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14エピローグ
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事件の事後処理はまだまだ残るものの、あとは本当にロイテンフェルト内で片づける問題だ。
セインは王宮内で10日ほどの静養を終え、グロウとアーサーとともにニーチェへ帰国することになった。
結婚はおそらく1年後くらいだろうと両国の話し合いで決まっているから、しばらくは会えない。
でも1年もの間離れ離れになるわけでは当然なかった。
「近いうちにニーチェへ行ってニーチェの国王夫妻にご挨拶するのよね」
セインを見送るために自室から王宮の正面ホールへと辿る廊下を、ロザリアはミシャと共に歩いていた。
「えぇ、お行儀よくなさってくださいね」
「もちろん」
自身満々で言ったのは、挨拶と言っても礼式的なもので気負う必要がないから。
ロザリアはニーチェ国の王族のほぼ全員を良く知っている。
ニーチェの国にも何度も行っている。
だからむしろ旅行気分で楽しみだった。
「ミシャ」
ニーチェへの旅を想像して会話をしていたロザリアが、ミシャを呼びとめながら突然足を止めてしまった。
数歩歩いてしまったミシャが不思議そうに振り向く。
今2人がいる通路には人気はなかったから、ちょうど良いと思ったのだ。
一度、ゆっくりと深呼吸してからロザリアより少しだけ背の高い彼女をしっかりと見据えた。
「あなたのことを考えるなら、もう私の侍女から外れてもらうべきだと思うの」
「…私は、何かお気に障ることをしてしまいましたか?もうロザリア様に必要ありませんか?」
ミシャの表情がとたんに険しくなる。
彼女と反対にロザリアは笑みを作って首を振った。
「ミシャに落ち度なんてまったくないわ」
「でしたらどうして…」
「だって王宮で侍女なんてしていたら旦那さんに会えるのなんて年に数回だもの。ましてや新婚よ?家族になったばかりなんだから側にいないと駄目よ。好きな人と会えない理由が私だなんて、そんなの嫌だわ」
「ロザリア様、私は私の意志でここにいるのです」
その言葉が嬉しくて、ロザリアは頬を染めてはにかんだ。
「えぇ。分かっているわ。ほとんどの侍女が行儀習いを終える3・4年で退職してしまう中、ミシャは私の傍にずっといてくれている。すごく嬉しいし心強い。でもミシャは、旦那さんが大好きだもの。旦那様とにぎやかな家庭を作ることに長いこと憧れていたって、私知っているもの」
「っ…家族もロザリア様も、同じくらい…大切です…」
「えぇ。ずっとずっと悩んでいのよね。私を取るか家族を取るか。たくさん考えてくれた」
できるならば年老いるまで側に居てほしいと思うし、ロザリアが望めばそれも簡単に叶うのだろう。
でも好きな人に会えない寂しさに、時々こっそり涙を流しているのをロザリアは知っている。
「だから。あのね、我儘だけどあと1年いいかしら。1年間、私の傍にいてくれないかしら。結婚式を終えるまでは、ミシャに私の侍女で居てもらいたいの」
「ロザリア様、もちろんです」
「でもそれまでよ。ミシャには幸せになってほしい。ミシャには大好きな旦那様の傍にいてあげてほしい」
「っ……」
ミシャは驚いた顔をして、しばらく黙ったままロザリアを見つめていた。
しっかりと目をそらさずに彼女と向かい合っていると、しばらくして彼女は小さく吹き出してしまう。
「ふふっ…。敵いませんね」
「じゃあ…」
「えぇ」
ミシャはこの上なく柔らかく微笑んでから、スカートのすそを摘まんで頭を提げた。
「ロザリア様がセイン王子殿下と結婚されるその日まで誠心誠意お仕えさせて頂きます。そしてそのあとは私自身の幸せのために職務を辞すると、お約束いたします」
ロザリアはミシャに抱きついた。
暖かくて優しい、密かに姉のように思っていた人。
彼女の幸せを願わないわけがない。
「大好きよ。今まで私に仕えてくれた人はたくさんいるけれど、ミシャほど信頼できる侍女はいなかった」
