狂い咲き

necropsy

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狂い咲き 97

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 どこの職場でもそうだが上司なんて自分可愛さで干渉すらしてこない。文句があるなら「さっさと辞めろ」今の不景気。企業からしたら次から次へと求職者が沸いてでてくる。



 抜本的にいじめをなくそうとしたら学校でも職場もそうだがそのひとの性格をどうにかしなければ表面上だけ注意しても意味がない。拍車をかけるだけだ。



 社会全体でいじめに取り組まなければ表面だけを取り繕う場当たり的な対処療法では解決ができない。



 いくら子供に「いじめをするな」と言っても親が率先してやっているようなものだ。それではなんの解決にも至らない。追い詰められた人達は自死を選ぶか。兄のようにフラストレーションをどこかで爆発させる。



 インターネットでもそうだ。匿名をいいことに言いたい放題。文字は相手にストレートに伝わってしまう。



 文字で「バカ」と書き込めば相手にそのまま伝わってしまう。親しみを込めた「バカ」なのか。本気でバカにされているのか相手が目前にいなければわからない。



 ましてや「死ね」と書き込むのはどうかと思う。



 書き込んだ相手は軽い気持ちかも知れないがそれを受け取った側を考えない。不快な書き込みをコメントとして残していくのもリアルのフラストレーションだと私は考えている。それとも時間を持てあました自由気ままなセレブニートだろうか。







 私はタイムカードを押すとそのまま第二駐車場へ向かう。



 私に気づいた小百合さんが運転席から降りると「お疲れさまでした」と言ってくれる。もうクタクタ。



「目の下にクマができそう」



 小百合さんが後部座席のドアを開けてくれる。私は倒れこむように身体を斜に横たえた。



 小百合さんが運転席に乗り込むと「ハンドクリームが欲しい」と私は言う。小百合さんは「はい」と言うと車を走らせだした。もう動きたくないと思うほどに身体が鉛のように重い。私はそのまま疲れ果て眠っていたようだ。



 運転席のドアが閉まる音に私は目を覚ました。小百合さんが24時間ストアーでハンドクリームを買ってくれていた。
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