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私がいたいのは
10-21 黒い少女と戦の終わり
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◆
真っ黒な星も見えない夜の下、辺りはメラメラと燃える炎と瓦礫が一帯に広がっている激しい戦いがあったのであろう。そこに一人の少女が片膝を付き大きく肩で息をしている。彼女、サクラの後ろには三人の少女が血を流し倒れている。フラム、フーカとライカはかろうじて意識を保っているようでサクラの背中を見つめていた。
「あっハッハッハ!! いやー面白かったぞお前ら!!」
彼女達の正面から瓦礫を蹴飛ばしながら大きな影が歩いてくる。 戦闘用の武装スーツに見を包んだディン=マグナリア。
「こんなにアガるの久々だった!! 私相手ににこれだけやれるなんて思わなかったよ!!」
彼女の纏うスーツは所々から煙が立ち昇り配線がショートしているのか関節部からはバチバチと火花があがる。
「っと、正直壊さず持って帰りたかったんだけどまあしゃあないか」
満身創痍の少女達の前でディンは楽しそうに喋り続ける。そして大きくスーツから煙が上がると背面が大きく開き中からゆっくりと人影が降りてくる。
表れたのは2mに届くかという高身長に筋骨隆々の健康的な褐色の肌の女性、ディンは武装スーツを脱ぎサクラ達の前に立った。白のタンクトップにカーゴパンツを履いたその姿は訓練された兵士を思わせる。
「私まだ・・・・ やれる・・・」
片膝をついていたサクラは手にした紅の鎌を支えに震える膝でゆっくりと立ち上がる。
「ん?」
その姿をディン腰に手を当てたまま楽しそうに見つめていた。
「その鎧さえ壊しちゃえば・・・ もうアナタなんて怖く・・・ ない!」
立ち上がり鎌を構えるサクラ。
「ん~? どうかな~? やってみたらいいんじゃね?」
武装を破壊され丸腰の筈のディンは表情を崩さないまま片手をヒラヒラと振ってサクラを挑発した。
「ツッ・・・!!」
サクラは力を振り絞り鎌でディンを切りつけた。確実に肩から腰にかけて両断するはずのその刃はディンの肩へ届くことなく静止した。
「・・・・え?」
サクラが静止した刃の先を見るとそこにはディンの左手があった、2本の指で刃を挟み込んでいる。
「あんまり舐めてくれるなよ~ お嬢ちゃん」
「あっ・・・」
何が起こったのか分からないサクラの脇腹をディンの右足が蹴り飛ばす。吹き飛ばされたサクラはフラム達の側に叩きつけられた。
「さ、サクラ!!」
「大丈夫!?」
「お姉ちゃん!!」
少女達はサクラを心配しなんとか上半身を起こ仕上げる。
「う~ん!! やっぱこっちのが動きやすいわな~」
ディン体を大きく動かしストレッチをする。
「な、なんなんだよお前!! なんであれ使ってないのにそんなに強いんだ!!」
フラムは脱ぎ捨てられている武装スーツを指差し叫ぶ。
「んぁ? あれは1回乗ってみたかったからさ? 映画に出てくるパワードスーツみたいでカッケぇだろ?」
「ハァ!?」
「アタシはこんなもんに頼らなくても強いんだよ! やっぱ鍛えたこの体が一番信用出来るって!うんうん!!」
ビシッと鍛え上げられた筋肉を強調するポーズをとりながら言う。
「筋肉って!? なんなんだよ化物かよ!!!」
フラムが叫ぶ。
「おいおい、炎出すガキンチョに化物呼ばわりされるってのはどうなんだ・・・?」
「うぅ・・・フーカッ!」
「うん・・・ライカ」
フラムの横で双子が立ち上がりサクラの前へ出る。
「あっ! ちょっと!!」
それを見て慌ててフラムも立ち上がり横に並んだ。
「元気だねぇ嬢ちゃん達・・・ でも悪いけどこっちもお仕事なんでね、そろそろ終わりにしようか 楽しかったよ」
ディンの様子が変わり先程迄とは毛色の違うプレッシャーが少女を襲った。ゾクリと心臓が冷たくなるような、それは純粋な恐怖。
「みんなッ!!!」
その恐怖に足がすくみ動けなくなっている少女達の前サクラは再び立つ。
「お、お姉ちゃん・・・・」
「サクラぁ・・・」
「お姉ちゃん・・・」
背後の3人の不安そうな声がサクラの背中に届く。
(せめて・・・・ この子達だけでも・・・ッ!)
