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さん
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今日は街にお出かけ。
レン兄さまに街に行きたいってお願いしたのが二日前の夜でレン兄さまは頑張って予定を開けてくれた。
すごくすごく感謝しているのだけど予定外の付き添いが一人…。
部屋に迎えに来たレン兄さまの隣に知らない気配。
「ミシュ、学園の同級生のヘンリーだよ。前からミシュに会いたいって言ってて今日の事話したらどうしてもってね。」
「初めまして、ヘンリー・ロードです。お会いできて光栄です。ミシュミラン嬢。」
「ミシュミラン・ブルノットです。兄がお世話になっております。この様な形で失礼致します。」
「事情は伺っておりますのでお気になさらず。あ、私の事はヘンリーと呼んで下さい。宜しければ顔を確認されますか?」
「では…ヘンリー様。失礼して顔を触りますね。」
ヘンリー様は少し屈んで私に顔を近づけてくれた。
そっと触ってみると凄く整った顔をしているのが分かる。
だけど前髪が長いみたいで目の下まであってせっかくの顔が隠れているみたい。勿体ないわ。
「ヘンリー…。」
「ハッ。も、もういいだろうか。」
「はい。ありがとうございました。ヘンリー様はとても美しい顔立ちをされているのですね。なのに前髪で隠して勿体ないです。」
「美しいのは君の方だ…。」
「え?」
「ん゛っんんん。自己紹介も終わったし街に行こうか。」
なんかヘンリー様が言ってた気がするけど声が小さすぎて聞こえなかった。後で聞いてみようかしら。
馬車で街に着くとまず最初にカフェに連れて行って貰う事にした。
ヘンリー様のオススメのお店みたいでイチゴタルトが看板みたい。
「私、イチゴが大好きなのです。」
「ならたくさん食べてくれ。」
カフェに着くとスムーズに席に通された。
レン兄さまは私の隣で私の前にヘンリー様が座る。
注文をして待つ間、レン兄さまとヘンリー様の学園での事を聞いてみるとレン兄さまは学年でも特に頭が良くてお城からスカウトがきてるみたい。レン兄さま凄すぎる!
ヘンリー様も頭が良くて常に上位にいるみたい。今度お勉強教えて貰おうかしら。
「お待たせ致しました。」
店員さんがタルトとお茶を運んでくるとレン兄さまが切って食べさせてくれる。
「美味しい!!」
「気に入ってくれたなら良かった。」
「イチゴも美味しいしタルト生地やクリームも美味しいです!他のも食べたくなっちゃう。」
「それなら俺のオレンジタルトも食べるかい?」
オレンジの良い香りが届きそれをパクリと食べるとイチゴとはまた違うスッキリとした味わいに頬が緩んだ。
「オレンジも美味しい!」
「そ、それは良かった。」
「……アーテガスベッタ。ヘンリーすまない誤って君のフォークを落としてしまったよ。代わりのものを頼もう。」
「あ…ああ……。」
「ミシュ~?ここのタルト全種、屋敷で食べられるようにしてあげるから今日はイチゴだけにしようね。」
「全種っ!はい!レン兄さま。」
レン兄さまの声が少し怖かった気がするけどタルト全種が…全種っ!
レン兄さまの為にミシュは俄然やる気を出して頑張ります。
レン兄さまに街に行きたいってお願いしたのが二日前の夜でレン兄さまは頑張って予定を開けてくれた。
すごくすごく感謝しているのだけど予定外の付き添いが一人…。
部屋に迎えに来たレン兄さまの隣に知らない気配。
「ミシュ、学園の同級生のヘンリーだよ。前からミシュに会いたいって言ってて今日の事話したらどうしてもってね。」
「初めまして、ヘンリー・ロードです。お会いできて光栄です。ミシュミラン嬢。」
「ミシュミラン・ブルノットです。兄がお世話になっております。この様な形で失礼致します。」
「事情は伺っておりますのでお気になさらず。あ、私の事はヘンリーと呼んで下さい。宜しければ顔を確認されますか?」
「では…ヘンリー様。失礼して顔を触りますね。」
ヘンリー様は少し屈んで私に顔を近づけてくれた。
そっと触ってみると凄く整った顔をしているのが分かる。
だけど前髪が長いみたいで目の下まであってせっかくの顔が隠れているみたい。勿体ないわ。
「ヘンリー…。」
「ハッ。も、もういいだろうか。」
「はい。ありがとうございました。ヘンリー様はとても美しい顔立ちをされているのですね。なのに前髪で隠して勿体ないです。」
「美しいのは君の方だ…。」
「え?」
「ん゛っんんん。自己紹介も終わったし街に行こうか。」
なんかヘンリー様が言ってた気がするけど声が小さすぎて聞こえなかった。後で聞いてみようかしら。
馬車で街に着くとまず最初にカフェに連れて行って貰う事にした。
ヘンリー様のオススメのお店みたいでイチゴタルトが看板みたい。
「私、イチゴが大好きなのです。」
「ならたくさん食べてくれ。」
カフェに着くとスムーズに席に通された。
レン兄さまは私の隣で私の前にヘンリー様が座る。
注文をして待つ間、レン兄さまとヘンリー様の学園での事を聞いてみるとレン兄さまは学年でも特に頭が良くてお城からスカウトがきてるみたい。レン兄さま凄すぎる!
ヘンリー様も頭が良くて常に上位にいるみたい。今度お勉強教えて貰おうかしら。
「お待たせ致しました。」
店員さんがタルトとお茶を運んでくるとレン兄さまが切って食べさせてくれる。
「美味しい!!」
「気に入ってくれたなら良かった。」
「イチゴも美味しいしタルト生地やクリームも美味しいです!他のも食べたくなっちゃう。」
「それなら俺のオレンジタルトも食べるかい?」
オレンジの良い香りが届きそれをパクリと食べるとイチゴとはまた違うスッキリとした味わいに頬が緩んだ。
「オレンジも美味しい!」
「そ、それは良かった。」
「……アーテガスベッタ。ヘンリーすまない誤って君のフォークを落としてしまったよ。代わりのものを頼もう。」
「あ…ああ……。」
「ミシュ~?ここのタルト全種、屋敷で食べられるようにしてあげるから今日はイチゴだけにしようね。」
「全種っ!はい!レン兄さま。」
レン兄さまの声が少し怖かった気がするけどタルト全種が…全種っ!
レン兄さまの為にミシュは俄然やる気を出して頑張ります。
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