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魔道具販売~公一視点~
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目が覚めてインベントリを確認し、妻からの手紙を読む。
いい感じでLvが上がり、魔力も増えているようだ。魔石を追加で付与してくれたようで助かる。
豚汁とおにぎりで朝ご飯にした。
片付けて結界を解くと、大きな鹿がいた。
鹿による農作物の被害も最初の村でよく聞いていたので、穴に落として頭部を防御魔法で覆い、水を入れた。
鑑定で呼吸が完全に止まっていることを確認してからインベントリに格納し、大八車に乗せ直して、背中には箱を背負って街道を歩く。
前回と同じく門番に鹿が出た場所を報告して中に入ると、門の近くでざわざわと人だかりが出来ていた。
「なんだろうなこれ?」
「こんなの前からあったか?」
昨夜こっそり設置した塀の結界魔道具を見ていたようだ。
「前にどこかの村で塀の強化魔道具だって言ってたぞ。村の皆で魔力を注いで使っていたな」
そんな一言を投げると、周囲にいた人がはっとした顔で俺を見た後、塀の魔道具に寄って行った。
どこの誰とも知れない人間の顔は、魔道具の効果の前にかき消されるだろう。
地元の人間と思われる人物から順に魔力を入れてみる事にしたようで、後ろから『おぉー』とどよめきが聞こえてきた。
俺は門にいた人に狩猟者登録所の場所を聞いて移動する。
鹿を引き取ってもらいながら魔道具を販売する場所があるのか聞いてみる。
「アンタ魔道具が作れるのか、それで魔石だけ引き取っていくんだな、納得だよ」
そう言いながら店を教えてくれたので、大八車を預けて出かける。
教えてもらった店にたどり着き、中に入って店の人に言う。
「おはようございます。魔道具の買取りお願いできますか?」
「いらっしゃい。どんな魔道具を買い取ってほしいんだい?」
きっちりした印象の男性が応対に出てきたので、背中から箱を下ろして見せる。
「こちらの魔動コンロです」
5枚の石板型魔動コンロを見せると、1枚を手に取りじっくりと見る。『aestimatio』と聞こえたので、もしかしたら鑑定の魔法を使っているかもしれない。
アエスティマティオ?一回で覚えられる自信も、一発で発音する自信も無い呪文だった。
店主は机の上に置いて実際に作動させて温度を確認していた。
「火力は3段階、小・中・大と変化出来ます」
「設置しても、持ち運びをしても使える。良いね。買い取ろう。5枚で金貨1枚になるがいいかい?」
「お願いします。お金は出来れば銀貨と小銀貨でもらえますか?」
「ああ、良いよ」
取引きはスムーズに終わった。
今後のために他の商品も見せてもらう。
日本の家電量販店ほど品はないけれど、この世界独自の物があるんだなと感心しながら見る。
今後の参考にしつつ、空いた箱を背負って店を出た。
狩猟登録所に戻ると魔石の取り出しが終わっていたので、代金と共に受け取る。
「アンタ魔道具を作るんなら、この辺の小さい魔石は使わないか?」
毒蛇の魔石と同じような大きさの物が沢山箱に入っていた。
「物によっては使いますよ。どうかしましたか?」
「余り気味だから少し安く譲ろうかと思ったんだが・・・」
「いくらでしょう?」
「50個で銀貨2枚でどうだろうか?」
思った以上に安くて驚いた。
どうしてそんなに安く?と目で聞くと、つい先日、ねずみを大量に捕獲したらしく、その魔石が過剰在庫気味なのだという。
こちらとしては資金源になるので、交渉成立という事になった。
魔道具を販売した事と、こっそりと設置した塀の結界魔道具の使用法が伝わったので、この町にはもう用が無い。
午前中のうちに違う門から町を出て大八車を引っ張り、人気のない場所でインベントリに格納し、買い取った魔石に浄化と付与の依頼をしてメモを貼り付け、人型結界で先を急いだ。
昼は道中におにぎりと煮びたしを食べ、回復魔法を使ってひたすら歩く。
高低差のある道を進んで行くと、ブーゲンという地域に入っている事を、街道沿いの話し声で知った。
日が落ちる頃に山の中に入り、野宿場所を決める。
ついでに川で邪魔になっている岩と、倒木を1本インベントリに入れた。
部屋型結界の中で岩をコンロの魔道具サイズにざっくりと分割し、倒木はいくつかのサイズに分けた。
カレーを食べて片付けた後、分割した岩を5つコンロ用に加工する。前回よりも更に短時間で加工出来た気がする。
次に5㎝角の正方形に分割した木材を5個取り出す。
二つに分割して真ん中に魔石を嵌め込む細工をし、角はヤスリで滑らかにする。あえて装飾はつけない。
次は10㎝角の木材を取り出し、半分にする。
