あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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入学しました!

結界強化!裏山へ!

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    取り敢えず、ヴィラッセ先生……………もとい、奴のことは放っておいても勝手に着いてくるので無視して、私は裏山の木々の上をぴょんぴょんとテンポよく音を立てないように跳び、裏山奥にある例の祠を目視で確認できる位置にある木の上まで来た。




    ……………うん。ここなら良く見える。
    あぁ、やっぱり。結界がもう少しで壊れる所だな。
    んー。ん?あっ、多分あの人型の邪物二体が親玉だなー。多分。


    その親玉と思われる二体の邪物は祠の近くで片方は、タキシードみたいなものを着たほっそりとした奴で腕を組んで佇んでいた。もう片方はガッチリとしていて、甚平みたいなものを着て酒瓶を持ちながら胡座をかいて座っていた。



    ……………あっ、やっぱり。あのタキシードが隠密系+頭脳系かな?気配が軽薄だし何より、警戒心が強い。ずっと目線は結界を見ているけど、常に周りを探っている。
    私も普通に、もう少し近付いたら気づかれてしまうかもね。



    ……………よし。行くか。
    普通に近付いたら気づかれてしまうのなら、普通に近付かなければいい。




    つまり、ここからは私も少し本気を出す。ここで気づかれたり負けたりしたら、私の命が危ない。





    【気配遮断+反応強化+危機察知強化+身体能力強化】




    ……………あっ、魔法をかけた後で気がついたけど私、ここからでも結界強化出来るわ。


    ……………チラッ。


    振り返ってヴィラッセの奴を目視で確認したら目が合った。
    声を出すのは耳の良い邪物がいる可能性もあり、危険なので念話をヴィラッセの奴にすることにした。



    ……………まぁ、この世界では念話といったものは無いらしいけどね。んー?私がこの世界で買った漫画にはあったから、あってもおかしくないと思っていたけど。まぁいいや。




    『………ヴィラッセ先生聞こえますか?聞こえたら頭でなんか念じてください。』
    『………えっ?蒼さんですか?』
    『はい。そうです。』
    『これは一体………?』
    『念話です。ほら、漫画とかによくあるじゃないですか?なんか便利そうだったんで、やってみました。』
    『………………………』
    『……………ヴィラッセ先生?』
    『いえ、なんでもありません。それより、何故念話を?』
    『いえ、結界の強化はここから出来るんですが、あの祠が気になりまして……。
    ヴィラッセ先生は何かあの祠について知っていますか?』
    『……まぁ、知っていると言えば知っています。』
    『へぇー、そうなんですか。じゃあ、あの祠ってなんですか?』
    『その話はまた後で。今は、結界の強化が一番重要だと思いますが。ここから出来るのなら、早めにお願いしてもいいですか?もう結界が持ちそうにありませんので。』
    『分かりました。でも、後で教えて下さい。でなければ邪物の群れに八つ当たりしそうです。新しい技を試したくなっているので余計に。』
    『……分かりました。なのでやめてください。』
    『良かった。ありがとうございます。では。』




    さて、それじゃあ結界強化しますか!







    ……………あっ、いいこと思いついた♪
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