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世界の破滅編
閑話 変わる世界
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~魔族サイド~
「何よ…………これは…………?」
ヘレスディアは思わず言葉を失った。
人類への侵攻作戦の内容がまとまった為、例の古城から魔王城へと転移し、魔王様に承諾を頂こうとしたら-------------
魔王城へと転移した瞬間、あまりにもおぞましい光景が飛び込んで来た。
死の海、と表現すればいいのか-------------
視界入るの至る所に仲間である魔族達の死体が転がっていた。
周りを見渡してみても、それは変わらず、まさかと思い、魔王様がおられる玉座の間に向かった。
何故か、玉座の間の扉は開かれており、入るなり、見覚えのある魔族の首が転がっている事に気付く。
「そんな…………」
今、ヘレスディアの目の前には、敬愛する魔王様とディーマンの生体反応が消失した町へと向かわせた配下の首が転がっている。
何故、あの町に向かわせた部下の首がここに転がっているのかは謎だが…………。
それよりも、魔王様が討たれた?
一体、誰に?
ガシャっ…………!
「っ!!!」
咄嗟に横へと跳ぶと、先程まで自分が佇んでいた足元が斬り裂かれた。
「何者だ!?」
ヘレスディアはすぐ様、戦闘態勢へと移行し、武器を構えると-------------
斬り掛かって来たと思われるものが、ゆっくりと顔を上げ、ヘレスディアの方へと視線を移す。
「これは…………鋼のゴーレム、か…………?」
自身に斬り掛かって来たであろう存在を目にして、驚きを隠せないヘレスディア。
何故なら、そのゴーレムの身体が明らかに鋼のような鋼鉄の身体を持っていたからだ。
基本、この世界でのゴーレムとは、土や樹木などの自然に関する素材で練られて、製造される。
だが、鋼などの貴金属などは鉱物として分類され、自然のものではない為、ゴーレムの製造には不向きなのだ。
はっきり言って、不可能だと、断言しても良い…………。
それ故、鉄などで製造されたゴーレムなどは人族側でも、魔族側でも製造し得た者は歴史上、ただの一人もいないとされていた。
しかし、近年、その常識が覆される出来事が魔族側の陣地で起きた。
なんと、地中深くから、古代の文明と思しき、遺跡が発掘されたのだ。
すぐに魔族側は、その遺跡に研究員を派遣すると、現在では考えられない程の技術文明が魔族が住う領地にあった事が判明した。
しかも、古代時代、日常的に製造不可能とされていた、鋼鉄の身を持つ防衛用のゴーレムが数多く製造され、人々を外敵から守り続けていたそうだ。
最近では、更に、進展があったと部下から報告を受けてはいたが…………。
まさか、これはその一体-------------
「っ!? っっ!!!!!」
一瞬で、そのゴーレムが視界から消えた瞬間、目の前に現れ、その手に持つ斧を振り下ろして行く。
咄嗟に剣で受け取ったが、そのあまりにも強烈な破壊力を前にして、手にした剣は砕け散り、我が身を斬り裂かれる。
な、何っ!?
この私が斬られ------------
『ギっ…………!!』
聞いた事もない奇妙な音を立てて、そのゴーレムは、その手に持つ斧を横へと振り払い、ヘレスディアの身体を真っ二つにしようとする。
あっ…………。
これは、無理だ。
死を悟ったヘレスディアは静かに目を閉じ、その時を待った。
「……………………」
数秒の時が経ち、いつまでも来ない死に違和感を覚えて目を開くと、そこには、これまた見覚えのある黒き鱗の肌をしま初老の男の姿が…………。
「し、神龍…………さ…………ま…………?」
「今は話すでない…………」
悲しげに見つめる、その初老の男は視線をとある方へと移した。
よくよく見れば、先程の仰々しい室内から、いつの間にか、外へと出ていた。
初老の男の見る先に、視線を移すと、崖下にそびえ立つ我らの魔王城がある。
それを見て、全てを察したヘレスディア。
恐らく、自分が殺される一瞬の隙を付いて、この男が自分自身と共に魔王城の外へと転移したのだろう、と-------------
「お主の部下からの連絡がないと思い来てみれば…………こんな事になっていらとはのぅ…………」
腕に抱かれながら、考え深げに呟く男の姿を見て、何処か焦りのようなものを感じたヘレスディア。
「これは、もう戦争などしている場合ではないな…………。
すぐに対策に乗り出さなくては…………」
そう言って、初老の男はヘレスディアと共に転移した。
その直後、魔王城は爆発を起こして、炎上し、崩れ落ちて行く。
この日を境に、世界は変わっていった。
魔王が討ち死に、謎のゴーレムに多くの町や国が焼かれ、ラピスラズリの予言は現実を帯びて行く。
まるで、この世界が死を願っているかのように…………。
世界の死の連鎖を誰もが止められない。
たった一人の例外を除いては-------------
「何よ…………これは…………?」
ヘレスディアは思わず言葉を失った。
人類への侵攻作戦の内容がまとまった為、例の古城から魔王城へと転移し、魔王様に承諾を頂こうとしたら-------------
魔王城へと転移した瞬間、あまりにもおぞましい光景が飛び込んで来た。
死の海、と表現すればいいのか-------------
視界入るの至る所に仲間である魔族達の死体が転がっていた。
周りを見渡してみても、それは変わらず、まさかと思い、魔王様がおられる玉座の間に向かった。
何故か、玉座の間の扉は開かれており、入るなり、見覚えのある魔族の首が転がっている事に気付く。
「そんな…………」
今、ヘレスディアの目の前には、敬愛する魔王様とディーマンの生体反応が消失した町へと向かわせた配下の首が転がっている。
何故、あの町に向かわせた部下の首がここに転がっているのかは謎だが…………。
それよりも、魔王様が討たれた?
