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やったぜ!
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「アレンさん」
「……はい」
正座させられ、正面に立つ縁はアレンを見下ろしている。
怖い。
なぜにさん付け!
「私もこんなこと言いたくはないんです。我慢させていることも多々あるでしょう。ですが繋は子どもで、貴方は大人です」
「……はい」
「それなのになぜ繋のオヤツを取るなんて大人気ないことをするんですか?」
わざとじゃない!わざとじゃないんだ!
言い訳させてもらうならば繋のオヤツをわざと横取りしたわけではない。
「残したんだと思ったんだ!縁と一緒に本を読んでただろ!」
そう、途中でオヤツを食べるのを中断して絵本を読みだした縁たちに飽きて残したのかと思い食べたのだ。
その瞬間それを見た繋が泣き出し、見ていなかった縁は驚いて椅子から落ちそうになっていた。
「もう食べないならいいかなって……ごめん、なさい」
小腹が空いていたのもあり食べてしまったが、確かにきちんと確認してからにすればよかったと反省した。
素直に謝るアレンに縁も苦笑いすると仕方ないと許してくれた。
「繋もごめんな」
「……………………めっ、よ」
怒られているのにあまりの可愛さにぶっ倒れそうだった。
「そうだな、パパが悪かった。ごめん」
漸く得られた許しにホッと息をこぼすのだった。
「ーーということがこの前あったんですよ」
「「ぶはっ!」」
話しを聞いていたジンたちは吹き出し、膝に乗っていた繋がどうしたのとばかりにきょとんと見上げてきた。
「ふ、ふふっ、繋ちゃん、すごいね。パパを怒ったのかい?」
「?」
「はははっ、こりゃアンタに似たね」
自覚があるのか苦笑いするエニシに声を上げて笑う。
「じーじ、たいたいの?」
突如笑い出したジンたちに繋が心配し頭を撫でてくる。
ときめきに心臓が一瞬止まった。
「ーーーひ孫が可愛いすぎて死ねる」
「生きて下さい」
「ばーば、ねんね?」
ジンと同じくときめきに胸をやられ俯いていたマーガレットに繋がこてんと首を傾げている。
可愛い。
「ーー死ねる」
「生きて下さいね」
なんでこの親子はこうも可愛いのだろうか。
大丈夫だよと頭を撫でてやれば安心したのか再びケーキを頬張り出した。
可愛いなぁとにこにこと眺めていればーー
「そう、それでですね。引っ越すことにしたんです」
「……っ!……っ!?」
あまりのことに二度見してしまった。
隣でマーガレットも驚きに目を見張っている。
「な……ひっ、ひっこし?……え?」
引っ越し。引っ越すこと。転居、移転。
彼のことだ、あの家族にこの町ということはないだろう。
ということは今より遠くへということで、今でさえ月に会える回数は限られているというのに更に少なくなってしまうのでは……
「マ、マーガレット…」
相談しようとマーガレットに見るが……
「お婆ちゃん?大丈夫ですか?」
動かないマーガレットにエニシが心配し肩を揺すっている。
「ハッ!!な、なんだってんだい!」
「「???」」
混乱のあまり意味不明なことを言い出した。
「えーと、マーガレット大丈夫かい?」
「な、なんでだい!?」
何が?
ここまで取り乱すマーガレットも珍しく、逆にジンは冷静になってしまう。
「少し落ち着こう。それで引っ越しっていうのはどこになんだい?」
「秘密です」
「「………」」
いい笑顔で返された。
つまりは教えられないということだろう。
ならば無理に聞くことも出来ない。
「安心して下さい。確かに今の住まいより距離はありますが、移動手段は確保出来ているのでここへ来る回数はさほど変わりませんよ。それに今すぐというわけでもありません。色々準備もありますのでまだ暫くはこちらにいますよ」
その言葉に肩の力が抜けた。
エニシがそういうならば大丈夫だろう。
ちゃんとジンたちのことも考えてくれていたことが何より嬉しかった。
「なら何も問題はないね。またいつでも遊びにおいで」
「はい。繋も2人のことが大好きですから。ね?繋」
「うん、じーじすき」
またもや心臓が止まった。
「ば、ばーばは?」
「ばーばもすきよー」
「………いや、2人とも生きて下さいよ」
心臓を押さえ俯くジンたちにエニシが笑う。
この笑顔をどうにか記録に残すことが出来ないものだろうか。
エニシ似の容姿に、エニシ似の性格。
もう可愛さの塊でしかない。
と思えるぐらいにはひ孫にメロメロなジンとマーガレットであった。
「忙しいとは思うけど、引っ越す時は教えてね」
「そうだよ。手伝えることがあれば手伝うから無理するんじゃないよ。とくにアンタは身体に気をつけな。この子たちだってアンタが頼りなんだから」
子にとって母の存在は何より強いと聞く。
なれば子のためにも無理するんじゃないというマーガレットにエニシも笑って頷いていた。
「……はい」
正座させられ、正面に立つ縁はアレンを見下ろしている。
怖い。
なぜにさん付け!
