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さぁやるぞー!
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「……………ねぇ、それ本当に食えんの?」
先程から一心不乱にそれを混ぜ合わせているエニシの姿に、それは本当に食べ物なのかと疑問しか湧かない。
何を混ぜているかは初めから隣りで見ていたため分かってはいるのだが、その白い液体がその後どうすれば食べられるまでになるのかが理解出来ないのだ。
「まぁ見た感じ怪しいですよね。でも安心して下さい。これは焼いて食べるものであって、このまま飲むわけじゃありません」
自信あり気に頷くエニシに、とりあえず飲めと言われるわけではないようだとホッとした。
何を作るつもりかは知らないが、白くドロドロとしたそれは見た目食べ物ではない。
「それならいいけど。………で?オレはいつまでこれを切ってればいいの?」
基本的に細かい作業に向かないエニシに代わり、頼まれるがままキャベツを切り続けているエルだがいい加減飽きてきた。
「あ、随分いっぱい切ってくれたんですね。ありがとうございます」
「うん。で、それをどうーーーって、わっ!?何してんのっ!」
山盛りに盛られたキャベツをエニシは嬉しそうに受け取ると、何を思ったかそれを先程の白い液体の中に豪快に放り込んでいった。
なんてことをするのだと慌てて止めようとするが、これはこういうものなのだと笑われた。
「よし。じゃあアレンが外に鉄板を用意してくれているので行きましょう」
「え?いや、その前にそれはどうーー」
「エル早く~」
「あー、もう。はいはい」
こうなったエニシは話しを聞かないと学んでいるエルも諦めて彼の後に続き庭に向かうのだった。
「あんまり種類は用意出来ませんでしたけど……とりあえず豚肉と、牛肉で我慢しましょう。次はイカとエビでも作ってみたいです」
とりあえず?次は?
そもそも何を作っているのか分からないエルに、しかしエニシは楽しそうに頷いていた。
やっぱりオコノミヤキはイカですよねと笑いながら。
「さぁ、ここからが本番です。アレン、エル、お願いします」
「いや、ちゃんと説明してよ。いきまり任せられても意味分かんないし」
時々こう大雑把になるところがエニシである。
慣れてきたと言え、説明もなくやれと言われてもどうしていいか分からない。
「ん?あ、ひっくり返して欲しいんです。こう、クルッと」
「は?いや、それ結構難しくない?こんなデカいのひっくり返せんの?」
普段卵を焼いて食べることもあるが、それとは違い大き目の皿ほどの大きさがあるそれをどうやって返せと言うのか。
「気合いです」
「「……………」」
アレンと2人黙り込んでしまったのは言うまでもない。
そもそももう少し小さく出来たのではと思ったが彼のことだ、大きい方が面白いですよねとか言うに決まっている。
「…………これ本当に食べれんだよね?失敗しても文句言わないでよ?」
「ご安心を。焼けてさえいれば美味しく食べられます」
最早安心していいのか、なら自分でやればと怒ればいいのか分からなくなってきた。
アレンは早々に突っ込むのを諦めたのか言われるがまま器用にそれをひっくり返している。
「流石アレンですね。綺麗です」
凄い凄いと笑うエニシに、ならば自分もとやってみれば思いの外上手くいった。
「エルは本当に器用ですね。………頼んでおいてなんですけど、もうちょっと失敗してくれても面白かったのに」
「そんなところに面白さ求めないでよ」
なぜ態々失敗しなければいけないのか。
「アオノリもカツオブシもありませんけど中々美味しそうじゃないですか?」
エルたちの頑張りによってひっくり返されたものに、またもやエニシが何かタレのようななものを塗っていた。
先程まで謎の物体だったものが、今は香ばしく焼けるいい匂いに腹が鳴りそうになる。
「「「「いいにお~い」」」」
匂いにつられたのか、いつの間にか集まってきていた子どもたちと一緒に鉄板を囲む。
熱いから気をつけてと注意されながらも勢い良く齧り付いた愛依と繋に苦笑いしながら水を渡してやる。
なぜこうも女の子の方が食い意地が張っているのか。
「まさかあの白いドロドロがこうなるなんてね………うまっ!」
「…………うまいな」
重い声に隣りを見れば、野菜嫌いのはずのセインが眉間に皺を寄せオコノミヤキを頬張っていた。
嫌いなのに美味しいと感じるのが不思議なのかもしれない。
もしやセインのために作ったのかとエニシに尋ねたが……
「いえ?私が食べたかったからです。時々無性にソースが恋しくなるんですよね」
「そ、そっか」
