背後に注意を

響影

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※いじめっぽい要素があります。精神的体調を崩している時は見るのを控えてね。


下駄箱で靴を履き替え、急いで4階の自分の教室に向かう。

この時間だったらクラスの陽キャたちが残って勉強かゲームをしてる筈。

しかし、やけに学校が静かだ、部活をする人たちの声もなければ階段や廊下で誰ともすれ違わない。もし、みんな帰っていたらどうしよう。そう思いながらも走る足を止めない。

4階につき、教室の前に立つ。

俺の教室だけ騒がしい…?他の教室や廊下はまったく物音がしないのに、俺の教室からはクラスメイトのザワザワした声や陽キャたちの笑い声が聞こえてくる。何かやっているのかと思い扉を開けた。


「遅刻だぞ、西川」

先生が教壇に立ち、俺の苗字を呼ぶ。

遅刻?なんのことだ?今日何かあったっけ。

「連絡は以上だ。これで朝のHRを終わりにする。日直!」

「起立、気をつけ、礼。」

???朝のHR?今は放課後のはずではなかっただろうか?

「西川、なにつったているんだ。席に座りなさい。」

「は、はい!」

何かがおかしいはずなのになにがおかしいのか分からない。なんで教室に戻ってきたんだっけ?席に座ると、周りの景色が変わる。そこは教室ではなく。床も壁も天井も全てが真っ暗な世界だった。

なんでこんなところにいるんだ?

目の前の暗闇から志麻が現れる。俺は椅子から立ち上がり声をかける

「あっ、志麻、ここどこかわかるか?俺なにしてたんだっけ?」

志麻の肩に手を置いた。

「触んなよ。」

「、え?」

いつもの志麻ではあり得ない言葉をかけられる。

「し、志麻?」

「いつまで気持ち悪い趣味続けてんの?だから友達できないんだよ、」

「しま、……?」

「昨日も俺の部屋に来やがって、キモいんだよ。」

どうして志麻がそんなことを言うのか分からなかった。いつのまにか、他のクラスメイトや家族、先生が俺の周りを囲っている。

「どうしてうちの子は志麻君のようにできないのかしら…」

「志麻君あんなやつと幼馴染でかわいそー」

「てか、西川っていつも一人でなにしてんだろうね、」

「それなー。なんか一人でコソコソやっててキモくね?」

「西川、お前は出来損ないの癖に志麻の進路にまで邪魔をして、恥ずかしくないのか?」

お、俺は、別に…志麻といたいわけじゃねぇし。あ、あっちから勝手に構ってくるんだし。

「結季のこと、俺嫌いなんだよね。でも可哀想じゃん?誰も結季と仲良くしたくないって言うんだもん。だから構ってやってたけど、もう限界だわ。……お前、邪魔なんだよね」

志麻から放たれた弾丸が俺の見えない心を貫く。志麻の目線は酷く鋭い。
そんなことを思いながら一緒にいたのか…?ずっと…?

「俺、お前のこと生理的に無理だからこの世で一番嫌いだわ。」

目尻から涙が溢れる。

「っ………ひっ、…」

「わかったら、もう二度と俺に近寄るなよ」


涙で視界が歪みしゃっくりが止まらない。俺が邪魔なのはわかっていたことなのに志麻の口から聞いてしまうと登ることのできない暗闇へと落とされた気持ちになる。

俺は邪魔な存在だ、


目の前で何かが動く。視界が歪んでてよく見えない。

腕の部分の裾で涙を拭う。


目の前にいたのは背が異様なほどに高いあの男だった。

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