君と僕の妊娠計画

君と僕の妊娠計画⑬

「ぃい……いいかりゃぁ……もっとぉ♡」
「う、煽るなバカ。抑えが効かないんだって」

　もう、これだからαの本能に負けたくなかったんだ。

　種子をねだり揺らめく行儀の悪い優弥の腰を掴んで、抜けるギリギリまで楔を引き抜いた。ずろぉ……、抜けていく感覚すらもキモチイイのか優弥は声も無く肩や腹筋をぴくぴく痙攣させる。潮は吹いてないけどナカイキはしたんだろう。
　そのまま強烈な一撃を見舞おうとしてから、優弥の背景が床であることを何故か今更認識してひどく冷静な思考が一瞬だけ顔を出した。「あ、このままシたら体痛めちゃう」、って。

「いぅン♡ あ…？ な、んれ……」
「優弥、一回足外して。ベッド上がろ」
「ゆかでいい、ゆかでいいから、もっと、つづき…っ♡」
「もっとシたいからベッド上がりたいんだよ。意味わかんないくらいに頭溶けてる？」

　まぁ、もう既に二回もぐちゃぐちゃにシてるんだけど。
　それでも、優弥はちゃんと意味を理解してくれたようで、想像だけで一回イっちゃったみたいに身体を震わせた。うん、そう。そういうドキツイのをシたいから移動してほしいんだよ。
　そろりと足が外されて体を解放される。僕らを繋ぐのはナカに埋めたアレだけになった。ソレすらもにゅぽっと抜けて、孔はくぱくぱひくひく甘く痺れている。目の毒だ……。

「ふぅ、ふ、はぁ♡ ンんっ♡♡」
「巣、とりあえず熱が一旦落ち着いてからでいい？」
「ん。わぁ、った。……ひぅぅ♡♡」

　くったり力の抜けた優弥をベッドの上へ引き上げて、ついでだから身ぐるみも全部脱がしてしまう。上半身は着衣のままするのも良いけど、やっぱり精液が付いたらとか考えると後が怖い。どうせこの後も沢山するんだ。洗濯物は少ない方が良い。


　正常位からバックに体位を変えて後ろから密着してやる。
　所謂、寝バックって体勢を取ると熱く熟れたナカをまた貫いてやった。

「あ゛ッ？！ ァ あ゛ぁ～～～～っ♡♡♡♡♡♡」

　逃げ場の無い快楽地獄に優弥はどこもかしこも激しく震わせながら達する。
　かぶりを振った拍子に曝け出された項が美味しそうで、気付けば僕は項に噛みついたまま酷く乱暴な調子で肉を打ち付け、そして、――

「ぁ、……ぁぁ♡♡ ……やぁぁ♡♡♡♡♡」

　たっぷりと濃い白濁をまた、優弥の最奥へと放っていた。