空色のダイアモンド

うみべひろた

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2.2 私があげたかったのは (2)

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 ピンク色の乳輪と、その周りの白い肌。
 左胸の、その境界付近をなぞる。
 中指で円を描くように。一周に10秒くらいをかけて、ゆっくりと。

「なんか、胸ばっかりずっと見られてると恥ずかしいんですが」
「綺麗だから。智子は、見られるのいや?」
「別に……好きにすればいいよ」そう言って智子は目を逸らす。

 左胸だけをそんなふうに触っていると、つるつるだった乳輪がぷつぷつと鳥肌みたいになってくる。
 その鳥肌みたいな部分の先っぽを、すっすっとなぞる。
 粘膜の表面だけに触れるみたいに、何度も。

「なんかそれ、ちょっとくすぐったい、かも」
 ちょっと笑いだしそうな智子の声。

「智子って、自分で触ったこと、あるの?」ふと気になって聞いてみると、
「ないよ。なんか怖いし」

「じゃ、私が最初だね。智子の身体に、こうやって触るのって。智子より先に触っちゃったよ」

「胸触りながらそういうこと言うの、なんかセクハラ感がすごいんですけど」
「私をいっぱい刻みこんでさ。何年、何十年経っても私を忘れられない。そんな身体にしてやる」

 私の言葉に、智子は何も答えなかった。

 乳輪のぷつぷつした部分を触っているうちに、段々と全部が硬くなってくる。
 かちかちになって、色が濃くなった乳輪。
 それでもくるくる触っていると、時々、指が乳首の側面に触れる。

「んっ」
 智子の身体がぴくりと跳ねる。

 乳首にはまだ触らない。
 だって、限界まで焦らしたほうが気持ちいいから。

 反対の右側の乳首も同じように触る。
 まだつるつるした見た目の乳輪は、触れた瞬間、見て分かるくらいに硬くなった。

 はぁ、はぁ、と。
 智子の息が少しずつ早く、熱くなってくるのが分かる。

 分かるよ。
 段々と、我慢できなくなってくるんだよね。

 乳輪をくるくるとなぞる動きに、時折、とん、って叩く動きを混ぜる。
「……んっ」
 智子の身体が分かりやすくぴくっと動く。

 とん、とん、叩くたび、
「っう……う」
 智子の声が漏れる。

「まだくすぐったい?」
 分かってるけど聞く。

「っ、ん……わかんない……けど、ちょっと、熱い、かも……っ……!」
 智子が言い終わるより先に、2本の指で乳輪全体をきゅっとつまむ。
「ふ……っ、ぅ」
 ふぅふぅと荒い息をはきながら、またびくっと震える。

 そうしたら乳首に触れる。
 さっきみたいに、先端の薄皮一枚に触れるか触れないかくらいのやさしい触り方。

 すっ、とこすると、肩にぎゅっと力が入る。
「は……ぁ……ぁ」
 智子の表情を盗み見ようとすると、目が合った。
 熱に浮かされたような表情で、何か大きいものに耐えているみたいで。

 それを見た瞬間に、私の中で何かが弾けたような感覚があって。
 私たちの唇はいつの間にか重なっている。

 やわらかくて、熱い。さっきよりもずっと。

 少しだけかさついている唇の表面と、熱くてぷるぷるした内側。
 唇って粘膜なんだよね、っていうことを実感する。

 唇を押し付ければ、それだけキスは熱くなる。
 それは確かに気持ちいい。智子の体温とやわらかさ。だから世の中の恋人たちは夢中でキスするんだな。
 別にお互いのことが好きなわけじゃない私たちでさえ、こんなにも熱い。

 指が触れたままの乳首。
 じわじわとこするたびに、

「んぅ、う……うぅぅ……」
 声が漏れる。閉じていた唇が緩んでいく。
 そのたびに私たちのキスは深くなる。

 段々と私も熱に浮かされたようになって、焦らす指の動きがもどかしくなる。
 まるで自分の乳首を触っているみたい。もっと直接的な刺激がほしくなって。
 人差し指と中指で、乳首の横をきゅっとつまむ。

「んんんんん……っ! っふ、ぅぅぅぅ……」
 その瞬間、智子の全身がびくっと跳ねて、くっついたままの唇から唾液が少しだけこぼれる。
 どっちの唾液だか分からないけれど、落ちないようにぺろりと舐めて掬う。

「う、うぅぅぅぅ……」
 唇を離した瞬間に智子と目が合った。
 その目が、泣いているように充血していて。白い顔が真っ赤で。
 何かを求めるような、ねだるような、甘えたような表情で。

 それは智子が欲しいものを与えたいからなのかもしれないし、
 自分が気持ちよくなるのと同じ触り方、それで私も気持ちよくなってるのかもしれない。
 もしかしたら、単純に智子のその顔がもっと見たいからかもしれない。

