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お話ししましょ?
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ギルドに入る前からそれらには気がついていた。
だが何をしてくるわけでもなかったため放っておいたのだが、エニシに話しを聞き奴らがそうなのだろうとすぐに気付いた。
「エニシくんの見て見て。これ途中立ち寄った村で買ったの」
「可愛い髪留めですね。コリンさんにとても似合ってます」
「でしょでしょ!私も一目見て気に入っちゃって即買いしちゃった」
にこにこと嫌がることなく話しを聞いてくれるエニシに癒される。
これが仲間であるサヴァスたちなら面倒くさそうな顔をしながら、更に言葉でも面倒くさいと言ってくることだろう。
唯一女心を分かってくれるキーブだが、逆に彼は自分より女子力が高過ぎてガサツだと言われることが多かったりする。
「お前はもう少し落ち着きを持て」
それこそ耳にタコが出来るほど皆に言われ続けていた。
自分でも喧嘩っ早く女らしいとは言い難いが、これでも可愛いものも綺麗なものも大好きな女の子………女だったりするのだ。
「この私の胸を触ろうなんて良い度胸じゃない。お礼にその腕へし折ってあげましょうか?」
エニシに初めて出会った時も普通の女性ならば有り得ないだろうが、痴漢行為を働いてこようとした輩にケンカを売っていたのだが…
「あの……お話しの邪魔をしてしまってすいません」
一瞬女の子かな?と思うほど可愛いらしい子だったが、その仕草から男の子だとすぐに気が付いた。
なんでこんな子がギルドにいるのか不思議に思ったが、ケンカに巻き込むことにはいかないと離れているよう言ったが首を振られた。
「貴方の怒りは最もですがそれで貴方が怪我しては元も子もありません。折角の綺麗な髪も乱れてしまっていますし、よければ私に直させていただけませんか?」
母親譲りの綺麗な金髪は確かにコリンの自慢だったりする。
身嗜みはあまり気にしてこなかったが、髪だけは別でありマメに手入れしていた。
「いいの?」
掴んでいた男の胸ぐらを離し少年に向き合えば笑って頷いた。
どうぞと近くの椅子を勧められ座れば、先程の男たちに何やら呟いたあと背後に周り優しく髪を梳いてくる。
「アイツら怯えてたけど何言ったの?」
「あまり見苦しい行為をしていると怖ーい方達に目をつけられますよと」
「あはははははははっ、それでアイツら逃げ帰っていったの?よっわ」
その時はまだ知らなかったが、その怖い方達というのが彼を溺愛しているギルマスとサブマスだと知った時は全身震えた。
自分たちはAランクと評されているがあの2人は何か得体の知れない恐怖がある。
「とても綺麗な髪ですが下ろしたままでは邪魔にはなりませんか?」
「そうなのよね~。けど一々結ぶのも面倒くさいし、私そんなに器用じゃないからそんな凝った髪型も出来ないのよ」
腰上辺りまである髪はやはり戦う上で邪魔にはなる。
流石にそんな時は一つに結んではいるが、もう少しなんとかならないものかと日々苦戦しているのだ。
「んーー、三つ編みとかは出来ますか?」
「それぐらいならなんとか。でもいい歳した女が三つ編みとか可愛い髪型恥ずかしくない?」
もうすぐ30になろうという女がするには無理があるだろう。
「たぶんやり方次第ですよ。試しにこことここをしてもらってもいいですか?」
そう言い両サイドの髪を少し持たされ手持ち無沙汰だったためぎこちないながらも編み込んでいく。
出来たと見せれば、なら次は後ろに一つに纏めた髪に巻き付けて欲しいと言われ従う。
「これであとはリボンとかで結べば………どうですか?」
「あ、可愛い」
それほど大きく変わったわけではないが、ただ一つに括るだけより可愛らしく主張し過ぎていない感じもいい。
鏡に写る自分を色んな角度から見て楽しむ。
「もちろん後ろで括らなくても三つ編みだけを結び合わせてもいいですし。これだけでもお洒落に見えませんか?」
「うん!私にしては上出来!」
こうして自分の手でも出来るのだと分かり嬉しくなる。
簡単だがするのとしないのではやはり可愛さがちがう。
「ちょっと、何面白いことしてるのよ」
先程までの男達への怒りはどこへやら、にこにこと他にも自分でも出来そうなものを教えてもらっていれば騒ぎを聞きつけたギースが何をやっているんだと近付いてきた。
「見て見てギース!これ私がしたの。可愛いでしょ?」
「コリンが?」
コリンの不器用さを知るギースだけに信じられないとばかりに疑わしそうだ。
なのでこの子に教えてもらったと紹介しようとし、そういえば名前をまだ聞いてなかったと気が付いた。
「自己紹介が遅れてごめんね。私はコリン。で、この人がギース。私のパーティメンバーなの」
「こちらこそ名乗るのが遅れてすいません。私はエニシと言います」
お互いよろしくと挨拶も交わし、ギースにもエニシとのことを話していけばーー
「あらあら。そういうことなら私にも何か教えてもらえないかしら?乙女たるものいつまで経っても美しくいたいものだもの」
「え?ギース男じゃん」
「お黙りじゃじゃ馬娘」
ギッと睨まれ、これ以上怒らせるのは不味いと大人しく口を閉じておくのだった。
彼は怒らせるととにかく怖い。
こんないい子に何かしようなどと考える輩はお姉さんがやっつけてやるんだから!