一体、誰に?
ガシャっ…………!
「っ!!!」
咄嗟に横へと跳ぶと、先程まで自分が佇んでいた足元が斬り裂かれた。
「何者だ!?」
ヘレスディアはすぐ様、戦闘態勢へと移行し、武器を構えると-------------
斬り掛かって来たと思われるものが、ゆっくりと顔を上げ、ヘレスディアの方へと視線を移す。
「これは…………鋼のゴーレム、か…………?」
自身に斬り掛かって来たであろう存在を目にして、驚きを隠せないヘレスディア。
何故なら、そのゴーレムの身体が明らかに鋼のような鋼鉄の身体を持っていたからだ。
基本、この世界でのゴーレムとは、土や樹木などの自然に関する素材で練られて、製造される。
だが、鋼などの貴金属などは鉱物として分類され、自然のものではない為、ゴーレムの製造には不向きなのだ。
はっきり言って、不可能だと、断言しても良い…………。
それ故、鉄などで製造されたゴーレムなどは人族側でも、魔族側でも製造し得た者は歴史上、ただの一人もいないとされていた。
しかし、近年、その常識が覆される出来事が魔族側の陣地で起きた。
なんと、地中深くから、古代の文明と思しき、遺跡が発掘されたのだ。
すぐに魔族側は、その遺跡に研究員を派遣すると、現在では考えられない程の技術文明が魔族が住う領地にあった事が判明した。
しかも、古代時代、日常的に製造不可能とされていた、鋼鉄の身を持つ防衛用のゴーレムが数多く製造され、人々を外敵から守り続けていたそうだ。
最近では、更に、進展があったと部下から報告を受けてはいたが…………。
まさか、これはその一体-------------
「っ!? っっ!!!!!」
一瞬で、そのゴーレムが視界から消えた瞬間、目の前に現れ、その手に持つ斧を振り下ろして行く。
咄嗟に剣で受け取ったが、そのあまりにも強烈な破壊力を前にして、手にした剣は砕け散り、我が身を斬り裂かれる。
な、何っ!?
この私が斬られ------------
『ギっ…………!!』
聞いた事もない奇妙な音を立てて、そのゴーレムは、その手に持つ斧を横へと振り払い、ヘレスディアの身体を真っ二つにしようとする。
あっ…………。
これは、無理だ。
死を悟ったヘレスディアは静かに目を閉じ、その時を待った。
「……………………」
数秒の時が経ち、いつまでも来ない死に違和感を覚えて目を開くと、そこには、これまた見覚えのある黒き鱗の肌をしま初老の男の姿が…………。
「し、神龍…………さ…………ま…………?」
「今は話すでない…………」
悲しげに見つめる、その初老の男は視線をとある方へと移した。
よくよく見れば、先程の仰々しい室内から、いつの間にか、外へと出ていた。
初老の男の見る先に、視線を移すと、崖下にそびえ立つ我らの魔王城がある。
それを見て、全てを察したヘレスディア。
恐らく、自分が殺される一瞬の隙を付いて、この男が自分自身と共に魔王城の外へと転移したのだろう、と-------------
「お主の部下からの連絡がないと思い来てみれば…………こんな事になっていらとはのぅ…………」
腕に抱かれながら、考え深げに呟く男の姿を見て、何処か焦りのようなものを感じたヘレスディア。
「これは、もう戦争などしている場合ではないな…………。
すぐに対策に乗り出さなくては…………」
そう言って、初老の男はヘレスディアと共に転移した。
その直後、魔王城は爆発を起こして、炎上し、崩れ落ちて行く。
この日を境に、世界は変わっていった。
魔王が討ち死に、謎のゴーレムに多くの町や国が焼かれ、ラピスラズリの予言は現実を帯びて行く。
まるで、この世界が死を願っているかのように…………。
世界の死の連鎖を誰もが止められない。
たった一人の例外を除いては-------------
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