背後に注意を

響影

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(志麻視点)


部活の奴らに呼ばれて顧問の話を聞きにいく。

内容は下らないことで、後輩達がなんちゃらかんちゃらお前達がいればちゃんちゃらかんちゃら…長々と喋ってないで早く話を終わらせてほしい。
戯言を聞いているふりをして内容の全てを耳から流す。
せっかく部活が終わって結季と過ごす時間が増えたと言うのに、やめてほしいものだ。今日は結季とどこに行こうか。そういえば昨日の結季可愛かったな。
つまらない話の代わりに昨日のことを思い出して時間を潰す。
怖がっている結季もいいなぁ、あの雑誌も役に立つことがあるんだな

そんなことを考えていると話が終わり解散になる。
やっと帰れる、

「しっま!今日俺らカラオケ行くんだけど志麻もきてくんね?」

部活の奴らが終わったと同時に声をかけてくる。

「ごめん、俺用事あるわ」

「お前、最近ノリ悪いよな。またアイツ?」

「西川だっけ?前までそんな仲良くなかったじゃん?脅されてんの」

「しまくんかわいそー、そういうの無視した方がいいよ」

「そーそー、無視しないとああいうのは調子に乗るだろ」

何も知らないこいつらは好き勝手に結季のことを言う。別に今まで、部活が集団下校で帰る規則だったから動けなかっただけだ。部活が終わった今、邪魔されるのはガチで迷惑だ。

「そんなんじゃねぇよ、俺らめっちゃ仲良いから」

俺は「また今度な」と言いながら下駄箱に向かう。かなり結季を待たせてしまった。結季のことだからいつものように校門で俺を待っててくれるんだろうな、

校門でボーと突っ立てる結季を思い出して顔がニヤける
早く行ってやらねぇと

下駄箱で靴を履き替えようとした時、結季の靴箱に目が止まる。
?、校内にいるのか??

ローファーに履き替える手を止める。

ニョロ

!?

結季のローファーから変なヒルのようなものが出てきた。
なんだこれきっも。

ヒルのようなものは前の方だけを立ち上がらせ動きが止まる。こちらと目があった気がした


ヒルもどきは急に動きが早くなり、急いでいるかのように下駄箱をおり校内の方へと這っていく。

?これ、生き物か?なんか黒いモヤモヤを放っているような…

もしかしたらこれは姉ちゃん達が言う危ないもので、それが結季のローファーから出てきた…?
そもそも結季のローファーから出てきたと言うことにイラつきを覚える。
再度ヒルもどきを見るとこちらの様子を伺いながら一目散に階段へと這っていく

「逃すか!!」

俺はヒルもどきを捕まえようとして両手を伸ばす。


パンッッッ



………思わず潰してしまった。
手の中を見ると動かなくなったヒルもどきがゆっくりと塵になっていく。

粉々になっていく、やっぱりよくないものだったのか?
なんだか嫌な予感がする。

急いで結季の安否を確認しなければ

俺は一目散にかけた、保健室や図書室、トイレ、結季のいそうなところを探すがいない。他の教室も周りながらとうとう4階の教室の前につく。
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