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しおりを挟むその少年には、生まれつき特殊な魔法があった。
……いや、その少年自体が魔法といった方が正確である。
その心臓には、いや、正確には魔法の核というものが人間の心臓と機能しており、肉体を纏って人として生まれ落ちた。
動物の突然変異のような状態で、人間の営みによって生まれたその少年は、両親の手によって健やかに育てられた。
周りの人間が、その少年の特殊な体質に気付くまでは。
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