 ただ触りたくて仕方ない。

 まるで、どんどん深いところに引きずり込まれていくような。
 もっと奥へと手を伸ばすような。
 そんな感覚。

 お互いの唾液でぬるぬるになった智子の唇。
 私は舌先でつつく。

 乳首を指の付け根できゅっきゅっと何度も挟む。
 はじめは痛くしないようにやさしく、そしてちょっとずつ強くしていく。

 はぁ、はぁ、という吐息が私の舌を、唇を、撫でる。
 熱くて少しだけミントの香りがする。

 さっきまで漏れ出ていた声が聞こえなくなったから、あまり気持ち良くないのかなって智子の顔を見る。
 耐えるように歯を食いしばっている。

「我慢しないほうが、気持ちいいのに」
 その声が聞きたくて、指先で乳首を真上からとん、と叩く。

「っあ……!」

 我慢できなくなった声が漏れて、口の力が緩む。
 逃げられないように、智子の口の中へ舌を差し入れる。

「ん、ん、ん、ん、んっ」

 乳首を指先で、くるくるとねぶる。
 やわらかかった乳首の感触がどんどん硬く変わってくる。

 もう一度、とん、と乳首を上からたたくと、
「んむ、う、ぅぅぅぅぅ……」
 智子のほうから舌先を触れ合わせてくる。

 始めはちょんちょんと遠慮するように。
 それはぬるぬるで暖かくて、すぐにもっといっぱい欲しくなる。
 舌先から側面、表面、触れる面積が広がっていって、
 意識する前に、二人の舌は絡み合っている。

「んぅ、う、う、う、う」

 押し付けあった唇から声が漏れる。
 どっちの声だかよく分からない。
 だけど、智子を気持ち良くしてあげたいって欲求はどんどんと強くなって、

 押し付けた指先で、乳首をきゅっきゅっとつまむ。
 すりすりと、てっぺんを指先でこする。
 乳輪から乳首までを、2本の指でしごく。

「んんんんんっ、ふぅぅぅぅ、ぅあ、んんん……」
 そのたびにぴくりぴくりと智子の肩が震える。

 いつも、乳首をいじっているうちに、どんどん我慢できなくなってくる。
 気持ちの高まりに刺激が着いてこれない。そんな感覚。
 そうなったら性器に手を伸ばしていく、だいたい毎回そうやっている。

 手を胸からおへそ、下腹部へと下ろしていくと、智子の身体に力が入るのが分かる。
 気付かないふりをしてさらに下ろすと、指先が毛に触れる感触。
 つるつるできれいな肌の智子だけど、その部分の毛は思ったよりも濃いみたい。

 さわさわと毛先を撫でながら、ちょっとずつ両脚の付け根へ。
「んぅ、っ、ぅ」
 少し感触の違う大陰唇に指が触れて、智子の身体が分かりやすくびくっと震える。

 その辺りを探れば多分クリトリスがあるけど、最初からそこは触らない。
 大陰唇とか、会陰部とか。周りを触りながら、ちょっとずつ中心に近づくのがいつもの私の触り方。

 両方の大陰唇を人差し指と中指ですーっとなぞりながら。
 おしりの穴と、性器の入り口と、その間に触れていく。

「んんん……! ん、ふぅ、っ」

 その場所に触れた瞬間、智子の腰がびくっと跳ねる。

 あったかい。
 つめたいと思って触った粘膜は暖かかった。

「う、う、っう、や、っぁ、うぅぅぅ……!」
 その場所の感触を確かめるように何度もぬるぬると指先でこすると、智子の全身が震える。
 私の背中をぎゅっと抱きしめる。

 見なくても分かる。智子はもうびしゃびしゃに濡れてる。

 自分で触っててこんなになったことはない。
 だから、驚くのと、気持ち良くなってくれて嬉しいのと。両方を感じる。

「ね、智子。気持ちいい?」
 わざとそう聞くと、
「そんなの、わかんない」って目を逸らす。

 垂れるくらいに濡れてしまってること。
 自分では触らないのに、多分その意味を知ってること。
 そんな智子が、その表情が。信じられないくらいに可愛くて、焦らしながらなんて言えない。

 ぶかぶかのパジャマのズボンとショーツを下ろす。
 智子は抵抗せずに腰を上げて、脱がせやすいようにしてくれる。

 とろとろの液を性器全体へのばしていく。
 膣口から、周りの大陰唇へ。
 小陰唇はあまり大きくなくて、その間を探るようにのぼっていくと、

「っあ……あ……!」
 智子の両足がぴくっと開く。

 だけど、そんな反応を見なくても分かる。どこを触ったのか。

「智子、クリトリス大きいね」
 元々大きいのか、触ってる間に膨らんじゃったのか、それは分からない。
 ただ、触っただけでそこにあるのが分かる。
 智子が気持ち良くなるため、そのためだけにある場所。

