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第三十章 最終章② 最終試練編
第97話‐1 エロスとプシュケ
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第97話「エロスとプシュケ」
美少年達の残された課題はただ一つ。
それは天界最高位の神格を持つ愛の神エロスに、自分達のパフォーマンスを認めさせ、ヒュアキントスとアドニスの処罰を回避させることだった。
彼らは集まり、彼らのプロデューサーであるロキ、そして音楽の神アポロン、伝令の神ヘルメスも一緒に会議を始めた。
「僕達もいろいろと話し合ってみたんですが…ユニット対決の時の経験を生かし、物語を取り入れたダンスと歌で勝負しようかと思うんです」
リーダーのヒュアキントスが発言をした。
「なるほど。君達それぞれの長所を生かした演出というわけか」
アポロンは頷きながら話を聞いている。
「ええ。それぞれ独自の個性があるから、それを活かす方向がいいと思いまして」
他のメンバーも異論はない様子だった。
そこでロキが口を開いた。
「物語か…。だったら、あの話なんかいいかもしれないな」
「あの話?」
「地球の神話で伝承されている、エロスとプシュケの恋物語だよ」
地球のギリシャ神話で伝承されている話の中には「愛の神エロスと、彼の妻であるプシュケの恋物語」がある。
エロスを認めさせるパフォーマンスをするのであれば、エロスにまつわる話を取り入れるべきではないか、というのがロキの提案だった。
「なるほど…。悪くないな」
「あの、エロス様はプシュケという方と結婚されてるんですか?」
ヒュアキントスはロキに質問を投げかけた。
「いや…。プシュケと結婚したという話は地球のギリシャ神話においての話だ。ただ、彼は伴侶のような存在を探していた節はあるんだけどね」
「……そうなんですか!?」
思わぬ事実が発覚したことで驚きの表情を見せるヒュアキントスとは対照的に、呆れた態度を見せたのはアドニスだった。
「……っておい、お前はそんなことも知らないのか?」
「だって、僕達はずっと眠ってたし…そもそも君は知っていたの?君も寝ててあまり詳しくないと思ってたんだけど……」
「エロス様を認めさせないといけないんだから、そのくらい調べるだろ」
「そ、そうなんだ……すごいね君……」
ヒュアキントスは少し感心してしまったようだ。
「まあ、そういうことなら話は早いじゃないか。その話を君たちなりにアレンジしたら良いんじゃないか?」
こうして話はまとまったのだった。
美少年達の残された課題はただ一つ。
それは天界最高位の神格を持つ愛の神エロスに、自分達のパフォーマンスを認めさせ、ヒュアキントスとアドニスの処罰を回避させることだった。
彼らは集まり、彼らのプロデューサーであるロキ、そして音楽の神アポロン、伝令の神ヘルメスも一緒に会議を始めた。
「僕達もいろいろと話し合ってみたんですが…ユニット対決の時の経験を生かし、物語を取り入れたダンスと歌で勝負しようかと思うんです」
リーダーのヒュアキントスが発言をした。
「なるほど。君達それぞれの長所を生かした演出というわけか」
アポロンは頷きながら話を聞いている。
「ええ。それぞれ独自の個性があるから、それを活かす方向がいいと思いまして」
他のメンバーも異論はない様子だった。
そこでロキが口を開いた。
「物語か…。だったら、あの話なんかいいかもしれないな」
「あの話?」
「地球の神話で伝承されている、エロスとプシュケの恋物語だよ」
地球のギリシャ神話で伝承されている話の中には「愛の神エロスと、彼の妻であるプシュケの恋物語」がある。
エロスを認めさせるパフォーマンスをするのであれば、エロスにまつわる話を取り入れるべきではないか、というのがロキの提案だった。
「なるほど…。悪くないな」
「あの、エロス様はプシュケという方と結婚されてるんですか?」
ヒュアキントスはロキに質問を投げかけた。
「いや…。プシュケと結婚したという話は地球のギリシャ神話においての話だ。ただ、彼は伴侶のような存在を探していた節はあるんだけどね」
「……そうなんですか!?」
思わぬ事実が発覚したことで驚きの表情を見せるヒュアキントスとは対照的に、呆れた態度を見せたのはアドニスだった。
「……っておい、お前はそんなことも知らないのか?」
「だって、僕達はずっと眠ってたし…そもそも君は知っていたの?君も寝ててあまり詳しくないと思ってたんだけど……」
「エロス様を認めさせないといけないんだから、そのくらい調べるだろ」
「そ、そうなんだ……すごいね君……」
ヒュアキントスは少し感心してしまったようだ。
「まあ、そういうことなら話は早いじゃないか。その話を君たちなりにアレンジしたら良いんじゃないか?」
こうして話はまとまったのだった。
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