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第七章 デビュー曲発売編
第19話-1 厄払いの神スサノオノミコト
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第19話「厄払いの神スサノオノミコト」
デビュー曲の練習も順調に進み、いよいよレコーディングの日となった。
メンバーはスタジオに集まっていた。
そこにはエコーもいた。彼女はコーラス担当だ。
美少年達は皆緊張しているようだったが、ガニュメデスはいつも通りだった。
レコーディングは順調だった。特に問題も無く終了した。
後はマスターのチェック待ちだ。
「あ~、緊張した~!」
ヒュアキントスはホッと胸を撫で下ろした。他の者も似たような感じだ。
そんなメンバー達をエコーは微笑ましく見守っていた。
しばらくして、マスターからOKが出たとの連絡が入ったため全員で事務所に戻った。
そこには事務所の社長がいた。どうやらマスターと一緒に聴いていたらしい。
社長は言った。
マスター曰く、今回の曲はマスターもかなり気に入ったようだと言っていた。彼らのデビュー曲となるのだが、発売に向けてプロモーション活動も行うらしい。
そのためこれから忙しくなるだろうということだった。
新曲のタイトルは「AQUARIUS(アクエリアス)」に決まった。
***
「ついに僕たちの曲が発売されるんだね!」
「これからPVの撮影もしないといけないね」
「わあ、PVか!かっこ良くできるかなぁ」
彼らは興奮気味に話していた。
「嫌な予感がする」
水を差すようにナルキッソスが言葉を発した。
「え?何で?」
「こういうタイミングで、あのマスターって奴からまた指令が入りそうで」
その言葉に全員が沈黙したのだった・・・。
***
場面は変わり、ここは天界にあるとあるビルの一室である。そこにいるのはあの狡知の神ロキだった。
彼は誰かを待っているようだった。
携帯端末を見て暇つぶししている彼だったが、待ち合わせしていた者が現れたことで顔を上げたのだった。
「やあ、久しぶりだね!スサノオ」
そこにいるのは天界の主神の1人であるスサノオノミコトだった。彼はロキと同じくシリウス以外の惑星に住んでいる神だ。
彼は地球でいうところの日本神話に登場する神としても有名である。
背は高くなく小柄な方だが、強そうなオーラを放ち威圧感があった。
髪は長く、黒髪だ。顔は端正な顔立ちをしていたが少し目つきが鋭く、近寄り難い雰囲気だった。
服装は和装に近い格好をしており天界でも独特だが、これは彼のいる星の特徴でもあった。
彼は陽気で豪快な性格だった。
デビュー曲の練習も順調に進み、いよいよレコーディングの日となった。
メンバーはスタジオに集まっていた。
そこにはエコーもいた。彼女はコーラス担当だ。
美少年達は皆緊張しているようだったが、ガニュメデスはいつも通りだった。
レコーディングは順調だった。特に問題も無く終了した。
後はマスターのチェック待ちだ。
「あ~、緊張した~!」
ヒュアキントスはホッと胸を撫で下ろした。他の者も似たような感じだ。
そんなメンバー達をエコーは微笑ましく見守っていた。
しばらくして、マスターからOKが出たとの連絡が入ったため全員で事務所に戻った。
そこには事務所の社長がいた。どうやらマスターと一緒に聴いていたらしい。
社長は言った。
マスター曰く、今回の曲はマスターもかなり気に入ったようだと言っていた。彼らのデビュー曲となるのだが、発売に向けてプロモーション活動も行うらしい。
そのためこれから忙しくなるだろうということだった。
新曲のタイトルは「AQUARIUS(アクエリアス)」に決まった。
***
「ついに僕たちの曲が発売されるんだね!」
「これからPVの撮影もしないといけないね」
「わあ、PVか!かっこ良くできるかなぁ」
彼らは興奮気味に話していた。
「嫌な予感がする」
水を差すようにナルキッソスが言葉を発した。
「え?何で?」
「こういうタイミングで、あのマスターって奴からまた指令が入りそうで」
その言葉に全員が沈黙したのだった・・・。
***
場面は変わり、ここは天界にあるとあるビルの一室である。そこにいるのはあの狡知の神ロキだった。
彼は誰かを待っているようだった。
携帯端末を見て暇つぶししている彼だったが、待ち合わせしていた者が現れたことで顔を上げたのだった。
「やあ、久しぶりだね!スサノオ」
そこにいるのは天界の主神の1人であるスサノオノミコトだった。彼はロキと同じくシリウス以外の惑星に住んでいる神だ。
彼は地球でいうところの日本神話に登場する神としても有名である。
背は高くなく小柄な方だが、強そうなオーラを放ち威圧感があった。
髪は長く、黒髪だ。顔は端正な顔立ちをしていたが少し目つきが鋭く、近寄り難い雰囲気だった。
服装は和装に近い格好をしており天界でも独特だが、これは彼のいる星の特徴でもあった。
彼は陽気で豪快な性格だった。
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