サクラが決死の覚悟をし、ディンが構え攻撃を開始しようとしたその時。
「もういいですよ」
ディンの背後から声が聞こえた。
そこには漆黒のドレスを身に纏った小柄な少女がいた。瓦礫と炎、土煙のまうこの戦場にはとても不釣り合いな姿。分厚いフリルが炎の明かりに照らされふわふわと揺れる。
「今夜のお仕事は終わりです ありがとうございました」
その言葉を聞くとディンは力を抜き戦闘態勢をといた。
「報酬は約束どおりに それでは、私はまだやる事がありますので」
ドレスの端を小さな両手で軽く持ち上げ上品礼をすると少女は闇に紛れ消えてしまった。
「なに・・・?」
驚いているサクラの背中に急に衝撃が走った。
「痛ッ!!」
「あっハッハッハ!! 命拾いしたな嬢ちゃん達!!!!」
いつの間にか真横に来ていたディンがバンバンとサクラの背中を勢い良く叩きながら言う。
「痛い! なに!?」
咄嗟にサクラは距離をとる。
「お仕事終了らしいからな! もう嬢ちゃん達と戦う必要はなくなったって訳だ!!」
ディンはご機嫌な様子で答える。
「それにしても嬢ちゃん達 強い上に運もある! 気に入った!!! 名前は??」
つい先程まで戦っていたとは思えない程の気軽さでディンは楽しそう続ける。
「え・・・・ あの・・ サク・・ラ」
その明るい声と勢いにサクラはつい応えてしまう。
「サクラ! 後ろのチビたちは?」
いつの間にかサクラの背中に隠れている3人をディンは見る。
「な! なんで教えないと行けないんだよ!!」
「そうだそうだこのでか女ぁ!! 」
背中から顔だけ出してフラムとライカはディンを睨む。
「えっとぉ、私がフーカでこっちがライカ、この子はフラムって言うんだよぉ」
なぜか背中に隠れたままのフーカが全員分の自己紹介。
「おい!!なんで言うんだよ!!」
「ちょっとフーカ!!!」
「え~ だってなんかもう大丈夫そうじゃな~い?」
ディンにつられて気の抜けている3人。
「サクラとフラム、フーカとライカな!! 今日は楽しかったぜ まあ会おうな~!!」
ガッハッハッハッハ と大きな笑い声をあげながらディンは背を向け歩いていく。その途中で少し立ち止まるとさっきまで自分が装備していた数百キロはあるであろうスーツ肩にを持ち上げ瓦礫の海に消えていった。
「そうだ!! もし何かあったらウチに言いなぁ!! 私の名前出したらサービスしてくれると思うからよ~」
遠くからディンの力強い声が黒い空に響いていた。
真っ黒な星も見えない夜の下、辺りはメラメラと燃える炎と瓦礫が一帯に広がっている激しい戦いがあったのであろう。そこに一人の少女が片膝を付き大きく肩で息をしている。彼女、サクラの後ろには三人の少女が血を流し倒れている。フラム、フーカとライカはかろうじて意識を保っているようでサクラの背中を見つめていた。
「あっハッハッハ!! いやー面白かったぞお前ら!!」
彼女達の正面から瓦礫を蹴飛ばしながら大きな影が歩いてくる。 戦闘用の武装スーツに見を包んだディン=マグナリア。
「こんなにアガるの久々だった!! 私相手ににこれだけやれるなんて思わなかったよ!!」
彼女の纏うスーツは所々から煙が立ち昇り配線がショートしているのか関節部からはバチバチと火花があがる。
「っと、正直壊さず持って帰りたかったんだけどまあしゃあないか」
満身創痍の少女達の前でディンは楽しそうに喋り続ける。そして大きくスーツから煙が上がると背面が大きく開き中からゆっくりと人影が降りてくる。
表れたのは2mに届くかという高身長に筋骨隆々の健康的な褐色の肌の女性、ディンは武装スーツを脱ぎサクラ達の前に立った。白のタンクトップにカーゴパンツを履いたその姿は訓練された兵士を思わせる。
「私まだ・・・・ やれる・・・」
片膝をついていたサクラは手にした紅の鎌を支えに震える膝でゆっくりと立ち上がる。
「ん?」
その姿をディン腰に手を当てたまま楽しそうに見つめていた。
「その鎧さえ壊しちゃえば・・・ もうアナタなんて怖く・・・ ない!」
立ち上がり鎌を構えるサクラ。
「ん~? どうかな~? やってみたらいいんじゃね?」
武装を破壊され丸腰の筈のディンは表情を崩さないまま片手をヒラヒラと振ってサクラを挑発した。
「ツッ・・・!!」
サクラは力を振り絞り鎌でディンを切りつけた。確実に肩から腰にかけて両断するはずのその刃はディンの肩へ届くことなく静止した。
「・・・・え?」
