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まぁいっか
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チビチビとだがしっかりと食べる姿にホッとした。
味にも体調にも問題はないようだ。
「2人は猫派ですか?犬派ですか?」
「「??」」
なんのことだと聞いてくる2人に、なるほどこの2人に動物を愛でるという発想はないのだと納得した。
ちなみに縁は猫派である。
犬が嫌いというわけではない。
どちらも好きではあるが、どちらかというと猫派。
「猫って気まぐれですよね。素っ気ないなぁと思っていれば、かまえと甘えてきたりして。邪魔をされても猫なら仕方ないなと許してしまいます」
「なんで?邪魔になってんなら追い出せばいいじゃん」
「犬に比べて猫は忠誠心がないよ。飼うなら犬がいいと思う」
同意を期待していたわけではないが、そこまで否定されるとは思っておらず苦笑いする。
「エルって一見猫っぽいですけど、どちらかというと犬っぽいですよね」
「え……どこらへんが?」
どういう意味だと尋ねてくるがふふふと笑い猫を撫でる。
本人には自覚がないのかもしれないが、家族想いでいつも縁に寄り添って力を貸してくれるエルは縁の中ではとても犬っぽい。
愛情表現は苦手なようだが、縁に何かあるたび何も出来なくてごめんとシュンとする姿がとても可愛らしくもあるのだ。
「さて、君のご両親はどこですか?」
「ミャー」
怪我も治り、腹も満たされた子猫に帰るところはあるのかと尋ねるが、当たり前だが縁に猫語など分かるはずがない。
子猫も走り去る様子はなく、ミャーミャーと縁の手に擦り寄ってくるだけでありどうしたものかと悩む。
「こういう場合衛兵の方に引き渡したとして保護してくれるものなんでしょうか?」
「「ないね」」
あまりのキッパリとした2人の言いように保護を求めることは諦める。
「………とりあえず繋たちと合流しましょうか。意外に時間が経ってしまってますから心配してるかも。君はーー」
「ミャー」
「来るんですね。ならえっと……また怪我をしても危ないのでこの中にでも」
一緒に歩くにはまだ身体が小さな子猫は下手をすれば蹴ってしまう危険性もあったため、翔がまだ卵だった時に使っていた抱っこ紐を使うことにした。
ただ子猫がすんなり入ってくれるものかと思っていたのがーー
「ミャ」
「猫って人の言葉分かりましたっけ?」
入ったよとばかりに見上げてくる子猫に、あれ?もしかしてこちらでは猫って人の言葉を理解出来るのか?とエルたちを見るが、そんなわけない!と首を振られた。
まぁ変に手こずるよりはいいかと開き直ると猫を抱え繋たちを迎えに行くのだった。
「ママおそーい」
「ごめんね。欲しいものは決まりましたか?」
待ちくたびれたと口を尖らし待っていてくれた繋とマーガレットに謝る。
何かあったのかと心配顔だったマーガレットには先程あったことを簡単に説明し、案の定仕事を抜け出してきたことがバレたジンは説教をされていた。
「ねこさん?」
「そうです。怪我をしていたので助けてあげたんですよ」
ちょこんと顔だけ出した子猫に繋の顔が輝く。
ねこさん!と駆け寄り触れようとしたが、突然のことで驚いたのだろう子猫にシャーと威嚇されてしまった。
引っ掻きはしないが、全身の毛を逆立てる子猫に動物好きな繋は落ち込んでしまう。
「驚いたちゃったみたいですね。落ち着いたらまた触らせてもらえないか頼んでみましょう?」
「……うん」
暫くは一緒にいる予定のため焦ることはないと頭を撫でてやるとご褒美にと選んだワンピースを買ってやるのだった。
ちなみにマーガレットは縁たちが戻ってくる間、繋にと服やオモチャなどかなり買い与えていたため少々注意しておいた。
可愛いがってくれるのは有り難いことだが、それと何でも買い与えるのは違う。
「お爺ちゃんも来たので少し休憩しましょ」
未だマーガレットに接近されるジンに助け舟を出すと約束通り皆でお茶をする。
しかし周りを警戒してしまったのか顔を出さなくなってしまった子猫に心配になったが、無理に出すのも可哀想かとそのままにしておいてやるのだった。
「アンタが飼うのかい?」
「いえ。けどこの怯えようですから暫くは人に慣らしてからじゃないと無理かもしれません。なのでその間は一緒に暮らして、大丈夫そうなら可愛がってくれる方を探したいと思います」
ラックもそうだが子どもたちによって傷付けられた子猫も暫くは人に慣らしていく必要がある。