*******************************
「遅くなってごめんなさい」
王宮の正面ホールに付くと、既に旅支度を終え、いつでも出発できる状態のセインとグロウ、アーサーのもとに駆け寄る。
他のニーチェ国側の人間は既に門前に待機しているらしい。
ロイテンフェルト側の見送りは、ジンとエリック国王、それと数人の重臣が顔を並べていた。
「こういうときは見送る側が早めに来て待っているものだが」
「まだ出発の予定時間の前だわ。それに、色々あったのよ」
「色々?」
「セインには関係ないわ」
ミシャと目配せをして、互いにほほ笑み会う。
セインに何もかもを知られているのは悔しいから、これについては教えないつもりだった。
それに女同士の仲に、男の人を立ち入らせるのは禁物なのだ。
ロザリアとミシャの間にある空気を怪訝そうに見つつ、セインはどうしてか腰のポケットを探っていた。
「ロザリア、手を出せ」
「何?」
「いいから」
苛立ったようにせかされて、ロザリアが両手を上向けて差し出す。
「……?」
セインがその上に自分の手を持ってくる。
彼はポケットから取り出したらしい何かを握りしめていた。
ロザリアの手のひらの上に、ゆっくりとそれが落とされた。
「…これ」
セインがロザリアに渡したものは、銀細工で出来た髪飾りだった。
2本の交差したリフェルトの花を模した精巧な銀細工に、ロザリアの瞳と同じ色のアメジストと、セインの瞳と同じ色の黄水晶が一粒ずつ埋め込まれていた。
手のひらの中の花をただ呆然と口を半開きにしたまま見つめる。
「生花はもう枯れてしまったからな。代わりにもっておけ」
セインはがそっけなく言った。
ロザリアは顔をあげて、驚きで瞬きを繰り返しながら彼の顔を見つめる。
(----リフェルトの花は、生涯破られることのない誓いの証)
ロイテンフェルトの人間なら誰だって知っている。
正式な場の契約にも使われる重要な意味合いを、セインだってもちろん分かっているはずだ。
それをこの間の婚約披露の儀式の花の変わりだと言う。
つまりこの銀細工のリフェルトに込められた誓いは、セインとロザリアの将来の約束。
「あ、りがとう…」
絞り出したお礼の声は何故かものすごく小さなものになった。
その的を得ない様子に、きっといつもみたいな文句が飛んでくるのだと思った。
けれどじわじわと赤く染まっていくロザリアの頬を見たセインには、何故か満足そうに微笑まれてしまう。
「ほら、付けてやる」
婚約の儀の時と同じように、セインがリフェルトの花の髪飾りを付けてくれた。
髪に触れる指が、普段より近づいた距離が、無性に恥ずかしい。
周囲にいる人々が見て見ぬふりをしてくれているのに気が付いて、余計にいたたまれなくなってしまった。
気をきかすつもりなら、視線を逸らすので無くて何処かへ行ってほしい。
(…あぁもうっ……。いいわよ、認めるわよ…)
ずっとずっと、絶対にそうじゃないとわめき続けて、なるべく考えないようにと思ってきた。
だってそう思わないと、嘘な苦手なロザリアは簡単に顔に出てしまうから。
でももうどうやったって誤魔化しが効かないほどに、すでに溺れてしまっているのだ。
付けてもらった髪飾りに指先で軽く揺れながら、ロザリアはセインを見上げた。
「……次に」
「ん?」
心臓の鼓動が速くて、なんだか喉が渇く。
「次に会ったときに、言う事があるわ」
ロザリアだって年頃の女の子なのだ。
出来ることならセインに言って貰いたかった。
でもどうせ、この男は意地悪で嘘つきで、ロザリアに本当のことなんて言ってくれない。
彼が素直になるのなんて、きっと天地がひっくり返ったときだ。
「………わかった。待ってる」
何もかもを承知した風にセインが優しくしく笑う。
(これって私が負けたみたいじゃない)
なんだかしてやられた感が悔しい。
「絶対にあっと言わせる決め台詞考えてやるんだから!見ていなさいっ!」
意地になったロザリアは、髪飾りに触れていない方の手の人差し指をセインの鼻先にびしりと突き付けた。
