41 / 75
入学しました!
夜のお茶
しおりを挟む
私は夕食を食べ終え、自室に戻っていた。そして、箱の山と対面していた。
「……荷解き、めんどくさいなぁ。そうだ!」
【言霊・あるべき場所へ行け】
この技は言霊と言い、西の山の植物の神様に教わった。宴会の最中に使っていて見てて便利そうだったからね。
そしてさっきの言霊の効果のおかげで箱に入っていた荷物が服はクローゼットに、ちょっとした食器はキッチンの戸棚に、というようにひとりでに宙へ浮いて移動していった。
いやー、すぐに片付いたね。
……バルコニーで紅茶でも飲もうかな。ゆっくり落ち着いて考えたい事もあるし。
という事で、私はバルコニーに向かい、バルコニーにあったソファーに座った。そして、サイドテーブルにお気に入りの茶葉店の茶葉で作ったダージリンティーを入れた白く、細かい細工がされているティーポットとティーカップを置いた。ついでにお茶菓子として某有名店のクッキーと、プチシューを【無限収納】から取り出した。
……改めて思うけど、太らない体質で良かったなー。あと、眠らずにすむ体質ってのも凄くいい。夜の間中考えられるしね。
さて、考えたい事というのは結界等の事だ。さぁ、どうなったかな?
……ん?一応は結界の修復は終わった様だが、強度がイマイチだ。うーん。これじゃあ高位邪物一体でも壊せてしまうな。外にいる偵察隊が余裕で入ってこれそうだ。
だが、私が結界を張り直すのはめんどくさいのでやだ。
まぁ、邪物の事を考えよう。
学園内にいる邪物の数は変わっていないが、高等部付近を囲む様にして邪物が配置されていた。
外にいた邪物は、中位邪物が三体程増えた様だ。
……うん。すっごい数なんですけどーーー!!!
もしかして、紫苑の死亡フラグってここで立つの!?
いや、序盤の序盤でいなくなる悪役令嬢なんていないはずだよね?
だが、ここはゲームの世界じゃ無いから確実にフラグじゃないとは言い難い。
……ゲームではどうだったかフィーに聞いてみるか?
私は紅茶を一口飲み、綺麗な星々が輝いている美しい夜空を見上げた。
「……フィー。急に念話してゴメンね。聞こえたら返事をして。聞きたい事があるんだ。」
《……やっほー、みーちゃん!聞こえているよ。で、どうしたの?聞きたい事って?》
「あのさ、──────────という訳で、紫苑ってここでフラグがあったりしてたかなーって思って。」
《うーんとね。結論から言うと無かったよ!
だけど、その邪物の一斉攻撃ってのも無かった。だから、あまりゲームの方は参考にはならないと思うよ。》
「そうなの?了解!ありがとう、助かったよ!
じゃあ私は、紫苑の周りを見ていて大変そうだったら私も戦おうかな。
……でも、私も戦ってみたいな。高位邪物と戦ったことは一回だけだったし。
……うーん。でもまぁ、他の人の技を見るのも勉強になるからなー。少し我慢するか。
ありがとね。フィー。」
《ううん。こっちこそかけてきてくれて嬉しかったよ!!では、またね。》
「うん。またね。」
こうして念話を終え、紅茶飲みクッキーを一枚食べてから意識を集中された。
【千里眼・聴力強化】
さて、どうるのかな?
「……荷解き、めんどくさいなぁ。そうだ!」
【言霊・あるべき場所へ行け】
この技は言霊と言い、西の山の植物の神様に教わった。宴会の最中に使っていて見てて便利そうだったからね。
そしてさっきの言霊の効果のおかげで箱に入っていた荷物が服はクローゼットに、ちょっとした食器はキッチンの戸棚に、というようにひとりでに宙へ浮いて移動していった。
いやー、すぐに片付いたね。
……バルコニーで紅茶でも飲もうかな。ゆっくり落ち着いて考えたい事もあるし。
という事で、私はバルコニーに向かい、バルコニーにあったソファーに座った。そして、サイドテーブルにお気に入りの茶葉店の茶葉で作ったダージリンティーを入れた白く、細かい細工がされているティーポットとティーカップを置いた。ついでにお茶菓子として某有名店のクッキーと、プチシューを【無限収納】から取り出した。
……改めて思うけど、太らない体質で良かったなー。あと、眠らずにすむ体質ってのも凄くいい。夜の間中考えられるしね。
さて、考えたい事というのは結界等の事だ。さぁ、どうなったかな?
……ん?一応は結界の修復は終わった様だが、強度がイマイチだ。うーん。これじゃあ高位邪物一体でも壊せてしまうな。外にいる偵察隊が余裕で入ってこれそうだ。
だが、私が結界を張り直すのはめんどくさいのでやだ。
まぁ、邪物の事を考えよう。
学園内にいる邪物の数は変わっていないが、高等部付近を囲む様にして邪物が配置されていた。
外にいた邪物は、中位邪物が三体程増えた様だ。
……うん。すっごい数なんですけどーーー!!!
もしかして、紫苑の死亡フラグってここで立つの!?
いや、序盤の序盤でいなくなる悪役令嬢なんていないはずだよね?
だが、ここはゲームの世界じゃ無いから確実にフラグじゃないとは言い難い。
……ゲームではどうだったかフィーに聞いてみるか?
私は紅茶を一口飲み、綺麗な星々が輝いている美しい夜空を見上げた。
「……フィー。急に念話してゴメンね。聞こえたら返事をして。聞きたい事があるんだ。」
《……やっほー、みーちゃん!聞こえているよ。で、どうしたの?聞きたい事って?》
「あのさ、──────────という訳で、紫苑ってここでフラグがあったりしてたかなーって思って。」
《うーんとね。結論から言うと無かったよ!
だけど、その邪物の一斉攻撃ってのも無かった。だから、あまりゲームの方は参考にはならないと思うよ。》
「そうなの?了解!ありがとう、助かったよ!
じゃあ私は、紫苑の周りを見ていて大変そうだったら私も戦おうかな。
……でも、私も戦ってみたいな。高位邪物と戦ったことは一回だけだったし。
……うーん。でもまぁ、他の人の技を見るのも勉強になるからなー。少し我慢するか。
ありがとね。フィー。」
《ううん。こっちこそかけてきてくれて嬉しかったよ!!では、またね。》
「うん。またね。」
こうして念話を終え、紅茶飲みクッキーを一枚食べてから意識を集中された。
【千里眼・聴力強化】
さて、どうるのかな?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
308
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる