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念願の
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やっと頼んでいた包丁が出来上がったというので今日は久しぶりに町に来ていた。
「俺の力作だ」
そう言って差し出されたのは縁がお願いした通りの物だった。
「流石ですね。試してみても?」
確認をし鞄からリンゴやまな板を取り出すとエルに手渡す。
なんでオレ?と首を傾げていたがお願いすれば文句を言うこともせず代わりに切ってくれた。
「ーーえ?すっごっ」
見た感じから切れるだろうなと思っていたが、今までにない切れ味にエルが驚きスルスルとリンゴが剥かれていく。
「すっごい切れ味。ほら繋食べていいよ」
綺麗に剥かれたリンゴは責任持って繋と美味しくいただいた。
「とても素晴らしいです。貴方に頼んでよかった」
「はははははっ!だろ?俺も久しぶりに楽しめた」
色々試すうちに職人魂に火がついたのか他の職人たちとも話し合いこれが出来上がったらしい。
滅多にない依頼にゼスも張り切ってくれたようだ。
「最近は依頼っちゅう依頼なんてもんもなくてな。俺は武器は作らんからまぁご覧の通りそう仕事もこねぇのよ。だから久しぶりに仲間と張りきっちまった」
こちらでの包丁は日本でいう引いて切るというものではなく、どちらかというと叩き切るというナイフのようなものだ。
そこから縁が言う日本の包丁に近づけるためかなり頑張ってくれたのだろう。
「本当にありがとうございます。お代はーー」
「いらんいらん。記念だ、持ってけ」
そんなわけにはいかない。
ここまでの物を作るのにかなり苦労してくれたはずだ。
それを何の対価もなく貰うなど作ってくれた彼に失礼である。
「それは駄目です。というか何の記念ですか?」
「俺も歳だしな。ここは息子に任せて俺は近々引退することにしたんだよ」
その記念だと言われたが喜ぶことは出来なかった。
歳だと言っていたが見た感じまだまだ現役だと怒鳴り散らすほど元気がありそうだ。
失礼かもと思いながらも理由を聞いてみれば仕事が減り続けていくのが難しいと言う。
最近は態々鍛冶屋で買う人も少なく、大手の商会などで買うことが殆どだそうだ。
「うちみたいな小せぇ鍛冶屋と組んでくれる商会なんてないしな。あのバカはバカで何か細々したもん作っては売って楽しんでるみたいだからいい機会だと思ってな」
「…………」
どの世界でも世知辛いものである。
これほど技術があってもそれを活かすことが出来ない。
「それは………ゼスさんが望んでいることですか?」
「あ?」
「それほどの技術がありながら引退するのはもう仕事に疲れたとか、もうこの仕事をしたくないからという意味ですか?それとも本当は続けたいけど仕事がないから仕方なくですか?」
ゼス自身がもうやりたくないと言うのであれば縁もそれを止めはしない。
だが本当はやりたいのに続けられないというのであれば力になってあげることは出来るかもしれない。
彼がどう考え引退しようと考えついたのか分からないことには何も出来ないのだ。
「…………お前さんも子どもがいるなら分かんだろ。仕事がなけりゃ食うもんも食っていけねぇんだよ」
それだけで彼が望んでいないことは分かった。
「ならあればいいんですね?」
「あ?」
「仕事です。仕事があれば続けてくれるんですよね?」
彼の腕をもう活かさないのは勿体ない。
これほどの腕を持ちながら細々と畑を耕し生きていくなど勿体なさ過ぎる。
「お前さんの依頼だけで済む話しじゃねぇぞ」
流石にそれは縁とて理解している。
縁が依頼をし続けたとしても数も金額もそう続かないだろう。
ならばそのための手を借りればいい。
「引き受けてくれるかもしれない方がいます。けどゼスさんが頷いてくれないことには私も話しが出来ない。私としては続けて欲しいですがそれは私の希望であってゼスさんのではない。………どうしますか?」
可能性の話しであって駄目になるかもしれない。
上手く話しが出来たとしても、もしかしたらゼスの希望とは違ってしまうかもしれない。
こんな若造に助けてもらうなど出来ないと拒否することも出来る。
色んな可能性がある中でそれでも縁を頼ってくれるというのであれば力が及ぶ限りその手助けをしたいと思う。
「無理にとは言いません。けど勿体ないといのうが私の本音です。それにーーまだ作ってもらいたいものがたくさんあるので引退されては困るんですよ」
「……は、ははっ、ははははははははっ!」
鍛冶場に響き渡るほどの大声で突如笑い出したゼスに、膝に乗りリンゴを咥えていた繋が驚いていた。
大丈夫だと頭を撫でてやると未だ笑い治まらぬゼスに微笑む。
「ほんとに人使いが荒い若造だな」
「ですかね。けどそんな若造の我儘に付き合ってくれるのはゼスさんしかいませんよ」
「ははははっ。言うじゃねぇか」
これほど期待通りの物を仕上げてくれるのは彼しかいないだろう。
たとえそれがもう引退しようと思っての最後の記念にだったとしても縁には感謝しかない。
「分かった。もう諦めようと思ってたところだ。ダメだったとしてもお前さんに賭けよう。よろしく頼む」
「こちらこそ。上手くいくかは分かりませんがゼスさんがこれからも続けられるよう頑張りますね」
