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お腹がすいちゃう
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「エビって何でこんなに美味しいんでしょう?」
「そうか?俺は肉の方がいいけどな」
しみじみとエビの旨みを味わう縁だが、肉食のアレンには少々物足りなかったようだ。
自分のためにこれほど頑張ってくれたのに申し訳ないと鞄を引き寄せると目的の物を取り出す。
「アレン、アレン」
「ん?……って酒か?」
「以前ランに貰ったものなんですけど中々減らないので」
料理のためにと譲ってもらったはいいが、そこまで量を使うものを作ることもなかったためかなり余っていたのだ。
流石に徳利もお猪口もないため少し風情がないかもしれないがコップで我慢してもらうと、先程漬けておいたものも一緒に渡す。
「後にもう帰って寝るだけなのでいいでしょう。帰りもロンが運んでくれますし」
アレンたちだけならばまだしも、今はもうロンたちがいるため移動手段に困ることもない。
車もないため飲酒運転の心配もないが、たまには息抜きに好きにお酒を飲んでもいいだろう。
「アレンたちが頑張ってとってくれたエビです。醤油とかで味付けしてあるので色が少しあれですけどお酒に合うと思いますよ」
前世では縁も好きだったエビの漬けはアレンたちのおかげで再び味わうことが出来た。
良かった良かったと微笑む縁の隣り、クイクイと袖を引かれ下を向けば………
「………はいはい」
早くとばかりに口を開き待つ繋と愛依の口に放り込んでやるのだっーー
「シンも」
「そうですね。真も頑張ってくれましたからね」
珍しくも食べたいと目を輝かせる真の口にも漬けを入れてやるのだった。
「美味しい?」
「うん!」
魚に続きエビもかなり気にいったようだ。もしかしたら魚介類が真のお気に入りなのかもしれない。
美味しい美味しいと素晴らしい食欲を見せる子どもたちの隣り、大人組は酒を囲み何やら話し合っているようだ。
少し羨ましくもあるが、飲めないならば仕方ないと割り切れるぐらいには酒には執着もない。
「やっぱりエビは焼いて食べると美味しいですね。大きいですし、食べ応えがあります」
「ケイ、おみそ汁がいい」
「それは明日にしましょう。明日のお楽しみ」
素直に頷いた繋の頭を撫でつつ、食べ応えのある大きなエビを味わう。
アズたちも頑張ってくれたため貝などもあり、これは鍋をするのもいいかもしれないと頷く。
あのお疲れ宰相様にでも久しぶりに餌付けに行くのもいいかもしれない。
「………エニシがそんなに食べるの珍しいね」
普段より箸が進んでいる縁にエルが驚いていた。
「昔から好きだったんですよ。こちらに来てからは肉料理が基本だったのもありますけど」
獣人であるセインたちと暮らしているのもあるが、森の中に住んでいたこともあり手に入れ辛かったのだ。
念願のエビに年甲斐もなくはしゃぎ手が止まらない。
「塩もいいですけど、醤油を垂らしたのもいいですね」
それなりの大きさがあったが、すでに2匹目に突入している縁の手は止まらなーー
「ママ」
「あ、ちょっと待って下さいね」
もっと食べたいと催促してくる子どもたちの分も殻を剥いてやると、大きな口で頬張っている。
縁につられたのか子どもたちも普段より食べている気がする。
「縁、我にも」
「はいはい」
縁の足下ではすでに3匹ほど消化しているリルがもっとと要求してくる。
当たり前だが歯が頑丈なリルは食べようと思えば殻付きでも食べられるのだが、縁が殻を剥いて食べていたこともあり、そう食べるものなのだと思っていた。
ついでにと漬けも渡しておけば、再び黙々と食べ始める。
「エルはイカとタコって食べたことあります?」
「ない。ってか食べれんの?あれ」
見た目ヤバイじゃんと嫌そうに首を振るエルに、なるほどこちらでは食べないのかと納得した。
「美味しいですよ。この前食べたお好み焼きに入れても美味しいですし、こうやって焼いて食べても美味しいです。私としてはたこ焼きも捨てがたいですけど。ーーエル、美味しいんです」
「……………………そっか」
「ええ。美味しいんです」
「……………………わかった、わかった。とってくればいいんでしょ」
素晴らしい笑顔と共に頷いておいた。
やはり頼りになる友人兼家族だ。
たこ焼き用の鉄板を作ってもらわねばと考えつつ、そういえば紅生姜がないと気付く。
お好み焼きでは完全に忘れていた。
「まぁ………いいでしょう。なくてもそれなりに美味しいはずです。大阪の方には怒られるかもしれませんが」
バレなければいいのだと変に開き直りつつ、みんなのためにエビを剥き続けるのだった。
「おかわり」
「その辺でやめときましょうね」
食べ過ぎのリルには少々注意しておいた。
本当に痩せる気があるのだろうか?
