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*油断は禁物
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いきなり目の前が真っ暗になったかと思えば、次に目をさました時に見えたのは汗をかき息が荒いアレンの姿。
覆い被さるように抱き込まれ、揺れる身体にこれが現実なのだと実感したのだがーー
「縁っ、縁っ、縁愛してるっ」
「アレン、ちょっ、ちよっとま、ん、あ、あん、まっ」
下半身の違和感にそれを見てしまい、アレンに抱かれているのだと分かった瞬間快感に負けてしまう。
いつの間に解されたのか痛みもなく受け入れている身体には快感しかなく、必死に腰を振りながら愛してると叫ぶアレンに愛しさしかない。
あれからどれくらい経っているのかは分からないが、力が入らない身体からかなりの時間抱かれていたのが分かる。
それでも離すことなく縁の名前を呼び抱き続けるアレンに手を伸ばせば気が付きキスしてくれる。
「ん、うん…ふん、あ、う…ん」
噛み付くように、奪うように激しく求めてくるアレンのキスが好きだ。
絡まる舌にクチュクチュと鳴る唾液を飲み込む。
ゴクリと鳴った喉の音にアレンの突き上げが激しくなり、気持ち良さに嬌声しか上げられない。
「縁っ、縁っ、出す、出すぞ。中に出すからなっ」
「あ、あ、あ、アレン、アレーーんんんんっ!」
「ーーくっ!」
すでにいっぱい出されていた中にさらに注ぎ込まれれば腹が膨れているのが分かる。
「悪い、大丈夫か?」
なんとか息を整えながら頷けば、微笑むアレンに抱き起こされ風呂まで運ばれた。
思いの外優しく全身洗われ中のものも処理してもらえば再びベッドに運ばれる。
「どこか痛いところないか?」
動けない縁にアレンは膝に乗せたまま甲斐甲斐しく世話してくれる。
「今…いつですか?お酒を飲んでからの記憶がないんですが」
まさかの酒を一口飲んでからの記憶がなく、目覚めて早々抱かれている状況に混乱する。
「酒飲んで倒れたんだよ。というか寝てた。縁酒ダメだったんだな」
それは私も初めて知りました。
色々前世から引き継いでいる弱点たちに、ならば酒は大丈夫だろうと飲んだのが悪かったらしい。
倒れた縁を運ぶ間に発情期に入ったアレンに抱かれていたようだ。
「寝てたからな。変に力も入ってないから簡単にほぐせた」
「……そうですか」
そんな情報までは求めていなかった。
今はそれなり落ち着いているアレンは、どうやら最初の峠は超えているらしく楽しそうに教えてくれる。
何故か太腿を撫でながら。
横抱きにされているため撫でやすいのかもしれないが落ち着かない。
「アレン、お腹が空きました」
どうやらあれから1日経っているらしく、運動後の身体は疲労と共に夜朝と食べていない腹が空腹を訴えていた。
鞄をとってもらい常備していたご飯を一緒に食べる。
「アレンは……あ、いや…その…えーと、あの…」
「なんだ?」
食べながらふと疑問に思ったことを聞こうとし、いや聞いていいものかと躊躇ってしまう。
やはり止めておこうと何でもないと言えば、言えと怒られた。
「あー、その……アレンは私みたいな身体で満足していますか?」
「……はぁ?」
不機嫌そうに眉間皺を寄せ見てくるアレンにやはり聞かなければ良かったと後悔する。
ふと考えただけなのだ。
男である自分でアレンは満足できているのかと。
アレンに愛されていることは分かっているし、縁もアレンを番として愛しているのだが、女性とは違う身体にアレンを満足させてあげられているのだろうかと。
「…その……ここでもそうですが…あの、男同士で番になるって珍しいんですよね?だから…あの、アレンもそうですがジークたちも男の私なんかで物足りないなかったりするのかなと」
セインに関しては運命の番ということもあり、ある程度は補正されているだろうがアレンとジークのことは分からなかったのだ。
そうだと言われても困るのだが、もしそうなら何とか縁が出来ることを精一杯頑張るしかないと思っている。
「「………」」
沈黙が怖い。
何を言うでもなく黙りこむアレンだが、なんとなく怒っている様子なのは分かる。
今まで縁がアレンに怒ることはあっても、縁がアレンに怒られることはなかった為どうしていいか分からない。
というか何故怒っているのかが分からない。
先程の質問のせいだということは分かるが、あれで何故怒っているのかが分からないのだ。
「……アレン?その、変なこと聞いてすいまーーんんっ!んっ」
チラリと様子を窺うようにアレンを見上げた瞬間、顎を捕まれ上に向かされたかと思えば口腔を犯される。
激しさに息が上がり流し込まれる唾液を必死に飲み込む。
それから数分口を犯されたかと思えば、やっと離れた唇に全身の力を抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁ、ア、レン、どうーーああぁ!」
突如押し入ってくるアレンの大きいものに声を上げてしまう。
「……分かるか?俺の」
「んん、ん……は、い」
数度確認するように腰を打ち付けられれば嫌でも縁の弱いところに当たる。
「これでも分かんない?」
「?」
何?何のことだろう?
「こんなに縁の中に入ってるのにまだ分かんない?俺がどれだけ縁のこと好きか本当に分かんないの?」
「それは分かーーあぁ、んんっ」
再び中を突かれれば声を上げることしかできない。
「じゃあ何であんなこと言った?俺は縁だから抱きたいんだ。縁だからこんなに気持ちいいし、縁だからこんなに気持ち良くなれる。男だからとか、人間だからとかじゃなくて縁だから気持ちいいんだ。満足してないわけないだろ。本当ならずっと抱いてたいのに……」
「それは、私が、壊れちゃいます」
そんなことで寿命を縮めたくなんてない。
「ならもう自分のことをなんかなんて言うな。俺たちのことを想ってなら尚更な。俺は…俺たちは縁がいいんだ。女でも獣人でもない縁がいいんだ」
「…はい、ごめんなさい。ありがとうアレン、愛してます。貴方が番になってくれて良かった」
覆い被さるように抱き込まれ、揺れる身体にこれが現実なのだと実感したのだがーー
「縁っ、縁っ、縁愛してるっ」
「アレン、ちょっ、ちよっとま、ん、あ、あん、まっ」
下半身の違和感にそれを見てしまい、アレンに抱かれているのだと分かった瞬間快感に負けてしまう。
いつの間に解されたのか痛みもなく受け入れている身体には快感しかなく、必死に腰を振りながら愛してると叫ぶアレンに愛しさしかない。
あれからどれくらい経っているのかは分からないが、力が入らない身体からかなりの時間抱かれていたのが分かる。
それでも離すことなく縁の名前を呼び抱き続けるアレンに手を伸ばせば気が付きキスしてくれる。
「ん、うん…ふん、あ、う…ん」
噛み付くように、奪うように激しく求めてくるアレンのキスが好きだ。
絡まる舌にクチュクチュと鳴る唾液を飲み込む。
ゴクリと鳴った喉の音にアレンの突き上げが激しくなり、気持ち良さに嬌声しか上げられない。
「縁っ、縁っ、出す、出すぞ。中に出すからなっ」
「あ、あ、あ、アレン、アレーーんんんんっ!」
「ーーくっ!」
すでにいっぱい出されていた中にさらに注ぎ込まれれば腹が膨れているのが分かる。
「悪い、大丈夫か?」
なんとか息を整えながら頷けば、微笑むアレンに抱き起こされ風呂まで運ばれた。
思いの外優しく全身洗われ中のものも処理してもらえば再びベッドに運ばれる。
「どこか痛いところないか?」
動けない縁にアレンは膝に乗せたまま甲斐甲斐しく世話してくれる。
「今…いつですか?お酒を飲んでからの記憶がないんですが」
まさかの酒を一口飲んでからの記憶がなく、目覚めて早々抱かれている状況に混乱する。
「酒飲んで倒れたんだよ。というか寝てた。縁酒ダメだったんだな」
それは私も初めて知りました。
色々前世から引き継いでいる弱点たちに、ならば酒は大丈夫だろうと飲んだのが悪かったらしい。
倒れた縁を運ぶ間に発情期に入ったアレンに抱かれていたようだ。
「寝てたからな。変に力も入ってないから簡単にほぐせた」
「……そうですか」
そんな情報までは求めていなかった。
今はそれなり落ち着いているアレンは、どうやら最初の峠は超えているらしく楽しそうに教えてくれる。
何故か太腿を撫でながら。
横抱きにされているため撫でやすいのかもしれないが落ち着かない。
「アレン、お腹が空きました」
どうやらあれから1日経っているらしく、運動後の身体は疲労と共に夜朝と食べていない腹が空腹を訴えていた。
鞄をとってもらい常備していたご飯を一緒に食べる。
「アレンは……あ、いや…その…えーと、あの…」
「なんだ?」
食べながらふと疑問に思ったことを聞こうとし、いや聞いていいものかと躊躇ってしまう。
やはり止めておこうと何でもないと言えば、言えと怒られた。
「あー、その……アレンは私みたいな身体で満足していますか?」
「……はぁ?」
不機嫌そうに眉間皺を寄せ見てくるアレンにやはり聞かなければ良かったと後悔する。
ふと考えただけなのだ。
男である自分でアレンは満足できているのかと。
アレンに愛されていることは分かっているし、縁もアレンを番として愛しているのだが、女性とは違う身体にアレンを満足させてあげられているのだろうかと。
「…その……ここでもそうですが…あの、男同士で番になるって珍しいんですよね?だから…あの、アレンもそうですがジークたちも男の私なんかで物足りないなかったりするのかなと」
セインに関しては運命の番ということもあり、ある程度は補正されているだろうがアレンとジークのことは分からなかったのだ。
そうだと言われても困るのだが、もしそうなら何とか縁が出来ることを精一杯頑張るしかないと思っている。
「「………」」
沈黙が怖い。
何を言うでもなく黙りこむアレンだが、なんとなく怒っている様子なのは分かる。
今まで縁がアレンに怒ることはあっても、縁がアレンに怒られることはなかった為どうしていいか分からない。
というか何故怒っているのかが分からない。
先程の質問のせいだということは分かるが、あれで何故怒っているのかが分からないのだ。
「……アレン?その、変なこと聞いてすいまーーんんっ!んっ」
チラリと様子を窺うようにアレンを見上げた瞬間、顎を捕まれ上に向かされたかと思えば口腔を犯される。
激しさに息が上がり流し込まれる唾液を必死に飲み込む。
それから数分口を犯されたかと思えば、やっと離れた唇に全身の力を抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁ、ア、レン、どうーーああぁ!」
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「……分かるか?俺の」
「んん、ん……は、い」
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「これでも分かんない?」
「?」
何?何のことだろう?
「こんなに縁の中に入ってるのにまだ分かんない?俺がどれだけ縁のこと好きか本当に分かんないの?」
「それは分かーーあぁ、んんっ」
再び中を突かれれば声を上げることしかできない。
「じゃあ何であんなこと言った?俺は縁だから抱きたいんだ。縁だからこんなに気持ちいいし、縁だからこんなに気持ち良くなれる。男だからとか、人間だからとかじゃなくて縁だから気持ちいいんだ。満足してないわけないだろ。本当ならずっと抱いてたいのに……」
「それは、私が、壊れちゃいます」
そんなことで寿命を縮めたくなんてない。
「ならもう自分のことをなんかなんて言うな。俺たちのことを想ってなら尚更な。俺は…俺たちは縁がいいんだ。女でも獣人でもない縁がいいんだ」
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