21 / 75
- D -
しおりを挟む精霊の泉を探して分け入った森の中でホルン殿から聞いていた避難用の洞窟を見付けて駆け込んでから、先程やっと焚き火の前に落ち着いた所だ。
森に入る頃にはしっかりと雨に降られた為、雨水を吸って重くなったマントやその他濡れた衣類を焚き火の前に乾かすように広げた。明日朝出立する頃にはきっと多少は乾いているだろう。
「風邪ひきそう……」
そう呟きながら搾れば水が出てきそうな程重くなった帽子とベストを脱いだイツキが、その下の服を脱ごうか脱ぐまいか迷ったようだが他に着替えがないので諦めたように自身の身体ごと乾かすように焚き火の傍に立った。
初めにその漆黒の髪を見た時は動揺し畏敬の念を抱きそうになったが、何度見てもやはりどうしても見慣れない黒に自然と目が行ってしまう。雨に濡れたイツキの髪はより艶々しく神秘的な黒の水鳥の羽根色のようで、髪の先から落ちた水滴すら輝いているように見える。揺らめく焚き火の灯りのせいだとは分かっているが少し心が落ち着かない情景ではあった。
ホルン殿が定期的に様子を見に来ているとは聞いていたが洞穴の中は狭いながらも清潔に保たれていて快適だった。
おそらく簡易の結界と空気が循環するように風の魔法が使われているようだが、術者から離れた場所で継続的に発動する魔法は高等技術が必要な為、私には例え懇切丁寧な説明をされてもその仕組みを理解する事は容易ではなさそうに思える。
洞穴の中を隅々まで見回しているとちょうどイツキが新調した小鍋を荷物から取り出していた。
その横顔は少し嬉しそうで今まで遠征時の自炊をしよう等と考えた事もなかった自分とはかなり感覚に違いがあり興味深い。手際よく材料を切っていたが火の調整に苦戦しているようだったので丁度いい火加減になるよう私が持ち手を掴んでいる事にした。
今は弱火食材の色が変わったら強火など細かい指示をもらって鍋を動かしていると、イツキが木の実や香辛料を入れていく。今までただの水蒸気だった小鍋からの蒸気に一気に美味しそうな香りが加わり急激に空腹を意識した。今まで料理は作る工程など考えずに食べていたが鍋を持っていただけだが自分も料理の過程に参加出来たようで新鮮な気持ちだった、イツキも煮込み料理とパンを並べた顔はどこか誇らしげだ。
「美味いな!」
私が素直に感想を言うと少し首を傾げた後イツキは袋から取り出した海塩をほんのひと摘まみ足してくれた、食べてみると確かに先程よりもより一層味が引き締まって美味しい気がする。イツキは料理人の才能もあるかもしれない。
「より美味い」
思わず笑うとイツキが照れたように一瞬俯いてから顔を上げた。
「切って煮ただけだからそんな凝った料理じゃないし、慣れたらもっと手早く出来ると思う」
この様子だとまた作ってくれるようだ正直こういった町の外では食事はいつも二の次になってしまう為、小鍋や材料もこんな食事が食べられるなら安過ぎる買い物だったようだ。
「楽しみにしている」
心の底から言ったつもりだがイツキははにかんだように笑って“褒め過ぎ”“ハードルが低すぎ”と言っているがハードルとは何の事だろうか……真剣に感謝している事を伝えたかったが可笑しそうに笑うイツキに気が抜けてどうでも良くなってしまった。次の料理を楽しみにしておこう。
どういった話の流れだったか姉の事を付き合っている相手だと勘違いされていた事を知って動揺してしまったが、そんなに私は軟派な男に見えるのだろうか?先日の宿の一件といい自分の外見が第三者に与える印象について見直さなければいけないかもしれない。
「はじめヴィルヘルムと会った時、言葉も分からないし自分がこれからどうなるのか不安で仕方無かったけど、ちょっとオレの友達に似てるなぁと思ったんだ」
笑いながらあの道端で出会った時を思い出して話すイツキに、あの時の私に対しての警戒心の無さには理由があったのかとやや納得すると共に釈然としないわだかまりのような物が心の中に残った。
イツキの友人とは表情が固い所が特に似ていると思ったと言われ思わず苦笑いしてしまった。
その夜ふと目が覚めると隣で寝ていた筈のイツキがふらふらと洞窟の入り口に歩いて行くのに気が付き、その背後に立った。
「……イツキ」
「うわっ!!!ビックリした!!!」
先程まで洞窟の中にいた“ねこ”を追い掛けて外の様子を窺っていたと言うイツキに、真っ暗な森の中を指差して“あそこにまだいる”と言われるが、どれだけ目を凝らしても私には何も見えない。
そうこうしている内に暗い森へ一歩踏み出そうとするイツキにかなり驚かされながら、それ以上歩いて行かないように彼の腕しっかり掴んだ。
「ヴィルヘルムちょっとだけ、あの猫の様子を見るだけだから」
「危なくなったらすぐに私の指示に従うと約束してくれ」
