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ある日、召喚されました。
応接室にて。
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私が座った一人掛けのソファーは一番出入口に近い所で、女の子の学生達と、世羅って奴が私から見て左前の長椅子のソファーに座り、その正面に王子王女が座り、私の真正面に黒瀬って奴が座った。
そして、その周りを囲むかのように魔術師や騎士、神官みたいな人達が立っている。
うーん。多分護衛の役割に加えて監視の役割かなんかを含んでいるんだろうね。
私達が全員座った後、直ぐに侍女達がお茶とお茶菓子をテーブルに置いていった。
信用していないみたいで悪いけど、まだ信用出来ないので私は、【看破】を使い出された紅茶やお茶菓子を調べた。
結果。特に何も無かった。
うん。無かったら無かったでいいんだけど、邪帝討伐のいい言い訳になったかもしれないんだよね。まぁ、毒物とか無い方が断然いいんだけどね。
だが、一応この場では飲まない方がいいだろう。私の【看破】のLvはカンストしているのでこの結果には間違いは無いだろうが、(カップとかも、きちんと調べました。)周りに使う注意力を増やしておきたいからね。
……………お前ら、なんでそんなに警戒せずに飲食が出来るのか不思議だよ……………。
そんな事を思っていると、王子が話し始めた。
「それでは早速、今のこの世界の状況について説明します。────。」
うん。話が長かったので纏めてみた!
まず一つ目、はるか昔に封印した邪帝の封印が一年前に解け、この世界に復活した。
二つ目、世界各国の精鋭を揃えて邪帝に挑んだが、全滅した。
三つ目、邪帝はどんどん各国を呑み込んでいき、人類の領土、生活範囲が劇的に減り、今ではこの大陸の五割程度の広さしかない。(この世界には、大陸はここしか無いらしい。大陸ではなく少し大きめの国のある島とかはあるらしい。)
四つ目、はるか昔は、勇者を召喚して邪帝を封印したという古文書があったので古文書に書かれていた召喚の儀式をして呼び出した。
五つ目、邪帝を封印して欲しい。
「と、言うことで大体の説明は以上です。
質問はありますか?」
その問いかけに、世羅が答える。
「一つ質問があります。」
「なんですか?それと、敬語でなくて結構です。どうぞ話しやすいように、リラックスなさってください。」
王女がそう言うと、学生達の肩の力が少しだけど抜けるのが分かった。
「じゃあ、遠慮なく。俺たちは、元の世界に戻れるのか?」
「……………戻れません。」
王女が悲しそうに、申し訳なさそうに俯いて答える。
あっ、やっぱりそういう質問をするんだ。
……………けど、戻れないってどういう事だ?シュラジールは『誰一人元の世界に戻っていない。』と、言っていた。
つまり、戻れないとは一言も言っていないのだ。
これにより考えられる事は主に四つ。
一つ目、帰還の儀式が失伝した。
二つ目、戻り方を知っていて隠している。
三つ目、シュラジールが伝え間違えた。
四つ目、先代の勇者が帰れるが何かしらの理由で帰らなかった。その為、戻れないと認識している。
うーん。どれだろう?それとももっと別の可能性だろうか?
……………まぁ、いいか。考えても仕方無いかもだし。
そして、その周りを囲むかのように魔術師や騎士、神官みたいな人達が立っている。
うーん。多分護衛の役割に加えて監視の役割かなんかを含んでいるんだろうね。
私達が全員座った後、直ぐに侍女達がお茶とお茶菓子をテーブルに置いていった。
信用していないみたいで悪いけど、まだ信用出来ないので私は、【看破】を使い出された紅茶やお茶菓子を調べた。
結果。特に何も無かった。
うん。無かったら無かったでいいんだけど、邪帝討伐のいい言い訳になったかもしれないんだよね。まぁ、毒物とか無い方が断然いいんだけどね。
だが、一応この場では飲まない方がいいだろう。私の【看破】のLvはカンストしているのでこの結果には間違いは無いだろうが、(カップとかも、きちんと調べました。)周りに使う注意力を増やしておきたいからね。
……………お前ら、なんでそんなに警戒せずに飲食が出来るのか不思議だよ……………。
そんな事を思っていると、王子が話し始めた。
「それでは早速、今のこの世界の状況について説明します。────。」
うん。話が長かったので纏めてみた!
まず一つ目、はるか昔に封印した邪帝の封印が一年前に解け、この世界に復活した。
二つ目、世界各国の精鋭を揃えて邪帝に挑んだが、全滅した。
三つ目、邪帝はどんどん各国を呑み込んでいき、人類の領土、生活範囲が劇的に減り、今ではこの大陸の五割程度の広さしかない。(この世界には、大陸はここしか無いらしい。大陸ではなく少し大きめの国のある島とかはあるらしい。)
四つ目、はるか昔は、勇者を召喚して邪帝を封印したという古文書があったので古文書に書かれていた召喚の儀式をして呼び出した。
五つ目、邪帝を封印して欲しい。
「と、言うことで大体の説明は以上です。
質問はありますか?」
その問いかけに、世羅が答える。
「一つ質問があります。」
「なんですか?それと、敬語でなくて結構です。どうぞ話しやすいように、リラックスなさってください。」
王女がそう言うと、学生達の肩の力が少しだけど抜けるのが分かった。
「じゃあ、遠慮なく。俺たちは、元の世界に戻れるのか?」
「……………戻れません。」
王女が悲しそうに、申し訳なさそうに俯いて答える。
あっ、やっぱりそういう質問をするんだ。
……………けど、戻れないってどういう事だ?シュラジールは『誰一人元の世界に戻っていない。』と、言っていた。
つまり、戻れないとは一言も言っていないのだ。
これにより考えられる事は主に四つ。
一つ目、帰還の儀式が失伝した。
二つ目、戻り方を知っていて隠している。
三つ目、シュラジールが伝え間違えた。
四つ目、先代の勇者が帰れるが何かしらの理由で帰らなかった。その為、戻れないと認識している。
うーん。どれだろう?それとももっと別の可能性だろうか?
……………まぁ、いいか。考えても仕方無いかもだし。
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