たった一言そうですねと言えばいいのに正直に自分が食べたかったと言うあたりがエニシなのだった。
先程から一心不乱にそれを混ぜ合わせているエニシの姿に、それは本当に食べ物なのかと疑問しか湧かない。
何を混ぜているかは初めから隣りで見ていたため分かってはいるのだが、その白い液体がその後どうすれば食べられるまでになるのかが理解出来ないのだ。
「まぁ見た感じ怪しいですよね。でも安心して下さい。これは焼いて食べるものであって、このまま飲むわけじゃありません」
自信あり気に頷くエニシに、とりあえず飲めと言われるわけではないようだとホッとした。
何を作るつもりかは知らないが、白くドロドロとしたそれは見た目食べ物ではない。
「それならいいけど。………で?オレはいつまでこれを切ってればいいの?」
基本的に細かい作業に向かないエニシに代わり、頼まれるがままキャベツを切り続けているエルだがいい加減飽きてきた。
「あ、随分いっぱい切ってくれたんですね。ありがとうございます」
「うん。で、それをどうーーーって、わっ!?何してんのっ!」
山盛りに盛られたキャベツをエニシは嬉しそうに受け取ると、何を思ったかそれを先程の白い液体の中に豪快に放り込んでいった。
なんてことをするのだと慌てて止めようとするが、これはこういうものなのだと笑われた。
「よし。じゃあアレンが外に鉄板を用意してくれているので行きましょう」
「え?いや、その前にそれはどうーー」
「エル早く~」
「あー、もう。はいはい」
こうなったエニシは話しを聞かないと学んでいるエルも諦めて彼の後に続き庭に向かうのだった。
「あんまり種類は用意出来ませんでしたけど……とりあえず豚肉と、牛肉で我慢しましょう。次はイカとエビでも作ってみたいです」
とりあえず?次は?
そもそも何を作っているのか分からないエルに、しかしエニシは楽しそうに頷いていた。
やっぱりオコノミヤキはイカですよねと笑いながら。
「さぁ、ここからが本番です。アレン、エル、お願いします」
「いや、ちゃんと説明してよ。いきまり任せられても意味分かんないし」
時々こう大雑把になるところがエニシである。
慣れてきたと言え、説明もなくやれと言われてもどうしていいか分からない。
「ん?あ、ひっくり返して欲しいんです。こう、クルッと」
「は?いや、それ結構難しくない?こんなデカいのひっくり返せんの?」
普段卵を焼いて食べることもあるが、それとは違い大き目の皿ほどの大きさがあるそれをどうやって返せと言うのか。
「気合いです」
「「……………」」
アレンと2人黙り込んでしまったのは言うまでもない。
そもそももう少し小さく出来たのではと思ったが彼のことだ、大きい方が面白いですよねとか言うに決まっている。
「…………これ本当に食べれんだよね?失敗しても文句言わないでよ?」
「ご安心を。焼けてさえいれば美味しく食べられます」
最早安心していいのか、なら自分でやればと怒ればいいのか分からなくなってきた。
アレンは早々に突っ込むのを諦めたのか言われるがまま器用にそれをひっくり返している。
「流石アレンですね。綺麗です」
凄い凄いと笑うエニシに、ならば自分もとやってみれば思いの外上手くいった。
「エルは本当に器用ですね。………頼んでおいてなんですけど、もうちょっと失敗してくれても面白かったのに」
「そんなところに面白さ求めないでよ」
なぜ態々失敗しなければいけないのか。
「アオノリもカツオブシもありませんけど中々美味しそうじゃないですか?」
エルたちの頑張りによってひっくり返されたものに、またもやエニシが何かタレのようななものを塗っていた。
先程まで謎の物体だったものが、今は香ばしく焼けるいい匂いに腹が鳴りそうになる。
「「「「いいにお~い」」」」
匂いにつられたのか、いつの間にか集まってきていた子どもたちと一緒に鉄板を囲む。
熱いから気をつけてと注意されながらも勢い良く齧り付いた愛依と繋に苦笑いしながら水を渡してやる。
なぜこうも女の子の方が食い意地が張っているのか。
「まさかあの白いドロドロがこうなるなんてね………うまっ!」
「…………うまいな」
重い声に隣りを見れば、野菜嫌いのはずのセインが眉間に皺を寄せオコノミヤキを頬張っていた。
嫌いなのに美味しいと感じるのが不思議なのかもしれない。
もしやセインのために作ったのかとエニシに尋ねたが……
「いえ?私が食べたかったからです。時々無性にソースが恋しくなるんですよね」
「そ、そっか」
たった一言そうですねと言えばいいのに正直に自分が食べたかったと言うあたりがエニシなのだった。
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