狂い咲き

necropsy

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狂い咲き46

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 その声に、やっぱり言うべきなんだろうな。


 でもな、


 そう思いつつ思い切って「隼人も入らない?」と私は言う。


 彼は私の声に、覗くようにドアを開けた。


 まだ、彼の素顔は私の知っている彼だ。どこか、照れた笑みを見せる。


 私はしっかりと首まで湯船に浸かり傷口を見せないでいた。


 なにが起因で彼は豹変するのだろう。ストレスだろうか。それとも、生まれ持ったサディズムが性欲のように意味もなく沸きあがり誘発されるときなのだろうか。


 私は大きく深呼吸をした。


 豹変した彼に湯船に顔を押さえつけられる。そんなことはないだろう。


 もし、そうだったら、


 毅然とした態度で接しよう。サディズムとDVは違う。


 DVは暴力であってただのいじめだ。一方的な感情で殴りつけるのと性的嗜好は大きく違う。


 DV男は、暴力を振るった後、妙に優しくなることが多い。


 感情的な暴力を振るうだけ振るったら謝る男もいる。


 謝ればすべて許されると思ったら大間違いだ。


 妙に優しくなった男に女は騙される。だから駄目なんだ。




 カッとなるような言い方をする女性はいる。私だって思わず張り倒してやろうかと思うほどの独善的な口調。


 パートの女性連中の陰湿ないじめは、独善的でヒステリックだ。


 まるで自分が鉄槌を振るっているような態度。


 周りも周りで、止めない。すべてが対岸の火事だ。


 男性というのはヒステリックな女性に対して、どこか及び腰だ。毅然とした態度を取れない。


 上手くいえば聞き流すのが上手いのだろうが、それはただ、逃げているだけだ。


 確かに。完全に開き直った女は強い。だからと言って同性が注意しようものなら、さらに敵対的になる。


 そういう意味だけで考えれば離婚が増えた昨今の風潮に、どこか私は賛同する。別に悪いのが女性だとは限らないが今は離婚も視野に入れて出産するべきではないか。


 一時の可愛さに気をとられないことだ。子供は日に日に生意気になっていく。


 学生の頃、調子に乗って、いい気になっていた私が言うのも可笑しいな話だが痛い思いをしないとわからないのも事実だ。
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