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第二十九章 最終章①ライブ開催編
第93話‐3 ライブ開催
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会場では、シリウス以外の星から招かれた高位の神達が招待席に集まっていた。
彼らの視線は全てステージに向けられている。
「ロキが言っていた、地球由来の文化がシリウス中で流行っているというのは本当みたいね」
一際美しい女神がそう呟いた。
彼女の名はフレイヤ。地球の北欧神話に登場する女神でもあり、ロキがいる星に住んでいる高位の女神の一人である。
「地球由来の文化ね。確かに天界で流行り出してはいるが、地球の文化なんて低俗なものだろう?」
そう言うのはトトだった。地球で言うエジプト神話に登場する神である。
「吾は一度鑑賞したことがあるがなかなか楽しめたのう」
そう発言するのはスサノオだった。
「地球由来の文化…か。興味深いな。ねえ、エンリル?」
そう言ったのはアヌンナキの1人エンキだった。
「地球由来ねえ…どうせくだらないものばかりだろうがね」
そう返したのはアヌンナキの1人であるエンリル。
「本当は気になるくせに。素直じゃないな君は」
エンキは悪戯っぽく笑った。
すると突然、アナウンスが流れてきた。
どうやら始まるようだ。
照明が消え、暗転すると同時に音楽が鳴り始める。
(いよいよだ……!)
観客達も期待に胸を膨らませながらその時を待っていた。
スポットライトを浴び、現れたのは4人の美少年達であった。
全員お揃いの衣装を着ており、胸元にはそれぞれのイメージカラーの花が付いている。
彼らは一列に並ぶとマイクを手に取り歌い始めた。
その歌声はとても綺麗で透き通っており、まるで天使のようだった。
(すごく上手になってる……!!)
(オーラがすごい……)
ユニット対決を経て、4人で登場した美少年達は以前とは比べ物にならないほどのオーラとパフォーマンス力を身につけており、観客達を魅了した。
まずデビュー曲の「Aquarius」を披露すると、続いて二曲目を歌い始めた。
2曲続けて披露した後、MCタイムに入った。
「みんなー!今日は来てくれてありがとー!!楽しんでくれてるかなー!?」
ヒュアキントスの問いかけに観客席からは歓声が上がる。
「俺達、不仲説とか噂があったみたいだけど、仲良しだからー!これからもっともっと頑張るから応援よろしくー!」
アドニスの言葉に再び大きな歓声が上がった。
(良かった、不仲じゃなかったんだ)
(やっぱりこの4人が良い…!)
心配していたファンも安心した様子だった。
「次は新曲を歌わせていただきます!聞いてください!」
4人はそう言うとポーズを決め、次の曲を歌った。
曲は壮大なバラード調のものであり、歌詞は愛や友情をテーマにしたものだった。
4人は情感たっぷりの歌声を披露した後、最後にこう叫んだ。
「ありがとうございましたーーっ」
VIP席から鑑賞していた、招待されていた高位の神々は最初は呆気に取られていたが、鑑賞していくと次第に笑顔を浮かべる者が次々と現れた。
「おお、前に観た時より上達しておるのう。流石じゃわい」
スサノオは楽しそうに言った。
「……悪くないわね」
フレイヤも微笑みながら呟いた。
「これが地球由来の文化か。低レベルかと思ってたが、地球の文化も案外悪くないものだな」
トトも感心したように頷いた。
一方、エンキはーー
(なるほど。かつて地球にいたことがある低位の神が、地球由来の文化で天界の者達を魅了するとは。これも因縁なのかな……)
思いを馳せるようにそう心の中で呟くのだったーーー
第94話に続く・・・
彼らの視線は全てステージに向けられている。
「ロキが言っていた、地球由来の文化がシリウス中で流行っているというのは本当みたいね」
一際美しい女神がそう呟いた。
彼女の名はフレイヤ。地球の北欧神話に登場する女神でもあり、ロキがいる星に住んでいる高位の女神の一人である。
「地球由来の文化ね。確かに天界で流行り出してはいるが、地球の文化なんて低俗なものだろう?」
そう言うのはトトだった。地球で言うエジプト神話に登場する神である。
「吾は一度鑑賞したことがあるがなかなか楽しめたのう」
そう発言するのはスサノオだった。
「地球由来の文化…か。興味深いな。ねえ、エンリル?」
そう言ったのはアヌンナキの1人エンキだった。
「地球由来ねえ…どうせくだらないものばかりだろうがね」
そう返したのはアヌンナキの1人であるエンリル。
「本当は気になるくせに。素直じゃないな君は」
エンキは悪戯っぽく笑った。
すると突然、アナウンスが流れてきた。
どうやら始まるようだ。
照明が消え、暗転すると同時に音楽が鳴り始める。
(いよいよだ……!)
観客達も期待に胸を膨らませながらその時を待っていた。
スポットライトを浴び、現れたのは4人の美少年達であった。
全員お揃いの衣装を着ており、胸元にはそれぞれのイメージカラーの花が付いている。
彼らは一列に並ぶとマイクを手に取り歌い始めた。
その歌声はとても綺麗で透き通っており、まるで天使のようだった。
(すごく上手になってる……!!)
(オーラがすごい……)
ユニット対決を経て、4人で登場した美少年達は以前とは比べ物にならないほどのオーラとパフォーマンス力を身につけており、観客達を魅了した。
まずデビュー曲の「Aquarius」を披露すると、続いて二曲目を歌い始めた。
2曲続けて披露した後、MCタイムに入った。
「みんなー!今日は来てくれてありがとー!!楽しんでくれてるかなー!?」
ヒュアキントスの問いかけに観客席からは歓声が上がる。
「俺達、不仲説とか噂があったみたいだけど、仲良しだからー!これからもっともっと頑張るから応援よろしくー!」
アドニスの言葉に再び大きな歓声が上がった。
(良かった、不仲じゃなかったんだ)
(やっぱりこの4人が良い…!)
心配していたファンも安心した様子だった。
「次は新曲を歌わせていただきます!聞いてください!」
4人はそう言うとポーズを決め、次の曲を歌った。
曲は壮大なバラード調のものであり、歌詞は愛や友情をテーマにしたものだった。
4人は情感たっぷりの歌声を披露した後、最後にこう叫んだ。
「ありがとうございましたーーっ」
VIP席から鑑賞していた、招待されていた高位の神々は最初は呆気に取られていたが、鑑賞していくと次第に笑顔を浮かべる者が次々と現れた。
「おお、前に観た時より上達しておるのう。流石じゃわい」
スサノオは楽しそうに言った。
「……悪くないわね」
フレイヤも微笑みながら呟いた。
「これが地球由来の文化か。低レベルかと思ってたが、地球の文化も案外悪くないものだな」
トトも感心したように頷いた。
一方、エンキはーー
(なるほど。かつて地球にいたことがある低位の神が、地球由来の文化で天界の者達を魅了するとは。これも因縁なのかな……)
思いを馳せるようにそう心の中で呟くのだったーーー
第94話に続く・・・
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