報われない旅人たち

Haruka Kanata

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ダグラスの話

02-15:監視

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ダグラスの視点

クロエ「今のところ私の顔したサキュバスは見つかっていないらしい」

確かに自分と同じ顔をしたサキュバスというのは嫌かもしれない

グレッグ「人のいないところに行ったかすでに顔を変えたか・・・」

クロエ「それならそれでいいけど」

クロエの髪は黒い

あの悪魔は銀髪というか白に近かったから

イメージ的に見てもわからないかもしれない

遺跡の調査はオリバーとクロードで手が足りるので双子のユニットは他の街に移るらしい

グレッグ「ダグラスはどうする?一緒に中央に戻るか?」

ダグラス「いや、魔女にいくつか頼まれた仕事があって」

グレッグ「悪魔を引き取った?監視役か・・・」

ダグラス「それもそうだし、ほかにも・・・」

グレッグ「そうか・・・それじゃあ、また、魔女と悪魔によろしく」

ダグラス「あぁ、またどこかで」

昼の汽車で中央に戻るらしい

悪魔を引き取った魔女の所に行く

頼まれていた服と日用品を届ける

そういえば名前を聞いていなかった

ノーラ「あれ?名乗ってなかったかしら?」

たぶんオリバーとクロードに名乗ってはいたのだろう

改めて自己紹介的な挨拶をした

あの悪魔にはルイスと名前をつけたらしい

最初に見た時とはイメージが違う

たぶん・・・「何か」を与えたのかもしれない

顔はやっぱりシェリルに似ている気がする、彼女を男性にするとこうなるのだろうか

向こう側にいた時の記憶も少しはあるらしいが話してはくれないらしい

ルイスの原型がコアになる石だとして

この体の脳とか人間としての機能を使えていることになる

無害ならいいけど・・・処分する必要がある場合、あのコアを破壊できるだろうか?

魔導兵器でも破壊できない・・・自分の魔力が足りないだけかもしれない

用意した服を着せる・・・サイズが合わない

ノーラの身長が150cmくらいだろうか、かれは165cmくらいにはなっている

遺跡を出る時はノーラの横に並んで同じくらいだったと思ったが・・・

気のせいだったか・・・やっぱり何か与えたのだろうか?

ノーラ「あらら、サイズが合わないみたいね、よく食べるからね・・・この子」

ダグラス「すいません、間違えたみたいですね」

何を食わせたのだろうか?・・・食わせた?

ノーラ「次は少し大きめのを買ってきてもらおうかな」

ダグラス「そうします」

・・・さらに大きくなるとして170cmくらいでかえばいいだろうか?

言葉は元からできるらしい向こう側でも言語は同じだったらしい

ダグラス「それでは、今日はこれで」

ノーラ「あら、もお?」

ダグラス「ほかの魔女のところへ」

ノーラ「・・・へぇ・・・誰かしら?」

アリシア「ネルという人なんですが・・・」

ノーラ「・・・あぁ、あの子ね・・・気を付けてね」

アリシア「はぁ」

まぁ、魔女はどいつもこいつも怪しいのしかいないの理解している

ダグラス「では」

魔女の家を出る

母親ごっこだろうか?それとも・・・

彼女の時間は普通の人に比べてどれくらい長いのだろう?
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