サクラが静止した刃の先を見るとそこにはディンの左手があった、2本の指で刃を挟み込んでいる。
「あんまり舐めてくれるなよ~ お嬢ちゃん」
「あっ・・・」
何が起こったのか分からないサクラの脇腹をディンの右足が蹴り飛ばす。吹き飛ばされたサクラはフラム達の側に叩きつけられた。
「さ、サクラ!!」
「大丈夫!?」
「お姉ちゃん!!」
少女達はサクラを心配しなんとか上半身を起こ仕上げる。
「う~ん!! やっぱこっちのが動きやすいわな~」
ディン体を大きく動かしストレッチをする。
「な、なんなんだよお前!! なんであれ使ってないのにそんなに強いんだ!!」
フラムは脱ぎ捨てられている武装スーツを指差し叫ぶ。
「んぁ? あれは1回乗ってみたかったからさ? 映画に出てくるパワードスーツみたいでカッケぇだろ?」
「ハァ!?」
「アタシはこんなもんに頼らなくても強いんだよ! やっぱ鍛えたこの体が一番信用出来るって!うんうん!!」
ビシッと鍛え上げられた筋肉を強調するポーズをとりながら言う。
「筋肉って!? なんなんだよ化物かよ!!!」
フラムが叫ぶ。
「おいおい、炎出すガキンチョに化物呼ばわりされるってのはどうなんだ・・・?」
「うぅ・・・フーカッ!」
「うん・・・ライカ」
フラムの横で双子が立ち上がりサクラの前へ出る。
「あっ! ちょっと!!」
それを見て慌ててフラムも立ち上がり横に並んだ。
「元気だねぇ嬢ちゃん達・・・ でも悪いけどこっちもお仕事なんでね、そろそろ終わりにしようか 楽しかったよ」
ディンの様子が変わり先程迄とは毛色の違うプレッシャーが少女を襲った。ゾクリと心臓が冷たくなるような、それは純粋な恐怖。
「みんなッ!!!」
その恐怖に足がすくみ動けなくなっている少女達の前サクラは再び立つ。
「お、お姉ちゃん・・・・」
「サクラぁ・・・」
「お姉ちゃん・・・」
背後の3人の不安そうな声がサクラの背中に届く。
(せめて・・・・ この子達だけでも・・・ッ!)
サクラが決死の覚悟をし、ディンが構え攻撃を開始しようとしたその時。
「もういいですよ」
ディンの背後から声が聞こえた。
そこには漆黒のドレスを身に纏った小柄な少女がいた。瓦礫と炎、土煙のまうこの戦場にはとても不釣り合いな姿。分厚いフリルが炎の明かりに照らされふわふわと揺れる。
「今夜のお仕事は終わりです ありがとうございました」
その言葉を聞くとディンは力を抜き戦闘態勢をといた。
「報酬は約束どおりに それでは、私はまだやる事がありますので」
ドレスの端を小さな両手で軽く持ち上げ上品礼をすると少女は闇に紛れ消えてしまった。
「なに・・・?」
驚いているサクラの背中に急に衝撃が走った。
「痛ッ!!」
「あっハッハッハ!! 命拾いしたな嬢ちゃん達!!!!」
いつの間にか真横に来ていたディンがバンバンとサクラの背中を勢い良く叩きながら言う。
「痛い! なに!?」
咄嗟にサクラは距離をとる。
「お仕事終了らしいからな! もう嬢ちゃん達と戦う必要はなくなったって訳だ!!」
ディンはご機嫌な様子で答える。
「それにしても嬢ちゃん達 強い上に運もある! 気に入った!!! 名前は??」
つい先程まで戦っていたとは思えない程の気軽さでディンは楽しそう続ける。
「え・・・・ あの・・ サク・・ラ」
その明るい声と勢いにサクラはつい応えてしまう。
「サクラ! 後ろのチビたちは?」
いつの間にかサクラの背中に隠れている3人をディンは見る。
「な! なんで教えないと行けないんだよ!!」
「そうだそうだこのでか女ぁ!! 」
背中から顔だけ出してフラムとライカはディンを睨む。
「えっとぉ、私がフーカでこっちがライカ、この子はフラムって言うんだよぉ」
なぜか背中に隠れたままのフーカが全員分の自己紹介。
「おい!!なんで言うんだよ!!」
「ちょっとフーカ!!!」
「え~ だってなんかもう大丈夫そうじゃな~い?」
ディンにつられて気の抜けている3人。
「サクラとフラム、フーカとライカな!! 今日は楽しかったぜ まあ会おうな~!!」
ガッハッハッハッハ と大きな笑い声をあげながらディンは背を向け歩いていく。その途中で少し立ち止まるとさっきまで自分が装備していた数百キロはあるであろうスーツ肩にを持ち上げ瓦礫の海に消えていった。
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