別に、チート級魔道士とは思ってないんだからね!

はなこ

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「勇者さまーー!!!!」

「よしよしいい子だな!」

「私、いつか、勇者さまみたいに強くなるのー!」

「おっ、やってみろ!」

やっぱり、アーサーってば人気者ね。

性格悪いけど。

でもちゃんといい所もあるって分かってるのよ。

まず、子供に好かれやすいの。

1番大事なことよね!

私も負けてられないわ!

くるり、とターンを決めてウインクしてみる。

「おばさん、すげーー」

「なっ、失礼しちゃうわ!!」

おばさんって言われちゃうなんて!わたしの魅力を分からないなんて人生損してるわ!

「あっ、アル~こんな所に居たんだ!」

子供たちは今来たレイスの方へ向かって

「魔法使いさん!
お花出して!」

「んーー、いいよ。はいどうぞ」

「ありがとう!」

うんうん、レイス優しい!

「私おおきくなったら、魔法使いさんと結婚する!」

なななな、なにいってんのよこのガキんちょ!

身体をぷるぷるしていると

「ははーん、ガキに嫉妬してやがる。」

「してないわよ!!」

レイスは女の子を優しく撫でた。

「そういうことは、もっと大人になってから言うものだよ」

「魔法使いさんは好きな人がいるのね!!」

「んー、大切な人はいるよ。」

たたた、大切な人!?

私知らないわよ!!

レイスが!?大切なひと!?!?

誰よ!!!!

もやもやしながら考えていると、レイスが近くに来た。

「なっ、なによ」

これってもしかして…告白されちゃうの私!

そう思った瞬間

「アルー、髪の毛に毛虫ついてるよー」

「きゃーーーーー!!!」

なによなによなによ!!!

期待してたのに!!って期待なんかしてないけどね!!

「あっ、アル、これからもたくさん守らせてね。」

「えっ、うん。」

私はつい、頷いてしまった。

「あっ、取れた取れたーー、毛虫見る?」

「見ないわよ!!!!!!!」
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