あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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入学しました!

レストランは戦闘場所か何かかな?

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    「貴方ですわよ!貴方以外誰がいるって言うのよ!?」


    おっと、レジィーナがまたキャンキャン言いはじめたぞ?


    「貴方、正門の通りでレジィーナ様に口答えしたでしょう?なんでですの?」
    「そうですわよ。レジィーナ様の前でコケたのにあの謝り方はなんなんですの?」
    「しかも、挨拶すらまともに出来ないなんて!」
    「え?えーと……。普通に謝りましたよね?挨拶もしましたし。」


    うーん。絡まれている原因は、ヒロインがレジィーナの前でコケたからか……。


    「ねぇ、紫苑。あの子って普通に謝ったの?挨拶も。」


    私は紫苑に、ヒソヒソ声で聞いてみた。


    「うん。普通に”ごめんなさい。”や、”おはよう。”って言っていたけど、実はレジィーナさん達に謝る時や、挨拶の時には……。」
    「ちょっと、そこ!うるさいですわよ!」


    ……ヒソヒソ声でも、ヴァンパイアであるレジィーナ達には聞こえたようだ。
    声がした方を向いてみると、ツンとした顔をしたレジィーナ達がいた。うん。見るからに傲慢そうな顔だな。


    おや?【探査】で確認した所、生徒会メンバーの内の二人が止める為に動いたみたいだ。
    ……でも残念。言われたら、言い返さないと舐められるのであんた達が来る前に、言い返してやるぜ!


    「あら?どなたかと思ったら、新入生代表さん達じゃあないの?びっくりしたわー。壇上に上がった貴方を見た時は。今年の新入生代表は、まともに自己紹介も出来ない人間だったなんて。オホホホホ。」
    「自己紹介も出来ないなんて、人間としてどうかしていますわ。」
    「えぇえぇ、本当にそうよね?」
    「この方、レジィーナ様に挨拶もせずに校舎へ行かれたのですわよ?」
    「……なんとか言ったらどうですの!?猿でも返事くらいは出来ますわよ!」


    はぁ、めんどくせぇ。


    「そう。なら、貴方達は猿に学力で負けたのね?ご愁傷さま。
    あと、あなた達に自己紹介をしなかったのは、傲慢な貴方達とは関わりたくないからです。それくらい、察せるようになってください。」
    「んなっ!」
    「もう我慢出来ませんわ!」


    我慢出来ませんわ!って、もともと我慢してなかっただろうが。

    とか思っていたら、レジィーナが私の側にあったランチセットのアイスティーを手に持って私にかけようとした。

    ふふふっ。……遅い!これなら高位邪物の方がずっと速いわ。
    ……まぁ、当たり前か。高位邪物はライフルくらい速いらしいからね。


    周りが息を呑んだのが分かった。生徒会メンバーも慌てて止めようとしているけど、多分間に合わない。
    まぁ、大丈夫だけどね。

    私は、レジィーナのアイスティーを持っている方の手首を掴んだ。
    ヴァンパイアでも反応出来ない速度で。
    そして、底冷えする様な声で言った。
    ……少しレジィーナ達に向けて【威圧】もかけながら。


    「そのアイスティーは、私がお金を出して買ったものです。私にかけたら立派な器物損壊罪に当たりますよ?」


    周りはその光景に唖然となった。生徒会メンバーも含めて。いや、数名程は面白いという顔をしていた。
    レジィーナは、顔を少し青くしていたが、すぐにハッとなり真っ赤になった。


    「うるさいですわよ!」


    今度は反対の手で平手打ちをしようとしたのか、私が掴んでいる手の反対側の手を振り上げた。

    それも、もれなく受け止めた。

    ……殴られる趣味なんて無いのでねー。


    「なんで受け止めますの!?」
    「いや、普通に殴られる趣味なんて無いから。あと、私が止めなかったら貴方、暴行罪か、傷害罪になってましたよ?」
    「うるさい、うるさい、うるさいですわよ!」
    「いや、あんたの声のがうるさいと思うけど?」
    「このっ!」


    あー、今度は蹴ろうとしてきたわ。でもね、それは悪手何だけどなー。本当にヴァンパイアか?この子。両手塞がっているからって足を出すって……。体制崩れる可能性を考えないのかな?まぁ、転ばすのは簡単だが、後々めんどそうだ。


    はぁ、どうしようかなー?
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