天界アイドル~ギリシャ神話の美少年達が天界でアイドルになったら~

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第十八章 プロジェクトの真相編

第51話‐2 天界アイドルプロジェクトの真相

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「ふーん。じゃあ君が責任を取ってくれるのかな?」
「何だと?」
「あの2人は禁忌を犯し、危うく天界に被害が及びかねなかった。だが、情状酌量の余地もあると我々は判断し、更生の機会が訪れるまで2人を眠らせることにした。それにあの2人はガニュメデスに劣らないほどの美貌を持つ。利用価値があるし、これからも利用する。しかし、だからといって罪が消えたわけではない」

「エロス。君は銀河法典の管理者の1人だろう?ならば彼らの罪を消すことはできないか?」
「そうだなぁ。彼らは頑張ってはいるようだが、恋愛禁止の掟も守れないようだし、まだまだ意識が甘いな。君もそう思うよね?」


エロスに話を振られたロキは、ヘラっと笑いながら言った。


「僕も残念だったなあ。彼らに指令を与えてきたマスターとして、事務所との約束くらい守ってくれると期待していたんだけどね。ま、所詮はガキだったということだね」
「貴様……!!」

アポロンはロキを睨みつけた。


「ふふ、怖いなぁ。そもそも、ヒュアキントス君に手を出そうとしたのは君だけどね。君にも責任の一端はあるんじゃないかな?」
「何……?」

「彼らが恋愛禁止だと知っていても、止めなかったんだから。君にも非はあるよね」
「そもそも恋愛を禁止するなど横暴だ。誰にだって愛し合う権利はあるはずだ」
「だからさぁ。あの2人は大罪を犯して保留されてる身なんだよ?ルールすら守れない奴らに自由なんてあるわけないだろう?その辺の分別もつかないガキどもには、教育が必要だと思わない?」

エロスは鼻白むようにそう言った。


「確かに私にも責任の一端はある。私とヒュアキントス、そして彼らはもはやだ。必ず君に認めさせてみせよう。そして罪を消してもらう」



「ふーん、認めさせる、ね…。それはつまり、この僕の心を動かすということかな?面白い!ではこうしようじゃないか。彼らのパフォーマンスで僕を満足させてくれたなら、彼らの罪は帳消しにしてやろう」

「本当だな?」
「もちろん。嘘はつかないよ」
「わかった。その言葉、忘れるんじゃないぞ」
「アポロン、君は面白い男だ。おい、ロキ。証書を持ってきてくれ。そして君が証人になるんだ」
「はい。只今♪」

こうして、ヒュアキントスとアドニスの処分が取り消されるための戦いが、火蓋を切って落とされたのであった。


そしてそれは、神々の様々な思惑が入り乱れた戦いとなることを、この時はまだ誰も知らなかった。



第52話に続く・・・
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