あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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入学しました!

という訳でお断り

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    「…………それはどういう事だ?」



    しばらくして、学園長が聞いてきた。




    「そのままの意味です。ですが、本当に難しいので一度練習台として無人の星を再生させたことしかありません。
    元素の位置やら数やら色々分からないといけない上に、人間とかまで考えなければいけなくなると流石にやる気があまり出ませんでしたし。」




    ここにきて紫苑が漸く聞いてきた。





    「ねぇ、蒼。貴方は何者なの?」
    「うーん。紫苑に言った通り………だけどな。ただ話してないことがあったってだけで。」
    「話してないこと?」
    「うん。紫苑が邪物達の存在を知らないと思っていたから、話してなかったんだよね。」
    「……………教えて。」
    「えー。うん、まぁいいけど。
    まず、私の両親が交通事故にあったって話はしたよね?その交通事故の原因が邪物達だったらしいんだ。」
    「っっ!」





    紫苑が息を飲んだのが分かった。
    周りのあやかし達もこの情報には驚いたようで、こちらを凝視してきた。




    私はできるだけ抑揚をつけずに話すように心がけた。




    「その事を知って私は西の山って呼ばれている山の麓で修行を始めたんだ。
    そうしたら、西の山の神様方から技とか稽古とかつけて貰えるようになった。って感じだね。
    ……………そう言えば、あそこって確かあやかし界って呼ばれている所でもあったっけ?」
    「はっ!?」
    「えっ!?」
    「なっ!」
    「………ありえない。」
    「ほう。」
    「嘘だろ!」
    「………なんで。」
    「………は?」



    みんながこれには驚き、声を出した。
    今まで、私がこの部屋に入ってから何があったのかずっと黙っていた攻略対象達&クズもだ。





    ……………すっとぼけて答えたらどうなるだろう?





    「……………何か問題が?」
    「問題大ありだぁぁぁぁぁ!!!」






    桜坂先輩が叫んだ。






    「先輩?どうしたんですか?私、何か変なこと言いました?」
    「色々ツッコミどころがあるから、質問したら答えてくれる?」





    神崎先輩が聞いてきた。






    「あっ、はい。分かりました。」
    「まず、君は本当にあやかし界で修行をしていたの?」
    「はい。シュテルン様が言っておられたので間違い無いと思います。」






    そう答えると紫苑とクズを除く人達が目を見開いた。






    「……………貴方はどれ位の期間、西の山で修行をしていましたか?」
    「三年くらいですね。事故があってから少しした頃なので。」
    「っ!三年、ですか?」
    「はい。」






    私が答えると神妙そうに学園長が話してきた。






    「……………蒼華月さん。通常、あやかし界では人間は生きられない。あやかし界の大気は人間にとって有害なので。」
    「……………どういう事ですか?」






    みんなの視線が学園長に向いた。
    学園長は気にせず、そのまま話し始めた。





    「つまり、貴方の両親のどちらかがあやかし、あるいは両方があやかしだと言うことだ。」
    「そうなんですか。」
    「……………は?それだけか?」
    「何故ですか?」
    「私は今、貴方は人間では無いと言ったんだが?」
    「はい。分かってますよ?」
    「なのになんでそう、落ち着いているのだ?」
    「だって、私が私であることには変わりありませんので。
   あと、本来の護衛の話に戻してもいいですか?そろそろ授業になるので。流石に初日そうそう遅刻は嫌です。」






    私は説明がめんどくなって来たので強引に話を戻そうとした。





    学園長は時計を見て答えた。





    「もうそんな時間か。分かった。では改めて聞くが、護衛を頼みたい。そこにいる栗崎さんの護衛だ。」
    「お断りします。」
    「………何故?」
     「最初にも言った通りです。その上、コイツって私にイチャモンつけてギャーギャー騒いでいたクズですよ。
    守る気持ちが砂粒、いえ、陽子ほども出てきません。」





    キーンコンカン





    ちょうどチャイムがなったので教室に行く事にした。



    私はニッコリと笑顔で、




    「では、失礼しました。」




    と言ったので、そのまま去ろうとしたら神崎先輩に腕を掴まれて耳元で囁かれた。





    「昨日、話があるといいましたよね?放課後、残っていてくださいね?」





    その声の主はニッコリと笑っていた。
    目は笑わずに。










    ……………ねぇ、あんた、恐い。
    生徒会室にいる誰よりも恐怖を感じるんだけど?なんで?











☆☆☆
    更新、遅くなってすみません!
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