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第二章 魔王は再び蘇る?
限界
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偵察機を通して、目的の場所まで転移した俺はすぐ様、カードデバイス《ヴァルキリー》を展開した。
パワードスーツを身に纏い、少女の姿に変身すると、頭部のバイザーで敵を探知する。
すると、あの悪魔の反応はすぐに見つかった。
見つかったのだが、どうやら、誰かと戦っているらしい。
背部の飛行ユニットを起動して、ブースターを点火。
その地点に向かって--------
「うわぁ~…………」
あからさまに嫌な顔をした。
あの悪魔共が戦っている相手は、あのしつこい勇者パーティーの連中だったからだ。
とはいえ、勇者の連中も、押され気味のようだった。
まあ、あの悪魔相手じゃ、勇者如きでは相手にならないか…………。
《フルバースト!》
とりあえず、助ける事にした。
全武装を展開して、一斉砲撃を放つ。
それに気付いた勇者達は慌てて回避する。
少し出遅れた悪魔共は回避が間に合わず、砲撃の雨に晒され、瀕死の重症だった。
「今よ!!」
勇者の声に合わせて、周りのメンバーが止めの一撃を放つ。
だが、止めを刺された筈なのに、悪魔共は起き上がると、先程まであった傷がみるみる内に完治していった。
「な、何ですの!? これはっ!!」
『ガルルルルルルっ!!!』
「なっ!? しまっ--------」
「くっ…………!!」
思わず、大賢者を庇ったが…………。
やっぱり、悪魔共の攻撃力は洒落にならない。
両腕のバリアフィールド発生装置は許容量に耐え切れず、爆発し、大破してしまう。
「こんのぉ~!!!」
だが、俺もただでは終わらない。
両腕の装備が破壊されたのと同時に胸部の集束砲をお見舞いしてやった。
だが、やっぱり…………。
上半身を消し飛ばしたというのに、みるみる内に再生していく悪魔。
一体でも、厄介だというのに、こいつと合わせて二体もいる。
とりあえず、もう片方にはミサイルの雨をプレゼント。
そして、サブウェポンであるアームドナイフを太ももの装甲から引き抜き、再生途中の悪魔に突き刺した。
アームドナイフが突き刺さった悪魔の再生が急に止まり、それに目掛けてキャノン砲を放ち撃ち抜いた。
ミサイルを受けた方も再生しようとしていたので、同じ方法で撃退する。
一応、バイザーのセンサーで確認してみたが、何とか倒せたようだ。
念のため、足止めとして、用意しておいた方法だったが…………。
どうやら、手足程度なら、この方法でも撃退出来るらしい。
でも、大賢者を庇った時に、肉体的にかなりの無理をし過ぎたようだ。
まだポーションの効果があるとはいえ、肉体的な疲労も相まって、段々と視界がボヤけて来る。
「だ、大丈夫ですの!?」
倒れ込む俺に、大賢者が声を掛けて来たが、それもうまく聞こえない。
何とか、手を動かして、偵察機の転移装置を起動。
工房へと転移した瞬間、肉体的に限界が近かったのか。
俺の意識は完全に途切れたのだった。
パワードスーツを身に纏い、少女の姿に変身すると、頭部のバイザーで敵を探知する。
すると、あの悪魔の反応はすぐに見つかった。
見つかったのだが、どうやら、誰かと戦っているらしい。
背部の飛行ユニットを起動して、ブースターを点火。
その地点に向かって--------
「うわぁ~…………」
あからさまに嫌な顔をした。
あの悪魔共が戦っている相手は、あのしつこい勇者パーティーの連中だったからだ。
とはいえ、勇者の連中も、押され気味のようだった。
まあ、あの悪魔相手じゃ、勇者如きでは相手にならないか…………。
《フルバースト!》
とりあえず、助ける事にした。
全武装を展開して、一斉砲撃を放つ。
それに気付いた勇者達は慌てて回避する。
少し出遅れた悪魔共は回避が間に合わず、砲撃の雨に晒され、瀕死の重症だった。
「今よ!!」
勇者の声に合わせて、周りのメンバーが止めの一撃を放つ。
だが、止めを刺された筈なのに、悪魔共は起き上がると、先程まであった傷がみるみる内に完治していった。
「な、何ですの!? これはっ!!」
『ガルルルルルルっ!!!』
「なっ!? しまっ--------」
「くっ…………!!」
思わず、大賢者を庇ったが…………。
やっぱり、悪魔共の攻撃力は洒落にならない。
両腕のバリアフィールド発生装置は許容量に耐え切れず、爆発し、大破してしまう。
「こんのぉ~!!!」
だが、俺もただでは終わらない。
両腕の装備が破壊されたのと同時に胸部の集束砲をお見舞いしてやった。
だが、やっぱり…………。
上半身を消し飛ばしたというのに、みるみる内に再生していく悪魔。
一体でも、厄介だというのに、こいつと合わせて二体もいる。
とりあえず、もう片方にはミサイルの雨をプレゼント。
そして、サブウェポンであるアームドナイフを太ももの装甲から引き抜き、再生途中の悪魔に突き刺した。
アームドナイフが突き刺さった悪魔の再生が急に止まり、それに目掛けてキャノン砲を放ち撃ち抜いた。
ミサイルを受けた方も再生しようとしていたので、同じ方法で撃退する。
一応、バイザーのセンサーで確認してみたが、何とか倒せたようだ。
念のため、足止めとして、用意しておいた方法だったが…………。
どうやら、手足程度なら、この方法でも撃退出来るらしい。
でも、大賢者を庇った時に、肉体的にかなりの無理をし過ぎたようだ。
まだポーションの効果があるとはいえ、肉体的な疲労も相まって、段々と視界がボヤけて来る。
「だ、大丈夫ですの!?」
倒れ込む俺に、大賢者が声を掛けて来たが、それもうまく聞こえない。
何とか、手を動かして、偵察機の転移装置を起動。
工房へと転移した瞬間、肉体的に限界が近かったのか。
俺の意識は完全に途切れたのだった。
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