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第56話お家デート5
「んふふー……」
「どうしたんだ?」
「いや、幸せだなーと、思わずにやけてしまっただけ。 少し前まではまさかこの喪女の私に彼氏が、それも水樹と付き合うようになれるなんて思っても見なかったから、思考が追いつけていないってのも大きいかも知れないわね。 未だに夢じゃないかって思うもの」
そう言いながら私は水樹の手を握りもたれかかる。
「でもこうして水樹に触れて、体温を感ていると現実なんだなーと」
「俺は、ずっとこうなる事を夢見ていたんだけどな。 そして、今幸せだと言うのは同感だ」
そして水樹はそう言うとぎゅっと抱きつく力を少し強め、そして堪能したのか抱き締めている腕を片方だけ解いて頭を優しく撫でてくるので私はそのまま撫で受けする。
ああ、幸せ過ぎて怖い。
「でも、水樹がそうやって想い続けてくれたから今の私達があるんだって思うと、それはそれで嬉しいわね」
「そりゃ俺は美奈子一筋だからな」
「これからも?」
「ああ、これからも、死ぬまで思い続けるよ」
「んふっ……」
思わずニヤけてしまう表情を我慢出来ず、変な声が出てしまった。
「どうしたんだ?」
「み、見ないでっ。 ニヤけてしまうのを我慢出来ないのっ。 今めちゃくちゃニヤけてしまってるからっ!」
そして、そんな私の表情を水樹が覗き込んで来るので必死に見られないように抵抗する。
「何で恥ずかしがるんだよ。 ここには今俺たちしかしないんだから別に恥ずかしがる事もないだろう?」
「そっ、それとコレとは話が違うというか、水樹だから見られたくないというか……あっ!?」
「今更あんな家族のやり取りを見られて恥ずかしいもクソも無いだろ。 隙ありっ…………」
油断した。
その一瞬の隙を突かれて水樹に私の今の顔を見られてしまったではないか。
そして私の顔を見た水樹は言葉に詰まってしまっている。
ほら見た事か。
恥ずかし死ねるっ!
もういっそ殺してくれっ!
「な、何か言ったらどうなのよっ!?」
「いや、その、今の水樹の蕩けきった顔を見てだな、ちょっとムラムラしてしまった……正直エロい」
「………………なっ!? ばっ!! ………うぅっ、な、なんかごめん」
そして勢いのまま水樹に何とか言ってと問うのだが、攻めていたであろう私の方が逆にこっ酷くやられる結果になってしまったではないか。
でも、こんな私でも水樹はそういう対象に見れるんだって思、異性として求められているんだって思うと、これはこれで悪くない気がする。
「ねぇ、き、キスしても良い?わたs──」
「──はいはいはいっ!! 美奈子のママですぅーっ! お茶とお菓子よぉーっ!! ってあれ? お邪魔だったかしら? おほほほほほほっ」
「……………………」
「あら? あらあら! 痛いっ! 痛い痛い痛いっ!!」
そして私は、余りにもタイミングが良過ぎる登場をした実の母親を蹴飛ばし外に追いやると、ついでに外でコップを使って盗み聞きていた妹と父親も蹴飛ばし、下へと追いやるのであった。
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「どうしたんだ?」
「いや、幸せだなーと、思わずにやけてしまっただけ。 少し前まではまさかこの喪女の私に彼氏が、それも水樹と付き合うようになれるなんて思っても見なかったから、思考が追いつけていないってのも大きいかも知れないわね。 未だに夢じゃないかって思うもの」
そう言いながら私は水樹の手を握りもたれかかる。
「でもこうして水樹に触れて、体温を感ていると現実なんだなーと」
「俺は、ずっとこうなる事を夢見ていたんだけどな。 そして、今幸せだと言うのは同感だ」
そして水樹はそう言うとぎゅっと抱きつく力を少し強め、そして堪能したのか抱き締めている腕を片方だけ解いて頭を優しく撫でてくるので私はそのまま撫で受けする。
ああ、幸せ過ぎて怖い。
「でも、水樹がそうやって想い続けてくれたから今の私達があるんだって思うと、それはそれで嬉しいわね」
「そりゃ俺は美奈子一筋だからな」
「これからも?」
「ああ、これからも、死ぬまで思い続けるよ」
「んふっ……」
思わずニヤけてしまう表情を我慢出来ず、変な声が出てしまった。
「どうしたんだ?」
「み、見ないでっ。 ニヤけてしまうのを我慢出来ないのっ。 今めちゃくちゃニヤけてしまってるからっ!」
そして、そんな私の表情を水樹が覗き込んで来るので必死に見られないように抵抗する。
「何で恥ずかしがるんだよ。 ここには今俺たちしかしないんだから別に恥ずかしがる事もないだろう?」
「そっ、それとコレとは話が違うというか、水樹だから見られたくないというか……あっ!?」
「今更あんな家族のやり取りを見られて恥ずかしいもクソも無いだろ。 隙ありっ…………」
油断した。
その一瞬の隙を突かれて水樹に私の今の顔を見られてしまったではないか。
そして私の顔を見た水樹は言葉に詰まってしまっている。
ほら見た事か。
恥ずかし死ねるっ!
もういっそ殺してくれっ!
「な、何か言ったらどうなのよっ!?」
「いや、その、今の水樹の蕩けきった顔を見てだな、ちょっとムラムラしてしまった……正直エロい」
「………………なっ!? ばっ!! ………うぅっ、な、なんかごめん」
そして勢いのまま水樹に何とか言ってと問うのだが、攻めていたであろう私の方が逆にこっ酷くやられる結果になってしまったではないか。
でも、こんな私でも水樹はそういう対象に見れるんだって思、異性として求められているんだって思うと、これはこれで悪くない気がする。
「ねぇ、き、キスしても良い?わたs──」
「──はいはいはいっ!! 美奈子のママですぅーっ! お茶とお菓子よぉーっ!! ってあれ? お邪魔だったかしら? おほほほほほほっ」
「……………………」
「あら? あらあら! 痛いっ! 痛い痛い痛いっ!!」
そして私は、余りにもタイミングが良過ぎる登場をした実の母親を蹴飛ばし外に追いやると、ついでに外でコップを使って盗み聞きていた妹と父親も蹴飛ばし、下へと追いやるのであった。
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