 膣口のとろとろを伸ばしては塗り付ける。
 そのたびに、「……っあ……や……あぁぁ……」と、両脚がびくびく震える。

「なんか、指に押し付けてるみたいだね、クリトリス」
「そんなの……っあ、や、あ、あぁぁぁ……!」
 ぬるぬるになったクリトリスの先っぽを、ちょん、ちょん、と優しく撫でる。
 腰が一度、ぴくりと跳ねる。

「気持ち良くなってるところ、見せてね」
 智子の性器が見たくて覗き込む。
 真っ白い両脚、ふともも。そしてその中心にある性器は不釣り合いに真っ赤な色をしていて、きれいとグロテスクのちょうど中間。クリトリスは皮が重なってて見えないけど、不自然に盛り上がってる。
 膣口は少しだけ開いてて、透明な汁がとろとろと流れ落ちている。

「濡らしすぎだよ、ベッドまで汚れちゃう」
 指先ですくい取ると、
「や、あぁぁ……みないで、っあ、」
 おしりの穴が盛り上がって、少し開いて。
 指がちょっとだけ飲み込まれる。

「あ、だめ、入れないでっあっ、あ……」
 指がきゅっとおしりの穴にはさみ込まれて、無理やり抜くと、
「っあ……!」
 膣口が開いて、液体がひとすじ、こぷりと漏れる。

「智子、どこを触っても気持ち良くなっちゃうね」
 もう一度クリトリスをくるくると撫でまわす。
 さっきよりも少しだけ強く、びしゃびしゃの液をクリトリスに塗りこめていく。

「う……う……う、あ、あぁ……っあ……」
 両脚をいっぱいに開いて、上半身がすとんとベッドに横たわる。
 右手の甲を口に当てて、声が出ないように押さえている。

 それでも構わずにクリトリスを撫でていく。
 時々、膣口からこぼれそうになる濁った液体を掬ってはぬりつけながら。
「ふあ、あ……んっ、あ、あ、あぁぁぁ……」
 ぴち、ぴち、という水っぽい音が智子の性器から聞こえてくる。

「智子のここ、ぱくぱくしてる。何だか苦しそう」
 クリトリスの周りが泡立って白っぽくなってくるまで撫でていると。
 膣口が時々ぴく、ぴく、と開いては閉じる。息が苦しくてはぁはぁしてるみたいに。

「あ……あ、ぁぁ、ぁぁぁ、あぁぁぁ……」
 段々と声を抑えられなくなってきているみたいで、間断なく声が漏れはじめる。
「声、抑えちゃダメだよ」智子が口に押し当てている手をどける。「我慢しないほうが気持ちいいから」

「や、だめっあっ……!」
 ぴちぴちぴち。智子のクリトリスと水分が立てる水音。
 行き場を無くした智子の手は枕をぎゅっと握りしめる。
 膣口が時々我慢できなくなったみたいにぱくっと開くと、白っぽいとろとろがその奥で糸を引く。

「や、なんか、やだ、だめぇ、ちょっとまってっ、っあ……!」
 智子の上半身がびくびくびくと動く。
 最初から大きかったクリトリスがまた大きくなったみたいに、指先に尖った感触。

「気持ち良かったら、言ってね」
「やだ、ぁ、わかんないよ、だめ、あつくて、へんな感じで、おかしくて、やだ……っあ」

 膣口はほとんど開きっぱなしになっていて、時々大きく開いて中のぷつぷつした部分まで見える。
「智子の中、全部見えちゃってる。中に入れてほしそうだよ」
「そんなとこ、っあぁぁぁ、みないっ、でっ、あ、あ、あ、やだ、やめっあぁぁ……!」
 膣口が一度、ぎゅーっと締まって、そして今度は大きく開く。
 どろりと糸を引きながら、白っぽく泡立ったものが漏れる。
 甘くてすっぱくて熱い、そんな不思議な匂いが強くなる。

「やだ、あ、まってっあ、あ、あ、あ……! っ、あ――――」

 膣口が閉じては締まってを繰り返す。
 智子は枕を握り締めたまま、全身をぎゅっと縮める。
 性器だけがきゅっきゅっと動いている。

 智子の顔を覗き込む。
 目をぎゅっと閉じて、半開きの口からは少しだけ唾液が垂れてる。
 はぁ、はぁ、と苦しそうな息で胸が上下している。

 いったときどうなるかなんて見たことないけど。
 智子はいったんだろうな、って感じた。

「やだぁ、見られると恥ずかしいよ……」
 私の視線に気づくと、腕で自分の目を隠す。まだほとんど顔、見えてるけど。

「なんか、よく分かんないけど……っぁ……凄かった」
 笑いながら、時々余韻でぴくっと身体が跳ねる。

 糸をひいた液体がひとしずく、つーっとベッドに流れる。
 私はそこから目を離せずにいる。

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