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第3章 侵略〜シンリャク〜
VARSAS-4
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「また、姫様の悪い癖が……」
何か天音が頭を抱えているがそんな事はどうでもいい!?
こんな頭のヤバそうな奴が王女な上、俺の婚約者!!??
色んな意味で嫌だ。
「ああっ! あからさまに嫌な顔して、このツンデレさんめぇ~♪♪♪」
「何でそうなるっ!!!」
とろけそうな甘い声で、俺の鼻を右手の人差し指でツンって--------またお約束な事するなっ!!!
というか、話が全く通じてねぇよなっ!!!
「お兄様……。姫様は昔から自分よりも強い方になら殺されても構わない、と断言する程強者主義な方で、将来自分を負かした人と添い遂げると宣言しておりましたので……」
「いや、俺、勝ってすらいないんですが!?」
「姫様から逃げ切っているじゃないですか……。私が記憶している限り、姫様に目をつけられて逃げ切れた人は今のところお兄様だけですよ」
「……そうなの……?」
天音が肯定とばかりに首を大きく縦に振った。
「はい。お兄様に逃げ切られる前は17,258勝0敗だったかと……」
おい、0敗ってどこの漫画の主人公ですか……?
ていうか、王女に土をつけたから婚約って普通に考えても可笑しいだろう!?
国王は何考えてんだっ!?
「お父様なら婚約したいって言ったらすぐに了承してくれたわよ♡」
「この国の国王頭おかしくねぇか!!!?」
「当たり前じゃない♪ 私のお父様だもん♪♪♪」
「だもんじゃねぇだろ!!」
この後、数時間面倒な問答が続いたが、とりあえず、全く話が通じねぇな……。
「それで、世界を救って……何?」
とりあえず、俺は天音にこの明らかに駄目な王女の通訳をして貰う事にした。
天音の話では俺が倒した外敵どもが他の外敵の勢力と合流して、王都周辺の都市や町、村々を襲撃しては焼け野原にしているらしい。
そして、その勢力が王都首都に向けて進軍中との事だ。
一応は迎撃部隊が編成されて討伐に向かったらしいのだが、誰一人として帰って来なかったそうだ。
そこで、国王は至急王女や天音達を総動員して体制を整え、迎え撃つ事を決定したらしいのだが、偵察部隊の情報の中に段違いで戦闘力の高い個体の魔人がいたのを確認したため、困り果てていたという。
そんな時、白雪が捕縛された事が分かり、何が何でも参加させるように仕向ける気満々だったみたいなのだが……。
俺の親父事、国王の側近の水白創我さんが例え脅しても絶対に首を縦に振らないし、無理難題を押し付けると下手をしたら首をかっ切って死ぬ、と苦言を呈したそうだ。
そのおかげで国王は今も絶賛頭を抱え中だとか。
そしたら、今度は王女様が俺と婚約すると宣言して、俺を籠絡して参加を促してこいと国王様が指示してきたそうだ。
マジ混沌としてんな……。
この国は……。
「それで、もちろん参加するのよね♪」
「しねぇよっ!!! あんたは黙ってろ!!」
「お兄様! お言葉をお気をつけください!!」
知るか、んなもん……!
まあ、確かに参加すれば指名手配やら今までの罪状を撤廃してくれるらしいが、どこまで信用できるものか。
『雪の姫巫女』の内容を読んだ事もあってはっきり言って決めかねる。
何せ、俺が使っている白刃魔法や王女様が持ってきた双銃は外敵に有効な武器ではあるが、大きな力とは必ずといって代償が必要なものだ。
それが、あんな代償だなんて……。
いい迷惑だ。
「失礼致します!!!」
ふと、一人の兵士が部屋に乱入してきた。
走って来たからか、肩で息をしている。
相当に急いで来たみたいだ。
そして、兵士の報告を聞いて思わず唖然とする俺……。
その報告とは、外敵の先行部隊が西の砦を僅か数分で消滅させ、進軍中というものだった。
何か天音が頭を抱えているがそんな事はどうでもいい!?
