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蛇
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「崖上、道。ある」
でもカークに登れはしないな。
「はい」
川沿いを川下に向かって進む。
河原が無い部分では木の間を分け入って進む。
いつの間にか崖から離れてしまったな。
「はい」
草スライムと行った畑の方が近かったんじゃないか?
「え?」
何をそんなに驚いているんだ?
……何やらカークがセキ達の擦り寄られている。
「共有、カーク、崖、登れない、残念」
そう言えば畑は崖の向こうだったな。
スライムの皆に移動を任せていたから苦労だと思っていなかった。
じゃあカークは何が得意なんだ?
「ん~、静かにする? あと、かくれんぼ」
かくれんぼ?
「見えない仲間、見つける、得意!」
なるほど、狩りとかも得意そうだな。
「ふいうち、なら」
ふむふむ。
カークの食料になりそうなものは見つけられそうか?
「森の中、皆、かくれんぼ得意、注意」
そうだな。スコラもスライムに襲い掛かったしな。
「え?」
今いるスコラ達も結構狂暴だったぞ。
他に出会ったのは黒い鳥だな。
「ふしぎ」
……カバンの隙間から羽根が突き出した。
ケイかセンだな。器用だな。
でもこの羽根を持っていた鳥に突かれたんだ。
「人間、スライム、食べない、ね」
じゃあ草スライムは何で襲われたんだ?
「草スライム、野菜、食べる」
そうだな。
「人間の、食べる、たくさん」
ん?
「あと、薬、なる」
お?
人間にとっては薬になる害獣なわけか。
それは襲いかかるな。
ちなみに草スライムは崖下に置いて来た。
川と畑の往復があのスライムの生活圏のようだったからな。
カークが川から離れ始める。
そしたらすぐに土がむき出しの道に出た。端の方には石はゴロゴロしていたが。
あとは人里に向かうだけかと思っていたら、カークが止まってしまった。
どうした?
「罠、ある」
罠?こんな道の真ん中にか?
「動くの見る? それか、つぶす?」
どっちも出来るのか?
「はい」
安全なのはどっちだ?
「つぶす、ほう」
じゃあつぶしてくれ。
「はい」
答えるが早いかカークは道を逸れる。
草のある所を歩いているのに、木の間の下草を分けて歩いている時と違って足音がしない。
「これ、ステルス」
ほほ~足音を出さない歩き方なのか。小声なのは静かにした方が良いのか?
……今度は頷きだけで答えると、道の境の様にゴロゴロしている大き目の石の上に登って道を見下ろす。
何かあるんだろうけど、自分にはさっぱりだ。
……そこから何かを目掛けて飛び降りる。
上から見たので何に向かって降りたのかわからないな。
なんて思ったが、カークの足を見て驚いた!セキ達が飛び上がる!
なんか、なんか巻き付いてないか?
「ストーヘル、スネーク」
……カークが大石の方に向いて足の下から引っ張り出したのは頭の上の部分が石の様にゴツゴツしている蛇だった。
まだ、ジタバタしている。
いつの間にかセキ達がいなくなっていた。
と、思ったらカークが蛇を振り回し、何かを叩き落とした!
「距離、あって、良かった」
足元に落ちていたのは持っているのより小さい蛇。
「ここ、蛇、多い、かな」
こんなのに噛みつかれたら危ないな。
「これ、毒、少し、食べれる」
食べられるのか!!
でもカークに登れはしないな。
「はい」
川沿いを川下に向かって進む。
河原が無い部分では木の間を分け入って進む。
いつの間にか崖から離れてしまったな。
「はい」
草スライムと行った畑の方が近かったんじゃないか?
「え?」
何をそんなに驚いているんだ?
……何やらカークがセキ達の擦り寄られている。
「共有、カーク、崖、登れない、残念」
そう言えば畑は崖の向こうだったな。
スライムの皆に移動を任せていたから苦労だと思っていなかった。
じゃあカークは何が得意なんだ?
「ん~、静かにする? あと、かくれんぼ」
かくれんぼ?
「見えない仲間、見つける、得意!」
なるほど、狩りとかも得意そうだな。
「ふいうち、なら」
ふむふむ。
カークの食料になりそうなものは見つけられそうか?
「森の中、皆、かくれんぼ得意、注意」
そうだな。スコラもスライムに襲い掛かったしな。
「え?」
今いるスコラ達も結構狂暴だったぞ。
他に出会ったのは黒い鳥だな。
「ふしぎ」
……カバンの隙間から羽根が突き出した。
ケイかセンだな。器用だな。
でもこの羽根を持っていた鳥に突かれたんだ。
「人間、スライム、食べない、ね」
じゃあ草スライムは何で襲われたんだ?
「草スライム、野菜、食べる」
そうだな。
「人間の、食べる、たくさん」
ん?
「あと、薬、なる」
お?
人間にとっては薬になる害獣なわけか。
それは襲いかかるな。
ちなみに草スライムは崖下に置いて来た。
川と畑の往復があのスライムの生活圏のようだったからな。
カークが川から離れ始める。
そしたらすぐに土がむき出しの道に出た。端の方には石はゴロゴロしていたが。
あとは人里に向かうだけかと思っていたら、カークが止まってしまった。
どうした?
「罠、ある」
罠?こんな道の真ん中にか?
「動くの見る? それか、つぶす?」
どっちも出来るのか?
「はい」
安全なのはどっちだ?
「つぶす、ほう」
じゃあつぶしてくれ。
「はい」
答えるが早いかカークは道を逸れる。
草のある所を歩いているのに、木の間の下草を分けて歩いている時と違って足音がしない。
「これ、ステルス」
ほほ~足音を出さない歩き方なのか。小声なのは静かにした方が良いのか?
……今度は頷きだけで答えると、道の境の様にゴロゴロしている大き目の石の上に登って道を見下ろす。
何かあるんだろうけど、自分にはさっぱりだ。
……そこから何かを目掛けて飛び降りる。
上から見たので何に向かって降りたのかわからないな。
なんて思ったが、カークの足を見て驚いた!セキ達が飛び上がる!
なんか、なんか巻き付いてないか?
「ストーヘル、スネーク」
……カークが大石の方に向いて足の下から引っ張り出したのは頭の上の部分が石の様にゴツゴツしている蛇だった。
まだ、ジタバタしている。
いつの間にかセキ達がいなくなっていた。
と、思ったらカークが蛇を振り回し、何かを叩き落とした!
「距離、あって、良かった」
足元に落ちていたのは持っているのより小さい蛇。
「ここ、蛇、多い、かな」
こんなのに噛みつかれたら危ないな。
「これ、毒、少し、食べれる」
食べられるのか!!
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