「そうか?俺は肉の方がいいけどな」
しみじみとエビの旨みを味わう縁だが、肉食のアレンには少々物足りなかったようだ。
自分のためにこれほど頑張ってくれたのに申し訳ないと鞄を引き寄せると目的の物を取り出す。
「アレン、アレン」
「ん?……って酒か?」
「以前ランに貰ったものなんですけど中々減らないので」
料理のためにと譲ってもらったはいいが、そこまで量を使うものを作ることもなかったためかなり余っていたのだ。
流石に徳利もお猪口もないため少し風情がないかもしれないがコップで我慢してもらうと、先程漬けておいたものも一緒に渡す。
「後にもう帰って寝るだけなのでいいでしょう。帰りもロンが運んでくれますし」
アレンたちだけならばまだしも、今はもうロンたちがいるため移動手段に困ることもない。
車もないため飲酒運転の心配もないが、たまには息抜きに好きにお酒を飲んでもいいだろう。
「アレンたちが頑張ってとってくれたエビです。醤油とかで味付けしてあるので色が少しあれですけどお酒に合うと思いますよ」
前世では縁も好きだったエビの漬けはアレンたちのおかげで再び味わうことが出来た。
良かった良かったと微笑む縁の隣り、クイクイと袖を引かれ下を向けば………
「………はいはい」
早くとばかりに口を開き待つ繋と愛依の口に放り込んでやるのだっーー
「シンも」
「そうですね。真も頑張ってくれましたからね」
珍しくも食べたいと目を輝かせる真の口にも漬けを入れてやるのだった。
「美味しい?」
「うん!」
魚に続きエビもかなり気にいったようだ。もしかしたら魚介類が真のお気に入りなのかもしれない。
美味しい美味しいと素晴らしい食欲を見せる子どもたちの隣り、大人組は酒を囲み何やら話し合っているようだ。
少し羨ましくもあるが、飲めないならば仕方ないと割り切れるぐらいには酒には執着もない。
「やっぱりエビは焼いて食べると美味しいですね。大きいですし、食べ応えがあります」
「ケイ、おみそ汁がいい」
「それは明日にしましょう。明日のお楽しみ」
素直に頷いた繋の頭を撫でつつ、食べ応えのある大きなエビを味わう。
アズたちも頑張ってくれたため貝などもあり、これは鍋をするのもいいかもしれないと頷く。
あのお疲れ宰相様にでも久しぶりに餌付けに行くのもいいかもしれない。
「………エニシがそんなに食べるの珍しいね」
普段より箸が進んでいる縁にエルが驚いていた。
「昔から好きだったんですよ。こちらに来てからは肉料理が基本だったのもありますけど」
獣人であるセインたちと暮らしているのもあるが、森の中に住んでいたこともあり手に入れ辛かったのだ。
念願のエビに年甲斐もなくはしゃぎ手が止まらない。
「塩もいいですけど、醤油を垂らしたのもいいですね」
それなりの大きさがあったが、すでに2匹目に突入している縁の手は止まらなーー
「ママ」
「あ、ちょっと待って下さいね」
もっと食べたいと催促してくる子どもたちの分も殻を剥いてやると、大きな口で頬張っている。
縁につられたのか子どもたちも普段より食べている気がする。
「縁、我にも」
「はいはい」
縁の足下ではすでに3匹ほど消化しているリルがもっとと要求してくる。
当たり前だが歯が頑丈なリルは食べようと思えば殻付きでも食べられるのだが、縁が殻を剥いて食べていたこともあり、そう食べるものなのだと思っていた。
ついでにと漬けも渡しておけば、再び黙々と食べ始める。
「エルはイカとタコって食べたことあります?」
「ない。ってか食べれんの?あれ」
見た目ヤバイじゃんと嫌そうに首を振るエルに、なるほどこちらでは食べないのかと納得した。
「美味しいですよ。この前食べたお好み焼きに入れても美味しいですし、こうやって焼いて食べても美味しいです。私としてはたこ焼きも捨てがたいですけど。ーーエル、美味しいんです」
「……………………そっか」
「ええ。美味しいんです」
「……………………わかった、わかった。とってくればいいんでしょ」
素晴らしい笑顔と共に頷いておいた。
やはり頼りになる友人兼家族だ。
たこ焼き用の鉄板を作ってもらわねばと考えつつ、そういえば紅生姜がないと気付く。
お好み焼きでは完全に忘れていた。
「まぁ………いいでしょう。なくてもそれなりに美味しいはずです。大阪の方には怒られるかもしれませんが」
バレなければいいのだと変に開き直りつつ、みんなのためにエビを剥き続けるのだった。
「おかわり」
「その辺でやめときましょうね」
食べ過ぎのリルには少々注意しておいた。
本当に痩せる気があるのだろうか?
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