報われない旅人たち

Haruka Kanata

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ダグラスの話

02-21:幻影

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窓のそとから会話の声と喘ぎ声が聞こえる

宿が満室だったから・・・することもないか

3人は・・・自分がいないときはどんな会話をしているのだろう?

なんとなく気になった

ネルがシャワーから出てくる

タンクトップにショーツのカッコウでメガネをしていない

ネル「シャワー浴びてきたら?」

雰囲気が違う

することもないから応じてみる

---

アリシア「あの魔女って何が専門か聞いた?」

アンジェラ「さぁ」

シェリル「たぶん幻影とか幻覚とか迷惑なやつかな・・・」

アリシア「そういえばあなたも魔女なの?」

シェリル「どうかな・・・なり損ないみたいな・・・」

アリシア「・・・?そう・・・なの」

窓のそとから喘ぎ声が聞こえる

アンジェラ「ダグラス達かな?」

シェリル「違うきがする」

---

シャワーから戻るとネルは下着姿のままベッドに座っていた

泊まる予定はなかったから寝巻は準備していないだろう

宿に寝巻のサービスはない

なんとなく不思議な香りがしている気がした・・・ネルの匂いだろうか

ネル「来て」

彼女の横に座る

着やせするのか思っていたよりも肉付きがいい

彼女が手を取って自分の胸に充てる

ネル「すこし相手をして欲しいな」

彼女の手が股間に伸びる

ネル「あ、もう大きくなってる」

ベッドに押し倒される

意識が遠くなる

一瞬目の前が暗くなったような気がした

彼女が体を重ねて上になる・・・

・・・だれだ?

ネルじゃない・・・

・・・シャロンがいる

ゆっくり顔が近づいてきて唇を重ねる

おかしい・・・なんで彼女がここにいる?

彼女の手が股間をなでて下着をおろして露出させる

自分の下着も脱いでまたがる

割れ目にあてがってゆっくり腰を下ろす

体重をかけるように根本まで飲み込んでいく

また意識が遠くなる気がした

---

目が覚めた

横にネルが寝ている

やっぱり夢をみたらしい

・・・夢・・・だよな・・・

まだ外はくらい

ネルはタンクトップにショーツ

自分は裸で寝ていたらしい・・・

そのまま目を閉じた

---

朝、目が覚める

ネル「おはよう」

ダグラス「おはよう・・・昨日は・・・」

ネル「疲れてたのね・・・あなた急に寝ちゃって・・・」

ダグラス「ごめんなさい」

ネル「あやまらなくていいの・・・そういえば」

ダグラス「はぁ」

ネル「誰かの夢を見た」

ダグラス「・・・あぁ、まぁ」

ネル「お連れの子」

ダグラス「いえ・・・あなたの知らない・・・」

ネル「そう」

ダグラス「なにか寝言でもいってました?」

ネル「ん?・・・おしえてあげない」

ダグラス「・・・」

ネル「気にしないで」

ダグラス「はぁ」

ネル「コーヒーでいい?」

ダグラス「あぁ・・・はい」

あの夢は何だったのだろう・・・たぶん夢だよな・・・

サキュバスに襲われるとこんな感じだろうか?

そういえば魔法陣から出てきたのはサキュバスと言っていたような・・・

ネルの背中を見ながら

彼女は魔女・・・だよな・・・

そういえばシャロンは今頃どこで何をしているだろうか・・・

ふ と、そんなことを考えていた。
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