イツキがしっかり頷くのを確認して、簡単に身支度を整え真っ暗な森の中に足を踏み出した。
どうやら彼には私には見えない物がハッキリと見えているようで、その足取りに迷いはない。足元も悪い中突然走り出したりしないように私がランタンを持つ腕に摑まっていてもらう。
ルイス殿が言っていたイツキのような人間を精霊は気に入る、泉へは導くように精霊自ら姿を現す事があると聞いていた為、今彼だけに見えているのが精霊の化身という可能性がある。
先へ先へと行こうとするイツキにもっと足元に注意するように言いながら鬱蒼とした森の中を歩くが、どこからか発生したメルヴィルの火により辺りは少し様子の分かる明るさになっていった。仄かな明るさに少し安心していると急に森の木々がぽっかりと拓けて明るく月明かりを浴びる泉の淵に辿り着いていた。
「あれも魔法!?」
驚いた様子で水面を指差すイツキを見るが泉自体ではなく彼にしか見えていない物に対して聞いているようだ。
「もしやこの泉が……」
「精霊の泉!?」
お互いに顔を見合わせてやっとここがその泉だと確信が出来た。
早速手紙を取り出したイツキがその水面に手紙を置くように手を離すと、その瞬間目を開けていられないような光が発生し手紙は跡形もなく消えてしまった。イツキに続いて私の手紙も取り出すがいざとなって少し躊躇している自分がいた、もしこの手紙が光もせずに水中に沈んでいったらまだ見ぬ何処かも分からぬ場所で姉は既に静かに息を引き取っている事を意味する。そう思うと意識せずとも手元が震える気がして大きく深呼吸をして慎重に手紙から手を離した。
「あぁ……良かった、姉さんは生きている」
「良かったな」
光りに包まれて消えた手紙を見て肩の力が一気に抜けた、私の背中に置かれた手を励ますように撫でてくれたイツキが私の顔を見て今にも泣き出しそうな表情で笑った。
会った事もない姉をここまで心から心配してくれる彼の優しさに自然に胸が熱くなるのを感じた。
翌朝早速町へ戻る事になり足取りも軽く森の中を歩いていた。
騎士団の話や今朝の朝食の話など色々な話題を話していたが、ふと何か思い付いたようにイツキが私の隣からこんな事を言った。
「ヴィルヘルムは付き合ってる人いないの?」
突然の質問に思わず大袈裟に首を横に振ってしまった、王都を出てからこの手の話題を何度も方々で聞かれたが旅先で女性に声を掛けてまわる軽い男にでも見えるのだろうか。
「へぇそうなのかモテそうなのに……好みのタイプは?」
こちらの気も知らず楽しそうに聞いてくる彼に少し趣向返しをしてみる気になり、質問に素直に答える事にする。
「……物怖じしない、共に歩める人かな」
「そこは“可愛い”とか“綺麗系”とか年下か年上かとか、もっと具体的には?」
振り返り改めてイツキの顔を見てみる、薄い色の肌に黒の艶やかな髪色が引き立っていて神秘的とも言えるが、顔立ちとしてはその黒目勝ちな大きな瞳が印象的で綺麗というよりは年齢より幼く可愛らしく感じる。年上か年下かと言えば年上になるらしいが未だに彼の年齢については俄かには信じ難いと思っている。
「なるほど可愛い系ね」
何事か納得したように笑顔で頷くイツキの様子を見て毒気を抜かれてしまう。
君の特徴を上げたつもりだったが、こんなに鈍いとお互い当分恋人が出来る事はなさそうだなと笑ってしまった。
順調に町へ戻り今日中に鍛冶屋へ剣を研ぎに出そうと町中を歩いていた時だった。
「お兄ちゃんっ!」
そんな声と共にイツキに背後から腰までの背丈程の少年が抱き着いたのには驚いた。
少年を見たイツキの様子からすると2人は確かに既に顔見知りのようで、苦笑いのような愛想笑いを浮かべるイツキと満面の笑みの少年の表情は対象的だ。先に店に入っていてほしいと言う2人の話を真に受け鍛冶屋に入ったが、しばらくして騒がしい外の様子に気が付き急いで表に出た。
「失礼、なにか問題でも?」
少年を庇うように立つイツキに食って掛かる男女を見て、不信感に思わず目を眇める。
近くの教会の関係者という男女は近くの詰め所へ行こうと言うと早々に立ち去った為、探られたくない後ろ暗い所がありそうだ。
「ごめん気が付いたら巻き込まれてた、助かったよ」
「……はぁ気を付けてくれ」
僅かな時間でも事件に巻き込まれる彼はそういった体質なのかもしれない、もっと自覚を持ってもらわなければ心配するこちらの身が持ちそうにない……。
宿へ引き揚げると借りた部屋では既にオスカー団長が寛いでいた、その状況にイツキが驚いている分私は逆に冷静になり、早速精霊の泉の報告をした。
団長の話を聞くと想像したよりも状況は深刻な様子で私もしばらくこの町に滞在するように言われた。それだけなら良かったのだが続けて団長がイツキに向き直り1人で王都に向かうかこの町の役所へ引き渡すという旨を伝えた、この町で団長に会った時点で覚悟をしていた事ではあったが私が独り善がりに立てた誓いについて告白しなければならない。
