【下地版】ハズレ勇者の鬼畜スキル 〜ハズレだからと問答無用で追い出されたが、実は規格外の歴代最強勇者だった?〜

水先 冬菜

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自己進化プログラム

やっと一息…………

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 ちまたで、空の悪魔と呼ばれる奴の後片付けを済ませた俺は、移動要塞の居住区にて、分け与えられた部屋を訪れるなり-------------倒れるように、ふかふかのベットへとダイブした。

「疲れた…………」

 力なくそう呟く俺。

 思えば、この世界に召喚されてから、慌ただしい毎日を送り、周りを警戒しながら過ごした来た。

 まだ、あの駄メイドこと、アルダートは信用にかけてはいるが…………。

 こうして、安心して眠れるのはいつぶりの事なのだろう。

 シスターズの話では、またあの名だけ勇者の召喚法とかを阻害する結界をこの要塞全てに展開し終えたので、もう召喚される事はないそうだ。

 良くやった!!

 グッジョブ!!

 最後は自棄に呆気なかったが--------------最大の懸念だった奴らも、掃除をし終えた事だし、ゆっくりと寝かせて貰おう。

 もう何がなんでも寝かせて貰うぞ!!

 絶対の絶対だ!!!

 こうして、俺はそのまま意識を手放していき-------------

「失礼します」

 頭部に強い衝撃を受けて、意識が覚醒した。

「何すんだ!?

 このポンコツ駄メイド!!!」

 殴られた頭を押さえながら、殴った張本人に文句を言う。

「失礼しますと申し上げました。

 ですので、問題は一切ございませんよね?」

 涼しい顔して、そんな事を言い放つアルダート。

「殴った時点で、問題大ありだ!!

 何すんだよ!?

 馬鹿になったら、どう責任を取るつもりだ!?」

「そんな事より、至急、主にご報告したい事がございます。

 報告しても、よろしいですか?」

「いやいや、よろしくねぇよ!!

 お前が来た時点で、絶対、面倒事だろうが…………!?

 少しは俺に休みをくれっ!!!」

「体力がありあまっているようですので、ご報告させて頂きますね」

「話を聞けよ!!」

「では、先程の戦闘での件なのですが----------」

 うっわ、無視かよ。

 勝手に話を進めやがる。

 もう勝手にしてくれ…………。

 俺は嫌々ながら、アルダートの報告を聞き始める。

 内容は殆ど、この移動要塞に関しての事務的な連絡事項が大半だ。

 そんなの後から報告しろよ、とも思うが…………。

 報告を聞くにつれ、俺の表情は段々と険しいものになっていく。

「それ…………マジか…………?」

「大マジです」

 確認の為に、アルダートに問うと、彼女は真実だと断言した。

 おいおい、マジか!!!

 まさか、この要塞の中に《残りの遺跡に関する手掛かり》があるなんてな…………。

 それを見つければ、今後の調査に役立つんじゃ-------------

「如何致しますか?」

「……………………」

 すぐにでも、その手掛かりを見つけたいのは山々だが…………。

 今は要塞のシステムを復旧している最中-------------

 とりあえず、システムを復旧しつつ、手掛かりになるようなものを発見したら、すぐに報告するように命じておく。

「あぁ、後、あの件も任せたぞ…………?」

「かしこまりました」

 そう言って、アルダートが部屋から出て行く。

 あの駄メイドの所為で、色々と台無しだったが…………。

 これでようやく-------------

「失礼致します」

「うぐっ!!!」

 今度はボディプレスを掛けて来るアルダート。

「言い忘れておりましたが、お手洗いはこの部屋を出て、右の突き当たりにございますので…………」

 そう言って、再び出て行くアルダートを見て-------------俺は思った。

 やっぱりあいつ…………わざとやってね?
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