こんな頭のヤバそうな奴が王女な上、俺の婚約者!!??
色んな意味で嫌だ。
「ああっ! あからさまに嫌な顔して、このツンデレさんめぇ~♪♪♪」
「何でそうなるっ!!!」
とろけそうな甘い声で、俺の鼻を右手の人差し指でツンって--------またお約束な事するなっ!!!
というか、話が全く通じてねぇよなっ!!!
「お兄様……。姫様は昔から自分よりも強い方になら殺されても構わない、と断言する程強者主義な方で、将来自分を負かした人と添い遂げると宣言しておりましたので……」
「いや、俺、勝ってすらいないんですが!?」
「姫様から逃げ切っているじゃないですか……。私が記憶している限り、姫様に目をつけられて逃げ切れた人は今のところお兄様だけですよ」
「……そうなの……?」
天音が肯定とばかりに首を大きく縦に振った。
「はい。お兄様に逃げ切られる前は17,258勝0敗だったかと……」
おい、0敗ってどこの漫画の主人公ですか……?
ていうか、王女に土をつけたから婚約って普通に考えても可笑しいだろう!?
国王は何考えてんだっ!?
「お父様なら婚約したいって言ったらすぐに了承してくれたわよ♡」
「この国の国王頭おかしくねぇか!!!?」
「当たり前じゃない♪ 私のお父様だもん♪♪♪」
「だもんじゃねぇだろ!!」
この後、数時間面倒な問答が続いたが、とりあえず、全く話が通じねぇな……。
「それで、世界を救って……何?」
とりあえず、俺は天音にこの明らかに駄目な王女の通訳をして貰う事にした。
天音の話では俺が倒した外敵どもが他の外敵の勢力と合流して、王都周辺の都市や町、村々を襲撃しては焼け野原にしているらしい。
そして、その勢力が王都首都に向けて進軍中との事だ。
一応は迎撃部隊が編成されて討伐に向かったらしいのだが、誰一人として帰って来なかったそうだ。
そこで、国王は至急王女や天音達を総動員して体制を整え、迎え撃つ事を決定したらしいのだが、偵察部隊の情報の中に段違いで戦闘力の高い個体の魔人がいたのを確認したため、困り果てていたという。
そんな時、白雪が捕縛された事が分かり、何が何でも参加させるように仕向ける気満々だったみたいなのだが……。
俺の親父事、国王の側近の水白創我さんが例え脅しても絶対に首を縦に振らないし、無理難題を押し付けると下手をしたら首をかっ切って死ぬ、と苦言を呈したそうだ。
そのおかげで国王は今も絶賛頭を抱え中だとか。
そしたら、今度は王女様が俺と婚約すると宣言して、俺を籠絡して参加を促してこいと国王様が指示してきたそうだ。
マジ混沌としてんな……。
この国は……。
「それで、もちろん参加するのよね♪」
「しねぇよっ!!! あんたは黙ってろ!!」
「お兄様! お言葉をお気をつけください!!」
知るか、んなもん……!
まあ、確かに参加すれば指名手配やら今までの罪状を撤廃してくれるらしいが、どこまで信用できるものか。
『雪の姫巫女』の内容を読んだ事もあってはっきり言って決めかねる。
何せ、俺が使っている白刃魔法や王女様が持ってきた双銃は外敵に有効な武器ではあるが、大きな力とは必ずといって代償が必要なものだ。
それが、あんな代償だなんて……。
いい迷惑だ。
「失礼致します!!!」
ふと、一人の兵士が部屋に乱入してきた。
走って来たからか、肩で息をしている。
相当に急いで来たみたいだ。
そして、兵士の報告を聞いて思わず唖然とする俺……。
その報告とは、外敵の先行部隊が西の砦を僅か数分で消滅させ、進軍中というものだった。
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