「私もこんなこと言いたくはないんです。我慢させていることも多々あるでしょう。ですが繋は子どもで、貴方は大人です」
「……はい」
「それなのになぜ繋のオヤツを取るなんて大人気ないことをするんですか?」
わざとじゃない!わざとじゃないんだ!
言い訳させてもらうならば繋のオヤツをわざと横取りしたわけではない。
「残したんだと思ったんだ!縁と一緒に本を読んでただろ!」
そう、途中でオヤツを食べるのを中断して絵本を読みだした縁たちに飽きて残したのかと思い食べたのだ。
その瞬間それを見た繋が泣き出し、見ていなかった縁は驚いて椅子から落ちそうになっていた。
「もう食べないならいいかなって……ごめん、なさい」
小腹が空いていたのもあり食べてしまったが、確かにきちんと確認してからにすればよかったと反省した。
素直に謝るアレンに縁も苦笑いすると仕方ないと許してくれた。
「繋もごめんな」
「……………………めっ、よ」
怒られているのにあまりの可愛さにぶっ倒れそうだった。
「そうだな、パパが悪かった。ごめん」
漸く得られた許しにホッと息をこぼすのだった。
「ーーということがこの前あったんですよ」
「「ぶはっ!」」
話しを聞いていたジンたちは吹き出し、膝に乗っていた繋がどうしたのとばかりにきょとんと見上げてきた。
「ふ、ふふっ、繋ちゃん、すごいね。パパを怒ったのかい?」
「?」
「はははっ、こりゃアンタに似たね」
自覚があるのか苦笑いするエニシに声を上げて笑う。
「じーじ、たいたいの?」
突如笑い出したジンたちに繋が心配し頭を撫でてくる。
ときめきに心臓が一瞬止まった。
「ーーーひ孫が可愛いすぎて死ねる」
「生きて下さい」
「ばーば、ねんね?」
ジンと同じくときめきに胸をやられ俯いていたマーガレットに繋がこてんと首を傾げている。
可愛い。
「ーー死ねる」
「生きて下さいね」
なんでこの親子はこうも可愛いのだろうか。
大丈夫だよと頭を撫でてやれば安心したのか再びケーキを頬張り出した。
可愛いなぁとにこにこと眺めていればーー
「そう、それでですね。引っ越すことにしたんです」
「……っ!……っ!?」
あまりのことに二度見してしまった。
隣でマーガレットも驚きに目を見張っている。
「な……ひっ、ひっこし?……え?」
引っ越し。引っ越すこと。転居、移転。
彼のことだ、あの家族にこの町ということはないだろう。
ということは今より遠くへということで、今でさえ月に会える回数は限られているというのに更に少なくなってしまうのでは……
「マ、マーガレット…」
相談しようとマーガレットに見るが……
「お婆ちゃん?大丈夫ですか?」
動かないマーガレットにエニシが心配し肩を揺すっている。
「ハッ!!な、なんだってんだい!」
「「???」」
混乱のあまり意味不明なことを言い出した。
「えーと、マーガレット大丈夫かい?」
「な、なんでだい!?」
何が?
ここまで取り乱すマーガレットも珍しく、逆にジンは冷静になってしまう。
「少し落ち着こう。それで引っ越しっていうのはどこになんだい?」
「秘密です」
「「………」」
いい笑顔で返された。
つまりは教えられないということだろう。
ならば無理に聞くことも出来ない。
「安心して下さい。確かに今の住まいより距離はありますが、移動手段は確保出来ているのでここへ来る回数はさほど変わりませんよ。それに今すぐというわけでもありません。色々準備もありますのでまだ暫くはこちらにいますよ」
その言葉に肩の力が抜けた。
エニシがそういうならば大丈夫だろう。
ちゃんとジンたちのことも考えてくれていたことが何より嬉しかった。
「なら何も問題はないね。またいつでも遊びにおいで」
「はい。繋も2人のことが大好きですから。ね?繋」
「うん、じーじすき」
またもや心臓が止まった。
「ば、ばーばは?」
「ばーばもすきよー」
「………いや、2人とも生きて下さいよ」
心臓を押さえ俯くジンたちにエニシが笑う。
この笑顔をどうにか記録に残すことが出来ないものだろうか。
エニシ似の容姿に、エニシ似の性格。
もう可愛さの塊でしかない。
と思えるぐらいにはひ孫にメロメロなジンとマーガレットであった。
「忙しいとは思うけど、引っ越す時は教えてね」
「そうだよ。手伝えることがあれば手伝うから無理するんじゃないよ。とくにアンタは身体に気をつけな。この子たちだってアンタが頼りなんだから」
子にとって母の存在は何より強いと聞く。
なれば子のためにも無理するんじゃないというマーガレットにエニシも笑って頷いていた。
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