ちゃんと可愛がってくれる相手でなければ縁も不安のため、そんな人を探すためにも暫くは預かることにするのだった。
味にも体調にも問題はないようだ。
「2人は猫派ですか?犬派ですか?」
「「??」」
なんのことだと聞いてくる2人に、なるほどこの2人に動物を愛でるという発想はないのだと納得した。
ちなみに縁は猫派である。
犬が嫌いというわけではない。
どちらも好きではあるが、どちらかというと猫派。
「猫って気まぐれですよね。素っ気ないなぁと思っていれば、かまえと甘えてきたりして。邪魔をされても猫なら仕方ないなと許してしまいます」
「なんで?邪魔になってんなら追い出せばいいじゃん」
「犬に比べて猫は忠誠心がないよ。飼うなら犬がいいと思う」
同意を期待していたわけではないが、そこまで否定されるとは思っておらず苦笑いする。
「エルって一見猫っぽいですけど、どちらかというと犬っぽいですよね」
「え……どこらへんが?」
どういう意味だと尋ねてくるがふふふと笑い猫を撫でる。
本人には自覚がないのかもしれないが、家族想いでいつも縁に寄り添って力を貸してくれるエルは縁の中ではとても犬っぽい。
愛情表現は苦手なようだが、縁に何かあるたび何も出来なくてごめんとシュンとする姿がとても可愛らしくもあるのだ。
「さて、君のご両親はどこですか?」
「ミャー」
怪我も治り、腹も満たされた子猫に帰るところはあるのかと尋ねるが、当たり前だが縁に猫語など分かるはずがない。
子猫も走り去る様子はなく、ミャーミャーと縁の手に擦り寄ってくるだけでありどうしたものかと悩む。
「こういう場合衛兵の方に引き渡したとして保護してくれるものなんでしょうか?」
「「ないね」」
あまりのキッパリとした2人の言いように保護を求めることは諦める。
「………とりあえず繋たちと合流しましょうか。意外に時間が経ってしまってますから心配してるかも。君はーー」
「ミャー」
「来るんですね。ならえっと……また怪我をしても危ないのでこの中にでも」
一緒に歩くにはまだ身体が小さな子猫は下手をすれば蹴ってしまう危険性もあったため、翔がまだ卵だった時に使っていた抱っこ紐を使うことにした。
ただ子猫がすんなり入ってくれるものかと思っていたのがーー
「ミャ」
「猫って人の言葉分かりましたっけ?」
入ったよとばかりに見上げてくる子猫に、あれ?もしかしてこちらでは猫って人の言葉を理解出来るのか?とエルたちを見るが、そんなわけない!と首を振られた。
まぁ変に手こずるよりはいいかと開き直ると猫を抱え繋たちを迎えに行くのだった。
「ママおそーい」
「ごめんね。欲しいものは決まりましたか?」
待ちくたびれたと口を尖らし待っていてくれた繋とマーガレットに謝る。
何かあったのかと心配顔だったマーガレットには先程あったことを簡単に説明し、案の定仕事を抜け出してきたことがバレたジンは説教をされていた。
「ねこさん?」
「そうです。怪我をしていたので助けてあげたんですよ」
ちょこんと顔だけ出した子猫に繋の顔が輝く。
ねこさん!と駆け寄り触れようとしたが、突然のことで驚いたのだろう子猫にシャーと威嚇されてしまった。
引っ掻きはしないが、全身の毛を逆立てる子猫に動物好きな繋は落ち込んでしまう。
「驚いたちゃったみたいですね。落ち着いたらまた触らせてもらえないか頼んでみましょう?」
「……うん」
暫くは一緒にいる予定のため焦ることはないと頭を撫でてやるとご褒美にと選んだワンピースを買ってやるのだった。
ちなみにマーガレットは縁たちが戻ってくる間、繋にと服やオモチャなどかなり買い与えていたため少々注意しておいた。
可愛いがってくれるのは有り難いことだが、それと何でも買い与えるのは違う。
「お爺ちゃんも来たので少し休憩しましょ」
未だマーガレットに接近されるジンに助け舟を出すと約束通り皆でお茶をする。
しかし周りを警戒してしまったのか顔を出さなくなってしまった子猫に心配になったが、無理に出すのも可哀想かとそのままにしておいてやるのだった。
「アンタが飼うのかい?」
「いえ。けどこの怯えようですから暫くは人に慣らしてからじゃないと無理かもしれません。なのでその間は一緒に暮らして、大丈夫そうなら可愛がってくれる方を探したいと思います」
ラックもそうだが子どもたちによって傷付けられた子猫も暫くは人に慣らしていく必要がある。
ちゃんと可愛がってくれる相手でなければ縁も不安のため、そんな人を探すためにも暫くは預かることにするのだった。
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