了解も得たため早速作戦を立てようと彼に連絡をとるのだった。
「俺の力作だ」
そう言って差し出されたのは縁がお願いした通りの物だった。
「流石ですね。試してみても?」
確認をし鞄からリンゴやまな板を取り出すとエルに手渡す。
なんでオレ?と首を傾げていたがお願いすれば文句を言うこともせず代わりに切ってくれた。
「ーーえ?すっごっ」
見た感じから切れるだろうなと思っていたが、今までにない切れ味にエルが驚きスルスルとリンゴが剥かれていく。
「すっごい切れ味。ほら繋食べていいよ」
綺麗に剥かれたリンゴは責任持って繋と美味しくいただいた。
「とても素晴らしいです。貴方に頼んでよかった」
「はははははっ!だろ?俺も久しぶりに楽しめた」
色々試すうちに職人魂に火がついたのか他の職人たちとも話し合いこれが出来上がったらしい。
滅多にない依頼にゼスも張り切ってくれたようだ。
「最近は依頼っちゅう依頼なんてもんもなくてな。俺は武器は作らんからまぁご覧の通りそう仕事もこねぇのよ。だから久しぶりに仲間と張りきっちまった」
こちらでの包丁は日本でいう引いて切るというものではなく、どちらかというと叩き切るというナイフのようなものだ。
そこから縁が言う日本の包丁に近づけるためかなり頑張ってくれたのだろう。
「本当にありがとうございます。お代はーー」
「いらんいらん。記念だ、持ってけ」
そんなわけにはいかない。
ここまでの物を作るのにかなり苦労してくれたはずだ。
それを何の対価もなく貰うなど作ってくれた彼に失礼である。
「それは駄目です。というか何の記念ですか?」
「俺も歳だしな。ここは息子に任せて俺は近々引退することにしたんだよ」
その記念だと言われたが喜ぶことは出来なかった。
歳だと言っていたが見た感じまだまだ現役だと怒鳴り散らすほど元気がありそうだ。
失礼かもと思いながらも理由を聞いてみれば仕事が減り続けていくのが難しいと言う。
最近は態々鍛冶屋で買う人も少なく、大手の商会などで買うことが殆どだそうだ。
「うちみたいな小せぇ鍛冶屋と組んでくれる商会なんてないしな。あのバカはバカで何か細々したもん作っては売って楽しんでるみたいだからいい機会だと思ってな」
「…………」
どの世界でも世知辛いものである。
これほど技術があってもそれを活かすことが出来ない。
「それは………ゼスさんが望んでいることですか?」
「あ?」
「それほどの技術がありながら引退するのはもう仕事に疲れたとか、もうこの仕事をしたくないからという意味ですか?それとも本当は続けたいけど仕事がないから仕方なくですか?」
ゼス自身がもうやりたくないと言うのであれば縁もそれを止めはしない。
だが本当はやりたいのに続けられないというのであれば力になってあげることは出来るかもしれない。
彼がどう考え引退しようと考えついたのか分からないことには何も出来ないのだ。
「…………お前さんも子どもがいるなら分かんだろ。仕事がなけりゃ食うもんも食っていけねぇんだよ」
それだけで彼が望んでいないことは分かった。
「ならあればいいんですね?」
「あ?」
「仕事です。仕事があれば続けてくれるんですよね?」
彼の腕をもう活かさないのは勿体ない。
これほどの腕を持ちながら細々と畑を耕し生きていくなど勿体なさ過ぎる。
「お前さんの依頼だけで済む話しじゃねぇぞ」
流石にそれは縁とて理解している。
縁が依頼をし続けたとしても数も金額もそう続かないだろう。
ならばそのための手を借りればいい。
「引き受けてくれるかもしれない方がいます。けどゼスさんが頷いてくれないことには私も話しが出来ない。私としては続けて欲しいですがそれは私の希望であってゼスさんのではない。………どうしますか?」
可能性の話しであって駄目になるかもしれない。
上手く話しが出来たとしても、もしかしたらゼスの希望とは違ってしまうかもしれない。
こんな若造に助けてもらうなど出来ないと拒否することも出来る。
色んな可能性がある中でそれでも縁を頼ってくれるというのであれば力が及ぶ限りその手助けをしたいと思う。
「無理にとは言いません。けど勿体ないといのうが私の本音です。それにーーまだ作ってもらいたいものがたくさんあるので引退されては困るんですよ」
「……は、ははっ、ははははははははっ!」
鍛冶場に響き渡るほどの大声で突如笑い出したゼスに、膝に乗りリンゴを咥えていた繋が驚いていた。
大丈夫だと頭を撫でてやると未だ笑い治まらぬゼスに微笑む。
「ほんとに人使いが荒い若造だな」
「ですかね。けどそんな若造の我儘に付き合ってくれるのはゼスさんしかいませんよ」
「ははははっ。言うじゃねぇか」
これほど期待通りの物を仕上げてくれるのは彼しかいないだろう。
たとえそれがもう引退しようと思っての最後の記念にだったとしても縁には感謝しかない。
「分かった。もう諦めようと思ってたところだ。ダメだったとしてもお前さんに賭けよう。よろしく頼む」
「こちらこそ。上手くいくかは分かりませんがゼスさんがこれからも続けられるよう頑張りますね」
了解も得たため早速作戦を立てようと彼に連絡をとるのだった。
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