あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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入学しました!

校舎探検だー!

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    「ご馳走様。じゃ、行こうか?紫苑、案内を頼んだ!」
    「分かった。じゃあ最初は西校舎からね。」



    私達は、昼食を食べ終えたので校舎探検をすることにした。
    あの後、ヒロインちゃんが疲れた様子で帰ってきたけど私達の姿を見るなり睨まれた。
    まぁ、何も言ってこなかったからいいか。
    ……もしも言ってきた場合の為に用意しておいた台詞が使えなかったな。まぁ、何も無くていいか。



    「────でこの西校舎実習室とかがあって四階建てで、向こうの通常教室がある校舎が東校舎っていって、三階建てなんだ。
    そして、東校舎の隣にある北校舎は優秀な生徒が通う特別な教室、Sクラスがあるんだよ。生徒会室もその校舎の最上階、五階にあって五階フロア全部繋げてすごく広くしているらしいよ。」
    「五階フロア全部!?流石というべきかなんというべきか……。お金持ち学園ってすごいね。外観も北校舎のが明らかに綺麗だし。」
    「まあね。だからSクラスの人達って学園中の憧れの存在なんだよね。しかも、一学年ごとに、十人だけなんだよね。Sクラスになれるの。そして、Sクラスの人達は、Sクラス専用の寮や特権があるんだよ。」
    「へー。紫苑はSクラスなの?」
    「まあね。蒼もだよ?Sクラス。その刺繍着いてるし。」


    そう言って、紫苑は自分の制服に着いた刺繍を指してから私の制服に着いている刺繍を指さした。
    
    実は、私は首席入学者ってことでSクラスらしい。この刺繍は届いた制服にもうつけてあったものだ。
    真ん中に白い薔薇の刺繍がしてあり、その周りを金糸で刺繍した茨が囲っている美しいものだ。



    「へー。この刺繍ってそんな意味があったんだ?それでSクラスってどんな特権があるの?」
    「まず、授業を受けなくてもいいって事と、レストランで専用席に座れる事、外室時間の延長等かな。」
    「ほうほう。授業を受けなくてもいいって事は、お店の方ができるな。」
    「確か、ディメンション・ウィッチって店だっけ?…………ん?えーと、宝石とかを扱っている店?」
    「うん。そうだよ。」
    「はぁ!?あ、あの予約でいっぱいの!?え、えーと、両親が経営しているのかな?」
    「いいや。違うよ?私が経営しているの。両親は交通事故でもういないから。」
    「あっ、そうなんだ。ごめんね変な話題にしちゃって。」
    「いいの、いいの。気にしてないから。あっ、あそこって中庭何だっけ?なんか庭園みたいだけど……。次あそこ行ってみない?」


    確か、あの庭園の池にヒロインがお守りを落として中の護符の文字が滲んだせいでお守りの効果が切れるんだよね?
    うん。ヒロインがちょっとどうするのか見てみたいな。


    「あっ、う、うん。いいよ。行こうか。」
    「じゃあ、さっそく行こうか。」



    ごめんね。フラグの場面には行きたくないだろうけど、気になるからね。どうするのか。







    さぁ、やって来ました!庭園の池!!
    いやぁ、庭園の入口とかって本当に綺麗だったよ。なんたって薔薇のアーチがあったんだよねー。確か、薔薇って夏の花なのにね。品種改良か、魔力か……。まぁ綺麗だったからいいか。


    で、池に来たわいいけと、やっぱりヒロインがいてなんで!?みたいな顔した後、すっごい睨んできたわー。うん。眉間の皺がとれなくなるよ?


    さて、私達は庭園の奥に行くふりをして覗いてますか。
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