「私は彼に、イツキに”守護騎士の誓い”を立てています」
「なんだと!!!」
重すぎる鉄拳を顔面に受けて踏ん張りが利かず思わずその場に倒れ込んだ、口の中の何処かが切れたようで血の味と鼻から出たであろう血で手が赤く染まった。
「答えろヴィルヘルムどうしてそんな勝手をした!?」
普段はどちらかというと温厚で捉え処の無いオスカー団長だが、誰よりも騎士道を重んじる一面もあり彼のような高潔な騎士からすると考えられないような行為をしたという自覚はある。
国王や騎士団の承認もなしに誓いを立てた事も勿論だが、イツキに誓いを受け入れた自覚が無い事を確認した団長は、今まで見た事もないくらいの怒りを湛えた表情で私の胸倉を掴んだ。
「どうやって認めさせたヴィルヘルム」
団長をここまで怒らせる事をした自覚がある、言い訳の言葉などあるはずもない。
「……彼がまだ言葉が通じない内に」
言い終わる前に団長から強力な頭突きを食らい、またしても立っていられず膝を折った。
自粛を言い渡され強い自己嫌悪に呆然としているとイツキが何度も冷やした布を頬に当ててくれた。
話を聞いてくれると言った彼に懺悔のように今までの、出会ってすぐに守護騎士の誓いを立てた経緯やその時の心情について話した。守護騎士の誓いが守られ際の責務を気にする彼になんとか安心してもらおうと極めて誠実に答える。
「守護騎士の誓いを立てた相手を護りきれず命も救えなければ、騎士は共に死ぬ」
「え?」
目を見開き信じられないといった表情で混乱するイツキにも理解しやすいように言葉を選ぶ。
「安心してくれ騎士が守護対象者を守れなかった時だけであって、逆の場合には何の効力もない」
「安心出来るわけないだろー!?」
愕然とした表情に変わり両手を頭の横に当てその場で悶えるイツキに、頭でも痛いのかと心配になったがしばらくして冷静さを取り戻したようだ。
「それで、流石にあるんだろ解除方法」
なんとかその方法が実現可能な物であってくれと祈るような口調の彼に、そんなに私の誓いは彼にとって受け入れがたい物だったのかと少し悲しくなったが正直に話す。
「正式な場で誓った訳ではないから、私が発言した条件が満たされれば同じく正式な解除方法でなくとも、誓いは解消される」
「……条件は?」
一刻も早く私との関係を切りたいと思っているだろうイツキを身勝手ながら寂しく思う。
「君が安全と思える場所を見付けられるまでだ」
「それは……」
曖昧な条件設定になにか考え込んだ様子のイツキに重ねて謝罪の言葉を向けると、その思考を振り払うように首を振って私の目を真っ直ぐ見て彼はこう言った。
「そんなに謝らないでくれ、気持ちは嬉しいよ見返りなく人を助けられるってすごい事だよな」
こんな話をした私に笑いかけて気遣う彼の態度に、私は思わず目を見張ると共にやはりイツキを護りたいと直感で思った自分は全く間違っていなかったと感じ不覚にも笑ってしまった。こんな労い方をしてくれる主君がいるならどんな騎士だってその身に代えても護りたいと思うのではないだろうか。
彼に言うつもりはないが勝手に守護騎士の誓いを立てて私の命まで彼に背負わせた事は先程誠心誠意謝ったが、申し訳ないとは思っても私は“後悔”は全くしていなかった。
見返りなく人を助ける騎士になりたかったが、もう自分はきっとその内彼からの感謝の気持ちを期待して動くような私欲塗れの騎士になってしまいそうで、今後は己をより律するように努めようと思った。
痛む頬を押さえながら就寝の準備をして、守護騎士の誓いを解約する気を余計に無くしてしまった私は寝台でしばしオスカー団長への更なる申し開きの文言を考えながら眠りについた。
1
あなたにおすすめの小説
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件
碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。
状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。
「これ…俺、なのか?」
何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。
《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》
────────────
~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
────────────
※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!!
