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五話
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人型機械兵器が槍、刀を構えてこちらに向かってくる。
エイプリル「マジック!」
エイプリルが目の前の小さな魔法陣に手を突っ込む。
すると、走る人型機械兵器の目の前に2mほどの巨大な魔法陣が現れ、巨大なエイプリルの手が魔法陣から勢いよく飛び出し人型機械兵器を殴る。
殴られた機械兵器は鈍い金属音を鳴らし後ろに吹っ飛びアスファルトの上を転がる。
サンディは背中のジェットパックを使い前傾姿勢で硬いアスファルトを滑るように走り、勢いをそのまま殴りつける。
手の甲の二枚の装甲が人型機械兵器の頬に突き刺さり、火花を散らしながら吹っ飛ぶ。
イースターの乗る機械「エッグ」の両脇の機関銃からは銃弾が煌めき3機の機械兵器を形なく貫いた。
「ふぅ…終わったな。」
「案外弱いなあ!よゆーっしょ!こんな弱い奴に人類は負けてたのか!?勘弁してくれよなぁあ!」
「それは私達が強いからだよーっ」
3人は口々に感想を告げる。
「エッグ!モードセンサー!」
イースターは掛け声とともにボタンを押すと機械の上部から楕円状のパラボラアンテナが2つ現れた。
そのアンテナを装備した姿は兎によく似ていた。
エイプリル「サンディ~もっと敵いねぇのかよ~俺もっとストレス発散出来るかと思ったのによぉぉお!」
サンディ「確かにまだ物足りないな。」
イースター「てっきりもっと強いのかと思っ...ねぇ、待って!半径1km以内の全機械兵器がこっちに向かってる!!」
サンディ「俺は空から攻撃する。お前ら2人は地上で耐えてくれ!神のご加護を。」
サンディはそう言い残し背中の白いジェットパックかは青い炎を吹かしながら飛翔した。
その時建物の屋根から、路地から、建物の中から、さまざまな場所から人型機械兵器が姿を見せた。
エイプリル「もういっちょいくかぁ!!」
エイプリルはもう一度己を奮い立たせ人型機械兵器に向かって走り出した。
エイプリルは瞬く間に囲まれてしまう。
目の前の細身で男型の機械兵器が刀を横薙ぎに振るう。
それをしゃがんで避け、素早く魔法陣に手を入れ機械兵器の後ろから握りつぶす。
バックステップで大きく下がり、その直後に魔法陣に手を入れ、地面に叩きつけるように振り下ろす。
エイプリルを囲んでいた機械兵器達の頭上に4m程の魔法陣を顕現し、エイプリルの動きに倣って巨大な手が地面に叩きつけられる。
機械兵器達は地面に押し付けられ赤い血のような油を撒き散らし壊れた。
エイプリル「マジック!」
エイプリルが目の前の小さな魔法陣に手を突っ込む。
すると、走る人型機械兵器の目の前に2mほどの巨大な魔法陣が現れ、巨大なエイプリルの手が魔法陣から勢いよく飛び出し人型機械兵器を殴る。
殴られた機械兵器は鈍い金属音を鳴らし後ろに吹っ飛びアスファルトの上を転がる。
サンディは背中のジェットパックを使い前傾姿勢で硬いアスファルトを滑るように走り、勢いをそのまま殴りつける。
手の甲の二枚の装甲が人型機械兵器の頬に突き刺さり、火花を散らしながら吹っ飛ぶ。
イースターの乗る機械「エッグ」の両脇の機関銃からは銃弾が煌めき3機の機械兵器を形なく貫いた。
「ふぅ…終わったな。」
「案外弱いなあ!よゆーっしょ!こんな弱い奴に人類は負けてたのか!?勘弁してくれよなぁあ!」
「それは私達が強いからだよーっ」
3人は口々に感想を告げる。
「エッグ!モードセンサー!」
イースターは掛け声とともにボタンを押すと機械の上部から楕円状のパラボラアンテナが2つ現れた。
そのアンテナを装備した姿は兎によく似ていた。
エイプリル「サンディ~もっと敵いねぇのかよ~俺もっとストレス発散出来るかと思ったのによぉぉお!」
サンディ「確かにまだ物足りないな。」
イースター「てっきりもっと強いのかと思っ...ねぇ、待って!半径1km以内の全機械兵器がこっちに向かってる!!」
サンディ「俺は空から攻撃する。お前ら2人は地上で耐えてくれ!神のご加護を。」
サンディはそう言い残し背中の白いジェットパックかは青い炎を吹かしながら飛翔した。
その時建物の屋根から、路地から、建物の中から、さまざまな場所から人型機械兵器が姿を見せた。
エイプリル「もういっちょいくかぁ!!」
エイプリルはもう一度己を奮い立たせ人型機械兵器に向かって走り出した。
エイプリルは瞬く間に囲まれてしまう。
目の前の細身で男型の機械兵器が刀を横薙ぎに振るう。
それをしゃがんで避け、素早く魔法陣に手を入れ機械兵器の後ろから握りつぶす。
バックステップで大きく下がり、その直後に魔法陣に手を入れ、地面に叩きつけるように振り下ろす。
エイプリルを囲んでいた機械兵器達の頭上に4m程の魔法陣を顕現し、エイプリルの動きに倣って巨大な手が地面に叩きつけられる。
機械兵器達は地面に押し付けられ赤い血のような油を撒き散らし壊れた。
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