あの世で働き幾星霜~自由な次元の魔女~

蒼華 スー

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気が重い放課後

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    「ねぇ、ねぇ。なんで閉めたの?僕がいたのに。」



    ショタ系の藤沢は、自分の武器を良く知っているらしく、少し上目遣でニッコリしながら聞いてきた。




    ハァー。めんどくせぇ。




    「………確か同じクラスの藤沢君だよね?ごめんね。丁度、今朝の事について話していた所だったからさ、驚いてねぇー。」
    「そっか。じゃあ、僕がここにいる理由、分かるよね?」
    「………お目付け役?逃げない為の。」
    「その通り!という事で、一緒に来てくれるよね?」




    藤沢が、ニッコリ笑いながら一歩私の方に踏み出してきた。





    ……………何?この小動物感。ちょっと可愛いかも。




    私は、猫とかフェレットとかの小動物が好きだ。でも、だからといって藤沢君はショタ系の小動物っぽい奴だが、あやかしだ。つまり、今は人型。
    なので、私にはあまり効果は無い。
    けど、断ったら余計にめんどくさくなりそうだな。




    「………分かった。というか、藤沢君は怖くないの?大抵怖がると思ってたんだけど。」
    「あのね、あやかしって敵以外の強い人達には憧れたり、尊敬とかの感情を持つ事が多いんだ。だから、あまり恐怖は無いなー。
    まぁ、最初は流石に少しゾクッとしたけど。」
    「そうなんだ。紫苑も知ってた?」
    「えっ?………あ、あぁ。うん。知ってたよ。なんか昔は今より力の強い陰陽師が沢山いたから、式神っていってあやかしと主従関係を結んでいた人もいたらしいよ?」
    「へぇー。そうなんだ。」
    「ねぇ、そんな事より早く行こ?」
    「あっ、分かった。ちょっと待ってね。カバン取ってくるから。」
    「分かったー。」




    私と紫苑は、カバンを取りに自分の鍵付きのロッカーの所へ向かった。




    「ねぇ、紫苑。やっぱり紫苑も一緒に………。」
    「行かないよ?」
    「やっぱり?」
    「ダメだよ?神楽院さんも連れて来いって銀ちゃんに言われたもん。」
    「……………。」
    「諦めな。紫苑。自分で言ってたじゃん?神崎先輩は怖いって。」
    「……………そうだね。」




    という訳で、私達はカバンを持って生徒会室へ向かった。




    「よし!つーいたっ!」




    ガチャ




    「やっほー!連れてきたよ!!!」
    「あぁ。ありがとうございます。助かりました。」




    声がした方をみると、神崎先輩が生徒会室にあるソファーにゆったりと座っていた。その周りには、他の生徒会メンバーと顧問のヴィラッセ先生もソファーに座っていた。




    「失礼します。」
    「失礼します。」
    「どうぞ、そちらに座ってください。」




    神崎先輩が立ち上がり、そう言ったので私達は勧められたソファーに座った。




    あぁ。憂鬱だぁ。何を聞かれるのだろうか………?
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