----2人に甘い空気が流れる日は、はたしてくるのだろうか。
セインは王宮内で10日ほどの静養を終え、グロウとアーサーとともにニーチェへ帰国することになった。
結婚はおそらく1年後くらいだろうと両国の話し合いで決まっているから、しばらくは会えない。
でも1年もの間離れ離れになるわけでは当然なかった。
「近いうちにニーチェへ行ってニーチェの国王夫妻にご挨拶するのよね」
セインを見送るために自室から王宮の正面ホールへと辿る廊下を、ロザリアはミシャと共に歩いていた。
「えぇ、お行儀よくなさってくださいね」
「もちろん」
自身満々で言ったのは、挨拶と言っても礼式的なもので気負う必要がないから。
ロザリアはニーチェ国の王族のほぼ全員を良く知っている。
ニーチェの国にも何度も行っている。
だからむしろ旅行気分で楽しみだった。
「ミシャ」
ニーチェへの旅を想像して会話をしていたロザリアが、ミシャを呼びとめながら突然足を止めてしまった。
数歩歩いてしまったミシャが不思議そうに振り向く。
今2人がいる通路には人気はなかったから、ちょうど良いと思ったのだ。
一度、ゆっくりと深呼吸してからロザリアより少しだけ背の高い彼女をしっかりと見据えた。
「あなたのことを考えるなら、もう私の侍女から外れてもらうべきだと思うの」
「…私は、何かお気に障ることをしてしまいましたか?もうロザリア様に必要ありませんか?」
ミシャの表情がとたんに険しくなる。
彼女と反対にロザリアは笑みを作って首を振った。
「ミシャに落ち度なんてまったくないわ」
「でしたらどうして…」
「だって王宮で侍女なんてしていたら旦那さんに会えるのなんて年に数回だもの。ましてや新婚よ?家族になったばかりなんだから側にいないと駄目よ。好きな人と会えない理由が私だなんて、そんなの嫌だわ」
「ロザリア様、私は私の意志でここにいるのです」
その言葉が嬉しくて、ロザリアは頬を染めてはにかんだ。
「えぇ。分かっているわ。ほとんどの侍女が行儀習いを終える3・4年で退職してしまう中、ミシャは私の傍にずっといてくれている。すごく嬉しいし心強い。でもミシャは、旦那さんが大好きだもの。旦那様とにぎやかな家庭を作ることに長いこと憧れていたって、私知っているもの」
「っ…家族もロザリア様も、同じくらい…大切です…」
「えぇ。ずっとずっと悩んでいのよね。私を取るか家族を取るか。たくさん考えてくれた」
できるならば年老いるまで側に居てほしいと思うし、ロザリアが望めばそれも簡単に叶うのだろう。
でも好きな人に会えない寂しさに、時々こっそり涙を流しているのをロザリアは知っている。
「だから。あのね、我儘だけどあと1年いいかしら。1年間、私の傍にいてくれないかしら。結婚式を終えるまでは、ミシャに私の侍女で居てもらいたいの」
「ロザリア様、もちろんです」
「でもそれまでよ。ミシャには幸せになってほしい。ミシャには大好きな旦那様の傍にいてあげてほしい」
「っ……」
ミシャは驚いた顔をして、しばらく黙ったままロザリアを見つめていた。
しっかりと目をそらさずに彼女と向かい合っていると、しばらくして彼女は小さく吹き出してしまう。
「ふふっ…。敵いませんね」
「じゃあ…」
「えぇ」
ミシャはこの上なく柔らかく微笑んでから、スカートのすそを摘まんで頭を提げた。
「ロザリア様がセイン王子殿下と結婚されるその日まで誠心誠意お仕えさせて頂きます。そしてそのあとは私自身の幸せのために職務を辞すると、お約束いたします」
ロザリアはミシャに抱きついた。
暖かくて優しい、密かに姉のように思っていた人。
彼女の幸せを願わないわけがない。
「大好きよ。今まで私に仕えてくれた人はたくさんいるけれど、ミシャほど信頼できる侍女はいなかった」
*******************************
「遅くなってごめんなさい」
王宮の正面ホールに付くと、既に旅支度を終え、いつでも出発できる状態のセインとグロウ、アーサーのもとに駆け寄る。