※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
俺の婚約者は小さな王子さま?!
大和 柊霞
BL
「私の婚約者になってくれますか?」
そう言い放ったのはこの国の王子さま?!
パミュロン王国で次期国王候補の第1王子アルミスから婚約を求められたのは、公爵家三男のカイルア。公爵家でありながら、長男のように頭脳明晰でもなければ次男のように多才でもないカイルアは自由気ままに生きてかれこれ22年。
今の暮らしは性に合っているし、何不自由ない!人生は穏やかに過ごすべきだ!と思っていたのに、まさか10歳の王子に婚約を申し込まれてしまったのだ。
「年の差12歳なんてありえない!」
初めはそんな事を考えていたカイルアだったがアルミス王子と過ごすうちに少しづつ考えが変わっていき……。
※不定期更新です
美人なのに醜いと虐げられる転生公爵令息は、婚約破棄と家を捨てて成り上がることを画策しています。
竜鳴躍
BL
ミスティ=エルフィードには前世の記憶がある。
男しかいないこの世界、横暴な王子の婚約者であることには絶望しかない。
家族も屑ばかりで、母親(男)は美しく生まれた息子に嫉妬して、徹底的にその美を隠し、『醜い』子として育てられた。
前世の記憶があるから、本当は自分が誰よりも美しいことは分かっている。
前世の記憶チートで優秀なことも。
だけど、こんな家も婚約者も捨てたいから、僕は知られないように自分を磨く。
愚かで醜い子として婚約破棄されたいから。
後宮に咲く美しき寵后
不来方しい
BL
フィリの故郷であるルロ国では、真っ白な肌に金色の髪を持つ人間は魔女の生まれ変わりだと伝えられていた。生まれた者は民衆の前で焚刑に処し、こうして人々の安心を得る一方、犠牲を当たり前のように受け入れている国だった。
フィリもまた雪のような肌と金髪を持って生まれ、来るべきときに備え、地下の部屋で閉じ込められて生活をしていた。第四王子として生まれても、処刑への道は免れられなかった。
そんなフィリの元に、縁談の話が舞い込んでくる。
縁談の相手はファルーハ王国の第三王子であるヴァシリス。顔も名前も知らない王子との結婚の話は、同性婚に偏見があるルロ国にとって、フィリはさらに肩身の狭い思いをする。
ファルーハ王国は砂漠地帯にある王国であり、雪国であるルロ国とは真逆だ。縁談などフィリ信じず、ついにそのときが来たと諦めの境地に至った。
情報がほとんどないファルーハ王国へ向かうと、国を上げて祝福する民衆に触れ、処刑場へ向かうものだとばかり思っていたフィリは困惑する。
狼狽するフィリの元へ現れたのは、浅黒い肌と黒髪、サファイア色の瞳を持つヴァシリスだった。彼はまだ成人にはあと二年早い子供であり、未成年と婚姻の儀を行うのかと不意を突かれた。
縁談の持ち込みから婚儀までが早く、しかも相手は未成年。そこには第二王子であるジャミルの思惑が隠されていて──。
あと一度だけでもいいから君に会いたい
藤雪たすく
BL
異世界に転生し、冒険者ギルドの雑用係として働き始めてかれこれ10年ほど経つけれど……この世界のご飯は素材を生かしすぎている。
いまだ食事に馴染めず米が恋しすぎてしまった為、とある冒険者さんの事が気になって仕方がなくなってしまった。
もう一度あの人に会いたい。あと一度でもあの人と会いたい。
※他サイト投稿済み作品を改題、修正したものになります
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる