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それからと言うもの縁の生活はかなり変わった。
縁自身に変わりはさほどないのだが、周りが心配し過保護になってしまい、1人での行動は不可能になった。
誰かしらが側にいるようになり、流石に仕事に支障が出るのは申し訳ないと言えば、ジークに連れられてきたサッズにーー
「心配で落ち着きないお頭は見てる分には楽しいけど、仕事中はウザくて邪魔だから安心させるためにも側にいるの許してあげて」
と、真顔で言われてしまえばさらに申し訳なく許すしかなくなった。
その上……
「アンタここの誰よりヒョロヒョロなんだから大人しくしてて。無理して何かあったらどうする気なの!」
「いやいや、いくら妊娠しているかと言ってーー」
「いやもいくらも関係ない!子どもにも負ける体力で何言ってもダメなものはダメ!ほら、さっさと部屋に戻る!」
「…はい、すいません」
いつも通り何か料理でもと考え、護衛(番たち)の包囲網を潜り抜け調理場へ向かったのが、か弱い縁にそんなことさせられないと調理担当たちと揉めているところをサッズに捕まったのだ。
お母さん気質のサッズにお説教され、最初は抵抗してみたのだが、逆に何十倍にも言い返され負けを認めてからは素直に謝ることした。
謝るだけで反省はしていないが。
周りも縁が妊娠していると知ってからは今まで以上に優しく?なり、1人で歩いているだけで何があったと駆け寄られた時は驚いたものだ。
「確かに気をつけることも大切ですが、流石にこれは過保護すぎるでしょ。具合が悪いわけでもないのに一日中ベッドの中にいてもすることなんてありませんし、動かないと太るだけですよ」
まるで大病でも患ったかのようにベッドに寝たきりの状態に、流石の縁も怒った。
トイレにまで付いてこようとしたアレンには説教もした。
「ほとんど食べれてないんだから太んないだろ。それにそんなこと言って、何かあってからじゃ遅いんだからな。縁には暇かもしれないけど、お腹の赤ん坊にはこの方がーー」
「確かに無理はいけませんけど、聞いた話によると妊婦でもある程度は動いた方がいいらしいですよ。楽に産むためにも無理のない運動がおススメらしいです」
縁も前世では結婚していなく、当たり前だが妊娠などしたこともない。
なので妊婦のことなど分からず、子持ちの女性たちに聞いただけではあるが、今この状態が最適とは思えず動きたいと主張する。
「それは、そうかもしれないけど……でもーー」
「分かったよ、外に連れてってやる」
「ジークっ!?」
「本当ですか!」
いつの間に来ていたのか、揉める縁たちにジークが提案する。
アレンは余計なこと言うなとばかりに睨んでいたが、縁はやっと外に行けると喜びジークを見る。
「ああ。だが、約束を守れるならだ」
約束?と首を傾げる縁の隣に腰を下ろすと、そっと両手を握られる。
「無理はしない……っていうのは諦める。お前には守れそうもないからな」
あ、失礼ですねと思ったが口には出さない。
やっと外に出れるのだ、ここで反論すればそれも無くなってしまうかもしれない。
「だから、必ず俺の側を離れるな。自分の判断だけじゃなく、何かする時は必ず俺の意見も聞け。俺たちは番で、家族なんだ。意見を聞くぐらいいいだろう?」
だから守れるよな?と聞かれれば縁も頷くしかなく、確かに誰かに助言をもらえるならそれに越したこたはない。
「なら、いいぞ。久しぶりに木苺でも採りに行くか?アズもそれなら喜ぶだろ」
「いいですね。あ、でもアズはさっきお昼寝に入っちゃいましたから2人で行きましょう」
前ほどべったりではなくなったが、何かと側にいるアズは久しぶりに友達たちと遊びお昼を食べたあとパッタリとお昼寝タイムに入ってしまったのだ。
アレンにも本来の仕事に戻ってもらい支度をすると、歩けるという言葉を無視したジークに抱えられ隠れ家を後にするのであった。
私は歩かせるのも不安な幼児じゃないと訴えたが、綺麗にスルーされるのであった。
