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闇の息吹
気分は最悪
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「マジ最悪だわ…………」
もう何度目になるのか。
俺は肺にある空気を一気に吐き出した。
つまり、ため息ばかりが出る。
つか、マジ最悪。
屈辱。
憂鬱。
いっちゃん嫌ってる勇者パーティー共に助けられるって、辱め以外の何ものでもないんですけど-------------
んで…………。
俺はチラチラと、視線を背後へとこっそりと向け、また、ため息を吐いた。
何で、まだこいつら付いて来んの?
ほんと、邪魔。
激しく邪魔。
まぁ、さっきの反省を踏まえて、シスターズを数名、連れて来させたので、どうせ、こいつらの出番はねぇけどな…………。
「それで、何処に向かっているの?」
「回答致しますと、先日、マスターが気まぐれで見逃したとある王子の元です」
「その王子とは、どなたなのですか?」
「以前の記憶データによると、リヒト・フレジスタ王子と記録されております」
あの…………何で、シスターズの皆さんはさっきから、剣聖様と聖女様の質疑応答に、律儀に返答しておられるのですかね?
一応、主って俺だよ?
若干、苛立ちながらも、俺は腕のセンサーを確認しながら、森の奥へ奥へと進む。
「……………………」
奥に進むに連れて、気付いたが-------------
虫や鳥などの生き物の声が全くしない。
不気味な程、静かだ。
そんでもって-------------
俺は口を開く事もなく、その場で歩みを止めると、右腕に装着した《シグマ・ブレード》のビームガンを右端の茂みに放った。
すると、ゴトリと胸に風穴を開けて、煙を上げる例のロボットが前のめりに倒れて来た。
「気を抜いてんじゃねぇ…………」
俺は背後を振り返る事なく、冷たく言い放って、歩みを再開した。
二人は一瞬、怯みながらも、気合を入れ直して、俺の背後を再び付いて来る。
さっきみたいな雑魚の気配に気付かず、呑気に話し込んでいるような役立たずはいらないって意味だったんだが……………………ほんと、低脳な奴らだ。
そして、こんな無能な奴らに助けられた俺。
情けない。
ほんと、情けない。
いっそ、舌噛んで死のうかな?
そう真面目に考え始めた時だった。
「た、たす…………け…………て…………」
かなり掠れて、小さかったが-------------聞こえた。
こっちだな!?
俺は声のした方へと走った。
木々を飛び越え、枝を足場にして、物凄い速さで、忍者のように駆け抜ける。
そして、目的の場所であろう地点に差し掛かろうとした時、俺はあるものを目にした。
だから、とりあえず-------------
「蹴っておけば問題なし!!!」
俺は助走力を付けた必殺の某ヒーローのキックをお見舞いし、定番の如く爆散する悪党を退治した。
そんで、一言-------------
「ヒーロー参上…………」
ニコリと、歯をキラめかせて、少年の前に立つ。
決まった。
我ながらカッコいいと思いつつ、醜態半分な俺はゆっくりと背後を振り返り-------------固まった。
「……………………誰…………?」
怯えた眼差しで、俺を見つめる涙の少女。
年はあのリヒト王子よりも、下-------------四~五歳くらいか?
思わず、目が点になる俺。
恐る恐る、センサーを確認してみたが、あの王子に渡した警報端末の反応が、この少女から出ている。
一体、何がどうなってんだ?
もう何度目になるのか。
俺は肺にある空気を一気に吐き出した。
つまり、ため息ばかりが出る。
つか、マジ最悪。
屈辱。
憂鬱。
いっちゃん嫌ってる勇者パーティー共に助けられるって、辱め以外の何ものでもないんですけど-------------
んで…………。
俺はチラチラと、視線を背後へとこっそりと向け、また、ため息を吐いた。
何で、まだこいつら付いて来んの?
ほんと、邪魔。
激しく邪魔。
まぁ、さっきの反省を踏まえて、シスターズを数名、連れて来させたので、どうせ、こいつらの出番はねぇけどな…………。
「それで、何処に向かっているの?」
「回答致しますと、先日、マスターが気まぐれで見逃したとある王子の元です」
「その王子とは、どなたなのですか?」
「以前の記憶データによると、リヒト・フレジスタ王子と記録されております」
あの…………何で、シスターズの皆さんはさっきから、剣聖様と聖女様の質疑応答に、律儀に返答しておられるのですかね?
一応、主って俺だよ?
若干、苛立ちながらも、俺は腕のセンサーを確認しながら、森の奥へ奥へと進む。
「……………………」
奥に進むに連れて、気付いたが-------------
虫や鳥などの生き物の声が全くしない。
不気味な程、静かだ。
そんでもって-------------
俺は口を開く事もなく、その場で歩みを止めると、右腕に装着した《シグマ・ブレード》のビームガンを右端の茂みに放った。
すると、ゴトリと胸に風穴を開けて、煙を上げる例のロボットが前のめりに倒れて来た。
「気を抜いてんじゃねぇ…………」
俺は背後を振り返る事なく、冷たく言い放って、歩みを再開した。
二人は一瞬、怯みながらも、気合を入れ直して、俺の背後を再び付いて来る。
さっきみたいな雑魚の気配に気付かず、呑気に話し込んでいるような役立たずはいらないって意味だったんだが……………………ほんと、低脳な奴らだ。
そして、こんな無能な奴らに助けられた俺。
情けない。
ほんと、情けない。
いっそ、舌噛んで死のうかな?
そう真面目に考え始めた時だった。
「た、たす…………け…………て…………」
かなり掠れて、小さかったが-------------聞こえた。
こっちだな!?
俺は声のした方へと走った。
木々を飛び越え、枝を足場にして、物凄い速さで、忍者のように駆け抜ける。
そして、目的の場所であろう地点に差し掛かろうとした時、俺はあるものを目にした。
だから、とりあえず-------------
「蹴っておけば問題なし!!!」
俺は助走力を付けた必殺の某ヒーローのキックをお見舞いし、定番の如く爆散する悪党を退治した。
そんで、一言-------------
「ヒーロー参上…………」
ニコリと、歯をキラめかせて、少年の前に立つ。
決まった。
我ながらカッコいいと思いつつ、醜態半分な俺はゆっくりと背後を振り返り-------------固まった。
「……………………誰…………?」
怯えた眼差しで、俺を見つめる涙の少女。
年はあのリヒト王子よりも、下-------------四~五歳くらいか?
思わず、目が点になる俺。
恐る恐る、センサーを確認してみたが、あの王子に渡した警報端末の反応が、この少女から出ている。
一体、何がどうなってんだ?
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