天界アイドル~ギリシャ神話の美少年達が天界でアイドルになったら~

B-pro@神話創作してます

文字の大きさ
59 / 295
第七章 デビュー曲発売編

第19話-2 厄払いの神スサノオノミコト

しおりを挟む
「おお、ロキ。久しぶりだな」
「ほんと!奥さん元気?」
2人は親しげに雑談を交わした。


この2人はタイプは違うが気が合い、友人の関係だった。2人とも酒が好きで酒豪なので一緒に飲むことも多かったのだ。

そして、彼らは2人ともいたずら好きという厄介な共通点もあったりするのだった・・・。




「最近、シリウスで魔族が出没したらしいんだよ」

それを聞いてスサノオは少し顔をしかめた。
「このところ多いな」


実はここ最近、魔界からの侵略行為が増えているのだ。
原因は不明で対策に追われている状況なのだ。なので警戒を強めているところだったのだ。
するとロキが言った。


「それも、あの爬虫類の連中が多いらしい」
「……レプティリアンか」
スサノオは苦々しい表情になった。


レプティリアンとは光の宇宙種族と敵対関係にある闇の種族のことだ。彼らは爬虫類のような外見を持ち、凶悪な種族でもあった。

そしてそれは地球の人間の中にもいるようだった・・・。
彼らは人間や神の姿に変身することもできた。


レプティリアンは古代から地球の支配層の人間達に深く関与し、その勢力を拡大していたのだった・・・。

地球で伝承されている神話や宗教は、神々が人間の支配者や悪役として描かれていることも多いが、それはレプティリアンの策略も関係があった。


「まあ~、あいつら、爬虫類脳だからね。動物みたいに本能が強い連中だからな。僕たち神のような理性的な脳じゃないからね~」

ロキは馬鹿にするように言った。

確かにそうだとスサノオは思った。奴らは感情的で暴力的だからだ。しかも凶暴性が高く残忍でもあるので厄介でもあった。


スサノオは、何の神といえないほど多様な能力を持つ優秀な神だ。
神の中にも複数の分野を担当する神も珍しくなく、アポロンやヘルメスもそうだった。


スサノオは戦闘系の能力が強く、厄払いの神としても有名だった。
なので天界の防衛軍では指揮官も務めているのだった。

「天界も物騒だけど、地球がね…。地球は悲惨だよ。地球人の誘拐は横行してるし、魔族は地球人の凌辱までやってるって話だしね。それも男女の子供まで」
それを聞いたスサノオの表情は険しくなった。



「地球といえばさ。この前、地球に行ったことがあるって神に会ったんだ」
「ほう?それは興味深いな」

その話に興味を持ったのか、スサノオの表情が少し柔らかくなっていた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

パンツを拾わされた男の子の災難?

ミクリ21
恋愛
パンツを拾わされた男の子の話。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...