縁自身に変わりはさほどないのだが、周りが心配し過保護になってしまい、1人での行動は不可能になった。
誰かしらが側にいるようになり、流石に仕事に支障が出るのは申し訳ないと言えば、ジークに連れられてきたサッズにーー
「心配で落ち着きないお頭は見てる分には楽しいけど、仕事中はウザくて邪魔だから安心させるためにも側にいるの許してあげて」
と、真顔で言われてしまえばさらに申し訳なく許すしかなくなった。
その上……
「アンタここの誰よりヒョロヒョロなんだから大人しくしてて。無理して何かあったらどうする気なの!」
「いやいや、いくら妊娠しているかと言ってーー」
「いやもいくらも関係ない!子どもにも負ける体力で何言ってもダメなものはダメ!ほら、さっさと部屋に戻る!」
「…はい、すいません」
いつも通り何か料理でもと考え、護衛(番たち)の包囲網を潜り抜け調理場へ向かったのが、か弱い縁にそんなことさせられないと調理担当たちと揉めているところをサッズに捕まったのだ。
お母さん気質のサッズにお説教され、最初は抵抗してみたのだが、逆に何十倍にも言い返され負けを認めてからは素直に謝ることした。
謝るだけで反省はしていないが。
周りも縁が妊娠していると知ってからは今まで以上に優しく?なり、1人で歩いているだけで何があったと駆け寄られた時は驚いたものだ。
「確かに気をつけることも大切ですが、流石にこれは過保護すぎるでしょ。具合が悪いわけでもないのに一日中ベッドの中にいてもすることなんてありませんし、動かないと太るだけですよ」
まるで大病でも患ったかのようにベッドに寝たきりの状態に、流石の縁も怒った。
トイレにまで付いてこようとしたアレンには説教もした。
「ほとんど食べれてないんだから太んないだろ。それにそんなこと言って、何かあってからじゃ遅いんだからな。縁には暇かもしれないけど、お腹の赤ん坊にはこの方がーー」
「確かに無理はいけませんけど、聞いた話によると妊婦でもある程度は動いた方がいいらしいですよ。楽に産むためにも無理のない運動がおススメらしいです」
縁も前世では結婚していなく、当たり前だが妊娠などしたこともない。
なので妊婦のことなど分からず、子持ちの女性たちに聞いただけではあるが、今この状態が最適とは思えず動きたいと主張する。
「それは、そうかもしれないけど……でもーー」
「分かったよ、外に連れてってやる」
「ジークっ!?」
「本当ですか!」
いつの間に来ていたのか、揉める縁たちにジークが提案する。
アレンは余計なこと言うなとばかりに睨んでいたが、縁はやっと外に行けると喜びジークを見る。
「ああ。だが、約束を守れるならだ」
約束?と首を傾げる縁の隣に腰を下ろすと、そっと両手を握られる。
「無理はしない……っていうのは諦める。お前には守れそうもないからな」
あ、失礼ですねと思ったが口には出さない。
やっと外に出れるのだ、ここで反論すればそれも無くなってしまうかもしれない。
「だから、必ず俺の側を離れるな。自分の判断だけじゃなく、何かする時は必ず俺の意見も聞け。俺たちは番で、家族なんだ。意見を聞くぐらいいいだろう?」
だから守れるよな?と聞かれれば縁も頷くしかなく、確かに誰かに助言をもらえるならそれに越したこたはない。
「なら、いいぞ。久しぶりに木苺でも採りに行くか?アズもそれなら喜ぶだろ」
「いいですね。あ、でもアズはさっきお昼寝に入っちゃいましたから2人で行きましょう」
前ほどべったりではなくなったが、何かと側にいるアズは久しぶりに友達たちと遊びお昼を食べたあとパッタリとお昼寝タイムに入ってしまったのだ。
アレンにも本来の仕事に戻ってもらい支度をすると、歩けるという言葉を無視したジークに抱えられ隠れ家を後にするのであった。
私は歩かせるのも不安な幼児じゃないと訴えたが、綺麗にスルーされるのであった。
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