他のニーチェ国側の人間は既に門前に待機しているらしい。
ロイテンフェルト側の見送りは、ジンとエリック国王、それと数人の重臣が顔を並べていた。
「こういうときは見送る側が早めに来て待っているものだが」
「まだ出発の予定時間の前だわ。それに、色々あったのよ」
「色々?」
「セインには関係ないわ」
ミシャと目配せをして、互いにほほ笑み会う。
セインに何もかもを知られているのは悔しいから、これについては教えないつもりだった。
それに女同士の仲に、男の人を立ち入らせるのは禁物なのだ。
ロザリアとミシャの間にある空気を怪訝そうに見つつ、セインはどうしてか腰のポケットを探っていた。
「ロザリア、手を出せ」
「何?」
「いいから」
苛立ったようにせかされて、ロザリアが両手を上向けて差し出す。
「……?」
セインがその上に自分の手を持ってくる。
彼はポケットから取り出したらしい何かを握りしめていた。
ロザリアの手のひらの上に、ゆっくりとそれが落とされた。
「…これ」
セインがロザリアに渡したものは、銀細工で出来た髪飾りだった。
2本の交差したリフェルトの花を模した精巧な銀細工に、ロザリアの瞳と同じ色のアメジストと、セインの瞳と同じ色の黄水晶が一粒ずつ埋め込まれていた。
手のひらの中の花をただ呆然と口を半開きにしたまま見つめる。
「生花はもう枯れてしまったからな。代わりにもっておけ」
セインはがそっけなく言った。
ロザリアは顔をあげて、驚きで瞬きを繰り返しながら彼の顔を見つめる。
(----リフェルトの花は、生涯破られることのない誓いの証)
ロイテンフェルトの人間なら誰だって知っている。
正式な場の契約にも使われる重要な意味合いを、セインだってもちろん分かっているはずだ。
それをこの間の婚約披露の儀式の花の変わりだと言う。
つまりこの銀細工のリフェルトに込められた誓いは、セインとロザリアの将来の約束。
「あ、りがとう…」
絞り出したお礼の声は何故かものすごく小さなものになった。
その的を得ない様子に、きっといつもみたいな文句が飛んでくるのだと思った。
けれどじわじわと赤く染まっていくロザリアの頬を見たセインには、何故か満足そうに微笑まれてしまう。
「ほら、付けてやる」
婚約の儀の時と同じように、セインがリフェルトの花の髪飾りを付けてくれた。
髪に触れる指が、普段より近づいた距離が、無性に恥ずかしい。
周囲にいる人々が見て見ぬふりをしてくれているのに気が付いて、余計にいたたまれなくなってしまった。
気をきかすつもりなら、視線を逸らすので無くて何処かへ行ってほしい。
(…あぁもうっ……。いいわよ、認めるわよ…)
ずっとずっと、絶対にそうじゃないとわめき続けて、なるべく考えないようにと思ってきた。
だってそう思わないと、嘘な苦手なロザリアは簡単に顔に出てしまうから。
でももうどうやったって誤魔化しが効かないほどに、すでに溺れてしまっているのだ。
付けてもらった髪飾りに指先で軽く揺れながら、ロザリアはセインを見上げた。
「……次に」
「ん?」
心臓の鼓動が速くて、なんだか喉が渇く。
「次に会ったときに、言う事があるわ」
ロザリアだって年頃の女の子なのだ。
出来ることならセインに言って貰いたかった。
でもどうせ、この男は意地悪で嘘つきで、ロザリアに本当のことなんて言ってくれない。
彼が素直になるのなんて、きっと天地がひっくり返ったときだ。
「………わかった。待ってる」
何もかもを承知した風にセインが優しくしく笑う。
(これって私が負けたみたいじゃない)
なんだかしてやられた感が悔しい。
「絶対にあっと言わせる決め台詞考えてやるんだから!見ていなさいっ!」
意地になったロザリアは、髪飾りに触れていない方の手の人差し指をセインの鼻先にびしりと突き付けた。
----2人に甘い空気が流れる日は、はたしてくるのだろうか。
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