勝手にエニシを弟扱いし始めたコリンは、見知らぬAランク冒険者たちをどうしてくれようかとエニシと話しながらも頭の中で考えるのだった。
だが何をしてくるわけでもなかったため放っておいたのだが、エニシに話しを聞き奴らがそうなのだろうとすぐに気付いた。
「エニシくんの見て見て。これ途中立ち寄った村で買ったの」
「可愛い髪留めですね。コリンさんにとても似合ってます」
「でしょでしょ!私も一目見て気に入っちゃって即買いしちゃった」
にこにこと嫌がることなく話しを聞いてくれるエニシに癒される。
これが仲間であるサヴァスたちなら面倒くさそうな顔をしながら、更に言葉でも面倒くさいと言ってくることだろう。
唯一女心を分かってくれるキーブだが、逆に彼は自分より女子力が高過ぎてガサツだと言われることが多かったりする。
「お前はもう少し落ち着きを持て」
それこそ耳にタコが出来るほど皆に言われ続けていた。
自分でも喧嘩っ早く女らしいとは言い難いが、これでも可愛いものも綺麗なものも大好きな女の子………女だったりするのだ。
「この私の胸を触ろうなんて良い度胸じゃない。お礼にその腕へし折ってあげましょうか?」
エニシに初めて出会った時も普通の女性ならば有り得ないだろうが、痴漢行為を働いてこようとした輩にケンカを売っていたのだが…
「あの……お話しの邪魔をしてしまってすいません」
一瞬女の子かな?と思うほど可愛いらしい子だったが、その仕草から男の子だとすぐに気が付いた。
なんでこんな子がギルドにいるのか不思議に思ったが、ケンカに巻き込むことにはいかないと離れているよう言ったが首を振られた。
「貴方の怒りは最もですがそれで貴方が怪我しては元も子もありません。折角の綺麗な髪も乱れてしまっていますし、よければ私に直させていただけませんか?」
母親譲りの綺麗な金髪は確かにコリンの自慢だったりする。
身嗜みはあまり気にしてこなかったが、髪だけは別でありマメに手入れしていた。
「いいの?」
掴んでいた男の胸ぐらを離し少年に向き合えば笑って頷いた。
どうぞと近くの椅子を勧められ座れば、先程の男たちに何やら呟いたあと背後に周り優しく髪を梳いてくる。
「アイツら怯えてたけど何言ったの?」
「あまり見苦しい行為をしていると怖ーい方達に目をつけられますよと」
「あはははははははっ、それでアイツら逃げ帰っていったの?よっわ」
その時はまだ知らなかったが、その怖い方達というのが彼を溺愛しているギルマスとサブマスだと知った時は全身震えた。
自分たちはAランクと評されているがあの2人は何か得体の知れない恐怖がある。
「とても綺麗な髪ですが下ろしたままでは邪魔にはなりませんか?」
「そうなのよね~。けど一々結ぶのも面倒くさいし、私そんなに器用じゃないからそんな凝った髪型も出来ないのよ」
腰上辺りまである髪はやはり戦う上で邪魔にはなる。
流石にそんな時は一つに結んではいるが、もう少しなんとかならないものかと日々苦戦しているのだ。
「んーー、三つ編みとかは出来ますか?」
「それぐらいならなんとか。でもいい歳した女が三つ編みとか可愛い髪型恥ずかしくない?」
もうすぐ30になろうという女がするには無理があるだろう。
「たぶんやり方次第ですよ。試しにこことここをしてもらってもいいですか?」
そう言い両サイドの髪を少し持たされ手持ち無沙汰だったためぎこちないながらも編み込んでいく。
出来たと見せれば、なら次は後ろに一つに纏めた髪に巻き付けて欲しいと言われ従う。
「これであとはリボンとかで結べば………どうですか?」
「あ、可愛い」
それほど大きく変わったわけではないが、ただ一つに括るだけより可愛らしく主張し過ぎていない感じもいい。
鏡に写る自分を色んな角度から見て楽しむ。
「もちろん後ろで括らなくても三つ編みだけを結び合わせてもいいですし。これだけでもお洒落に見えませんか?」
「うん!私にしては上出来!」
こうして自分の手でも出来るのだと分かり嬉しくなる。
簡単だがするのとしないのではやはり可愛さがちがう。
「ちょっと、何面白いことしてるのよ」
先程までの男達への怒りはどこへやら、にこにこと他にも自分でも出来そうなものを教えてもらっていれば騒ぎを聞きつけたギースが何をやっているんだと近付いてきた。
「見て見てギース!これ私がしたの。可愛いでしょ?」
「コリンが?」
コリンの不器用さを知るギースだけに信じられないとばかりに疑わしそうだ。
なのでこの子に教えてもらったと紹介しようとし、そういえば名前をまだ聞いてなかったと気が付いた。
「自己紹介が遅れてごめんね。私はコリン。で、この人がギース。私のパーティメンバーなの」
「こちらこそ名乗るのが遅れてすいません。私はエニシと言います」
お互いよろしくと挨拶も交わし、ギースにもエニシとのことを話していけばーー
「あらあら。そういうことなら私にも何か教えてもらえないかしら?乙女たるものいつまで経っても美しくいたいものだもの」
「え?ギース男じゃん」
「お黙りじゃじゃ馬娘」
ギッと睨まれ、これ以上怒らせるのは不味いと大人しく口を閉じておくのだった。
彼は怒らせるととにかく怖い。
こんないい子に何かしようなどと考える輩はお姉さんがやっつけてやるんだから!
勝手にエニシを弟扱いし始めたコリンは、見知らぬAランク冒険者たちをどうしてくれようかとエニシと話しながらも頭の中で考えるのだった。
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