯の皮を剥いてすりおろす。
すりおろした自然薯に味噌汁を少量ずつ入れながら混ぜ、味を見て丁度いい所で味噌とろろの完成。
保存容器に入れてインベントリに収納する。
暗くなるまで時間が有るので、夫に手紙を書く。
まずはステータスの報告、転移魔法で1日歩いた分を戻れた事、道中購入したたまご型甘味を半分食べても良い事、もう一つは猪を運んでくれた人に渡した事、しらすご飯やとろろご飯を食べた事、自然薯で味噌とろろを作ってある事。
食べ物の話で半分以上埋まったけれど、まあいいでしょう。
あたりが暗くなったので、昨日と同じく転移を確認するために、教会の敷地の外へ飛んでみる。
距離が伸びたけれど、問題なく移動できたことを確認して戻った。
夫と合流したら一緒に移動出来るのか試したい。
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