あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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魔道具を渡そう!!!

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    紫苑との昼食を終えて、今日は午前中だけなので普通はこのまま帰ることになるが、私はあの怖い奴に呼び出しがかかっているんだよね。
    はぁ。気が重い。




    「あのさ、蒼ってこれから呼び出しがかかっているんだよね?頑張ってね。」
    「へ?行かないよ?」
    「………は?」
    「だって、私は了承していないし。先生からの呼び出しでもないのになんで行かなきゃいけない無いの?」
    「はっ!?言った方がいいよ!怒ると神崎先輩ってすっごく怖いんだからね!!!」
    「でも、むっちゃ気が重い………。」
    「…………ファイトー。」
    「うわぁ。心のこもっていない応援ありがとう。」






    紫苑とこんな感じに話しながら私達はカバンを取りに教室へ向かった。






    「あっ、そうだ。これ、渡しておくね。」
    「何?これ?」




    私は今日作ったばかりの魔道具を渡した。




   「私が作った魔道具。効果はここの紙に書いてあるから読んだら燃やしてね。」
    「……………はい?ま、魔道具って言った?」
    「そうだけど?」




    紫苑は魔道具を持った手を凝視して頭を抱えた。




    「……………はぁ。なんかもう普通の感覚が麻痺してきた感じなんだけど………。」
    「なんで?」
    「……………もういい。なんか意見を言う気にもなれないや。
    でも、このこと誰にも言っちゃダメだよ?蒼は知らないかもしれないけど、魔道具ってものすごく数が少ない上に、作れる人なんていないから。」
    「あぁ。それは知っているよ。だから私も、紫苑と西の山の神様方以外には教えていないし。」
    「………知っているならもっと慎重にならんか!!!こんな人が通るところで渡す奴がいるかー!!!」
    「だって、渡すなら早い方がいいでしょ?」
    「……………そもそもなんで、魔道具なんて貴重なものを渡すの?受け取れるわけないでしょ!」
    「いや、使用者固定してあるからその魔道具紫苑以外使えないから、返されても困るわ。」
    「なっ!?」
    「それに言ったでしょ?私にも護りたい友人がいるって。その一人が紫苑なんだから。私が出来るだけ死なないようにサポートするのは当然でしょ?」
    「………は?え?なんで?だって、昨日会ったばかりだよね?」
    「まぁね。でも、紫苑の魂ってものすごく面白いんだよ?興味が出るのも当然だよ。」
    「は?魂?」
    「そっ。なんか魂が二重になっているみたいでさ。……………なんでだろ?」




    まぁ多分、十中八九前世の記憶があるからだろうな。




    「へ、へーそうなんだ。」




    やはり紫苑にも心当たりがあるらしく、少し返答に詰まっていた。






    そして、私達は教室に着いたので教室の扉を開け入ることにしたが、扉を開けた瞬間に私は扉を勢い良く閉めた。




     「僕がいるの分かった筈なのに、なんで閉めるの?」




    先程勢い良く閉めた扉がガラッと開き、中から同じクラスだったが今朝はクラスに来ていなかった藤沢    緑陽が声をかけて来た。




    私はこのまま帰ろうとかなり思っていたので正直、生徒会関係者には近づきたくないんだよな。




    あー。むっちゃめんどい。
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