蓮の花のような細工にして、真ん中に魔石を埋め込むデザインに仕上げていく。
ここまで作業したところで、眠ることにした。
いい感じでLvが上がり、魔力も増えているようだ。魔石を追加で付与してくれたようで助かる。
豚汁とおにぎりで朝ご飯にした。
片付けて結界を解くと、大きな鹿がいた。
鹿による農作物の被害も最初の村でよく聞いていたので、穴に落として頭部を防御魔法で覆い、水を入れた。
鑑定で呼吸が完全に止まっていることを確認してからインベントリに格納し、大八車に乗せ直して、背中には箱を背負って街道を歩く。
前回と同じく門番に鹿が出た場所を報告して中に入ると、門の近くでざわざわと人だかりが出来ていた。
「なんだろうなこれ?」
「こんなの前からあったか?」
昨夜こっそり設置した塀の結界魔道具を見ていたようだ。
「前にどこかの村で塀の強化魔道具だって言ってたぞ。村の皆で魔力を注いで使っていたな」
そんな一言を投げると、周囲にいた人がはっとした顔で俺を見た後、塀の魔道具に寄って行った。
どこの誰とも知れない人間の顔は、魔道具の効果の前にかき消されるだろう。
地元の人間と思われる人物から順に魔力を入れてみる事にしたようで、後ろから『おぉー』とどよめきが聞こえてきた。
俺は門にいた人に狩猟者登録所の場所を聞いて移動する。
鹿を引き取ってもらいながら魔道具を販売する場所があるのか聞いてみる。
「アンタ魔道具が作れるのか、それで魔石だけ引き取っていくんだな、納得だよ」
そう言いながら店を教えてくれたので、大八車を預けて出かける。
教えてもらった店にたどり着き、中に入って店の人に言う。
「おはようございます。魔道具の買取りお願いできますか?」
「いらっしゃい。どんな魔道具を買い取ってほしいんだい?」
きっちりした印象の男性が応対に出てきたので、背中から箱を下ろして見せる。
「こちらの魔動コンロです」
5枚の石板型魔動コンロを見せると、1枚を手に取りじっくりと見る。『aestimatio』と聞こえたので、もしかしたら鑑定の魔法を使っているかもしれない。
アエスティマティオ?一回で覚えられる自信も、一発で発音する自信も無い呪文だった。
店主は机の上に置いて実際に作動させて温度を確認していた。
「火力は3段階、小・中・大と変化出来ます」
「設置しても、持ち運びをしても使える。良いね。買い取ろう。5枚で金貨1枚になるがいいかい?」
「お願いします。お金は出来れば銀貨と小銀貨でもらえますか?」
「ああ、良いよ」
取引きはスムーズに終わった。
今後のために他の商品も見せてもらう。
日本の家電量販店ほど品はないけれど、この世界独自の物があるんだなと感心しながら見る。
今後の参考にしつつ、空いた箱を背負って店を出た。
狩猟登録所に戻ると魔石の取り出しが終わっていたので、代金と共に受け取る。
「アンタ魔道具を作るんなら、この辺の小さい魔石は使わないか?」
毒蛇の魔石と同じような大きさの物が沢山箱に入っていた。
「物によっては使いますよ。どうかしましたか?」
「余り気味だから少し安く譲ろうかと思ったんだが・・・」
「いくらでしょう?」
「50個で銀貨2枚でどうだろうか?」
思った以上に安くて驚いた。
どうしてそんなに安く?と目で聞くと、つい先日、ねずみを大量に捕獲したらしく、その魔石が過剰在庫気味なのだという。
こちらとしては資金源になるので、交渉成立という事になった。
魔道具を販売した事と、こっそりと設置した塀の結界魔道具の使用法が伝わったので、この町にはもう用が無い。
午前中のうちに違う門から町を出て大八車を引っ張り、人気のない場所でインベントリに格納し、買い取った魔石に浄化と付与の依頼をしてメモを貼り付け、人型結界で先を急いだ。
昼は道中におにぎりと煮びたしを食べ、回復魔法を使ってひたすら歩く。
高低差のある道を進んで行くと、ブーゲンという地域に入っている事を、街道沿いの話し声で知った。
日が落ちる頃に山の中に入り、野宿場所を決める。
ついでに川で邪魔になっている岩と、倒木を1本インベントリに入れた。
部屋型結界の中で岩をコンロの魔道具サイズにざっくりと分割し、倒木はいくつかのサイズに分けた。
カレーを食べて片付けた後、分割した岩を5つコンロ用に加工する。前回よりも更に短時間で加工出来た気がする。
次に5㎝角の正方形に分割した木材を5個取り出す。
二つに分割して真ん中に魔石を嵌め込む細工をし、角はヤスリで滑らかにする。あえて装飾はつけない。
次は10㎝角の木材を取り出し、半分にする。
蓮の花のような細工にして、真ん中に魔石を埋め込むデザインに仕上げていく。
ここまで作業したところで、眠ることにした。
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