幸せを噛みしめて

ゆう

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二学期

冬休み

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 ぶるりと震えた身体は暖を取ろうと熱を求めた。外はまだ薄暗く、冷え込んでいる。

「んっ…」

 下に下がった掛け布団を引っ張ろうとして、伸ばした手が取られた。ぐいっと横から身体が引き寄せられた。 秋人が横から覆い被さるように抱きしめると人肌の熱が伝わってくる。

「暖かい…」

 そう言うと頭の上からふっと笑ったのが分かった。そして上半身を起こした秋人に唇を奪われる。

「んっ…ふぁ…」

 夜あんなに激しく求めあったのに、身体はすぐに火照り出す。舌が絡み合って濃厚なキスに思考がとろりと溶けだした。
 体格差もあって、身体を捻ろうとしてもビクともしない。今回もまた秋人に従順な身体だった。手が下に伸びると秋人の指先がとんとんと雪の蕾をノックして柔らかな中心にくっと力を入れるとぬぷりと侵入を許す。

「あっ、…ん、っ」

「まだ柔らかいな」

 さっきまで繋がっていたのだから簡単に指が入る。更に拡げようと秋人の手がサイドチェストに伸びると、新たにローションボトルを開けて手に取ると蕾にゆっくりと塗りまた指を沈めていく。

「んっ…あぁっ」

 少し前まで秋人を受け入れていた身体はすぐに開かされる。足を横にずらされると起立した熱棒がぐぷりと音を立てて一気に挿入された。

「───ッッ!」

 なんでさっきまで身体を合わせていたのにこんな硬いのか不思議なくらい膨れ上がった秋人の熱は雪の身体の中にぐぐぐっと突き進み、中に入ると内壁がそれに合わせて拡がり吸い付くように包み込む。教え込まれたように反応して、身体の中が蠕動し秋人の熱棒から搾り取るように締め付ける。

「はっ、ぁぅ…」

 直ぐに快楽を感じ取ってしまう身体は秋人が動く度に反応を見せてしまう。ぎゅっとシーツを握りしめてまだイカないように必死で耐える。
 余裕そうに秋人はゆるゆると横から突き上げられるように奥をトントンと刺激する。
 奥を刺激されていると身体がびくびくと痙攣を始め、ゾクゾクと訪れる射精感に堪らず喘ぐ。


「も、秋人ッ…」

「雪、感じやすすぎ」

「あぅぅ…」

 面白がってそうな言い方に、秋人のせいなのにと振り向くとそのまま唇を奪われた。
 舌を絡め取られるように奪われ、そのまま体勢を正常位に戻されると下からの突き上げが激しくなる。

「ふぅッ、…ッぁ…!………ふぁ…っ」

 グチュグチュっと激しく交わる音と雪の甘い喘ぎ声が静かだった部屋にこだます。容赦ない刺激に雪はあっさりと達して仰け反るように身体をくねらせ、お腹を白濁で汚した。
 快楽に溺れる雪を見て、秋人はああ、堪らないなと思う。
 オメガでは無くなった身体だが、全く同じように身体の中が雄を受け入れる為に出来たもののようだ。
 早く孕め。そう願いながら顔に優しくキスを落とし、雪の奥に自分の精を放った。


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