5 / 5
完結 真相は漆黒の宇宙に
しおりを挟む
捜査官ボブは、目の前に座るニカを再び見た。その身に何があったのか。次はニカを取り調べる番である。咳払いをしてボブは尋ねた。
「何があった?」漠然とした問いにニカはどう答えるのか気になった。
「わからないのよ」
「意識がなかったのか?」
「なかったわ」
「地球外生命体と接触した?」
ボブは唐突に訊いた。
「……」
「答えなさい」
「ええ、だけどあの日ではないわ。あれを実験用ボックスに入れて、実験用の何も通さないとされる手袋をして感触を確かめただけよ。」
「それからの身体の異変は?」
「なかったわ」
ボブは、やはりあの地球外生命体の一部がニカの身体の中に侵入した。と考えた。しかし、方法はわからない。そして、次にあの「ホッジスの鞭」についても質問した。
ニカは微笑みながら答えた。
「私とホッジスとは付き合っていたの。これがバレると一緒に宇宙に行けないと思って黙っていたわ。彼は鞭で打たれると興奮するの。それを無重力空間でやってみたいと言っていた彼の夢を叶えただけよ。その鞭なの。彼、すごい興奮していたわ。その夜は激しかったわ。すごかった。だから、もう記憶がないの。性欲に私も溺れてしまって。宇宙でも無重力でも愛の重さは変わらないのよ。覚えておいてね」
ニカはボブの左胸のに目をやって、
「ボブ……捜査官」
と付け加えた。
その夜はボブは悩んだ。深い深い漆黒の宇宙に吸い込まれてしまったように。この出口のない闇の中で必死にもがいている。
シャワーを浴びてサッパリしようと試みた。ボブはシャワー室に向かい全裸になった。
ニカが頭を掠めた。あの美しい身体。ペニスがむくっと勃つ。必死に右手を動かす。数分で果てる。精液はタイルの壁にかかって、垂れていく。シャワーを壁に当て精液を流した。精液は滑るように排水溝へと吸い込まれていった。
真相は快楽の海の底に沈んでいる。果たしてあの夜、ニカはホッジスと淫らなセックスをしただけなのか。或いは、あの地球外生命体と……その場合、トニー・ギブソンの故意の可能性。或いは、ホッジスとトニーとその両方……ハリーの線は? ホッジスは射精後の自分のペニスを見た。先端から精液が垂れている。暫くすると、ペニスはなまこのように厚く柔らかくなっていった。【完】
「何があった?」漠然とした問いにニカはどう答えるのか気になった。
「わからないのよ」
「意識がなかったのか?」
「なかったわ」
「地球外生命体と接触した?」
ボブは唐突に訊いた。
「……」
「答えなさい」
「ええ、だけどあの日ではないわ。あれを実験用ボックスに入れて、実験用の何も通さないとされる手袋をして感触を確かめただけよ。」
「それからの身体の異変は?」
「なかったわ」
ボブは、やはりあの地球外生命体の一部がニカの身体の中に侵入した。と考えた。しかし、方法はわからない。そして、次にあの「ホッジスの鞭」についても質問した。
ニカは微笑みながら答えた。
「私とホッジスとは付き合っていたの。これがバレると一緒に宇宙に行けないと思って黙っていたわ。彼は鞭で打たれると興奮するの。それを無重力空間でやってみたいと言っていた彼の夢を叶えただけよ。その鞭なの。彼、すごい興奮していたわ。その夜は激しかったわ。すごかった。だから、もう記憶がないの。性欲に私も溺れてしまって。宇宙でも無重力でも愛の重さは変わらないのよ。覚えておいてね」
ニカはボブの左胸のに目をやって、
「ボブ……捜査官」
と付け加えた。
その夜はボブは悩んだ。深い深い漆黒の宇宙に吸い込まれてしまったように。この出口のない闇の中で必死にもがいている。
シャワーを浴びてサッパリしようと試みた。ボブはシャワー室に向かい全裸になった。
ニカが頭を掠めた。あの美しい身体。ペニスがむくっと勃つ。必死に右手を動かす。数分で果てる。精液はタイルの壁にかかって、垂れていく。シャワーを壁に当て精液を流した。精液は滑るように排水溝へと吸い込まれていった。
真相は快楽の海の底に沈んでいる。果たしてあの夜、ニカはホッジスと淫らなセックスをしただけなのか。或いは、あの地球外生命体と……その場合、トニー・ギブソンの故意の可能性。或いは、ホッジスとトニーとその両方……ハリーの線は? ホッジスは射精後の自分のペニスを見た。先端から精液が垂れている。暫くすると、ペニスはなまこのように厚く柔らかくなっていった。【完】
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる