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2章:贋作は真作足りえるか
救い
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「なっ、なんで——!?」
トゥーリは目を見開き、眼下で不敵に笑うアリスを見た。驚くのも無理はない、ついさきほどまで彼女は魔法で創り出された虚像だったはずだ。なのになぜ、本物のアリスにすり替わっているのか。
そのとき、トゥーリはクロウとアリスがいるエントランスの光景に違和感を感じた。何かが足りない、何かが——。
「っ、まさか!」
トゥーリは何かに気が付いたようにスキアを見た。いや、正確にはスキアの足元に散らばる何枚かの絵画を見た。そして、絵画の中にはアリスが描かれた絵画はなかった。
「……やってくれたわね」
先ほどスキアが投げた絵画は破れかぶれの攻撃ではなく、アリスの絵画をクロウの足元へと届けるためだった。クロウが絵画に触れさえすれば、アリスを元に戻せるとスキアには分かっていたからだ。
「……お嬢様、もうやめにしませんか?」
スキアは階段の手すりを支えに立ち上がると、自身をにらみつけているトゥーリをまっすぐに見つめ返し、ゆっくりと語りかけた。
「……やめる?いったい何をやめろっていうのよ」
「あの方、魔王様はもういないんです!もうあなたは解放されてもいいんです」
そんなスキアの問いかけに、トゥーリはうつろな目で答えた。
「あの方が死んだ?何を言っているのよ、あの方が死ぬわけがないじゃない!あの方が、あの方が正しくなかったなら何のためにお父様は、お父様は!」
そんな悲痛な叫び声をあげる、きっと自分ではもう後には引けないところまで来ているのだろう。
だからきっと、彼女を止めるのは魔王をその手で殺した自身の仕事なのだろうとクロウは覚悟を決めた。例えその過程でどれほど憎まれようとも。
「魔王は死んだよ」
クロウはゆっくりと、ただはっきりとした声でトゥーリへ語り掛けた。
「あんたに何が分かるのよ!あんたみたいに魔力もない……魔力がない?まさか……まさかっ!?」
直感的にだろうか、それともクロウの出自を知っているアリスと一時的にでも繋がっていたからだろうか、クロウの言葉だけでトゥーリはすべてを理解した。
「そうだよ、あんたの尊敬する魔王を殺したのは俺だよ。そしてあの時、魔王は間違いなく死んでいた」
「あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
トゥーリ頭を抱えながら声にならない絶叫をあげた。そして、トゥーリは叫び終わると、クロウの方へと目を向けた。しかし、その瞳は焦点が定まっておらず、足取りもふらふらとしていた。ただその瞳には明確な殺意が宿っていた。
「コロスころす殺す殺す殺す殺す殺す」
トゥーリは目を血走らせながら、唾をまき散らしながら叫んだ。クロウは何も言い返すことなく、黙って彼女の叫びを聞いていた。言い返す言葉などあるわけがなかった。彼女の唯一縋っていたものを奪ったのは間違いなくクロウなのだから。
「はぁ、どうして君はそう言わなくてもいいことを言うんだい。私が解放された時点で、決着はついていたっていうのに……」
確かに、アリスと言う魔力の源を失った彼女にもうクロウ達を撃退する力は残っていない。だけど、クロウは言わずにはいられなかった。
「それじゃ駄目なんだよ。トゥーリさんはそれを知る権利があるし、それを伝えるのは魔王を殺した俺の義務なんだよ」
アリスは、はぁとため息を吐くと1歩後ろに下がった。
「まぁ君には何を言っても無駄だということは前回学んだからね、好きにするといいさ」
二人がそんな会話をしていると、トゥーリの背後に控えるネブラから闇があふれ出てきた。しかし、先ほどの圧倒的な物量とは異なり、十分に対処できる量であった。
クロウは迫りくる闇を刀で一線すると、闇は霧散していった。トゥーリは歯噛みしながら、叫んだ。
「お前さえいなければぁぁぁぁぁ」
クロウは階段を駆け上がると、スキアの足元に転がる数回の絵画に刀を刺し、絵画の中に流れる魔力を断ち切った。するとトゥーリの後ろに控えていたネブラは霧散し、絵画からは数名の身なりの良い老人たちと、ネブラが現れた。
老人たちは何が何だかわからないといった様子だったが、ネブラは悲しげな様子でトゥーリを見ていた。
「お嬢様、もうやめにしましょう。我々の負けです。お父上もこれ以上、このようなことは望んでおりません」
「うるさい、裏切者!私の味方はもうだれもいないの!」
そう頭を抱えて叫ぶ彼女は、初めに逢った時のような凛とした立ち振る舞いではなく、まるで10代の少女が駄々をこねているようなそんな様子だった。
クロウは階段をゆっくりと上がると、トゥーリと向かい合った。トゥーリは怯んだように一歩下がった。その眼には先ほどの殺意や狂気はなく、ただクロウに対する恐怖が宿っていた。
クロウは刀を振り上げると、トゥーリはびくっとして目を閉じた。しかし、クロウはトゥーリに刀を振り下ろすことなく、刀を床に刺した。そして、床に胡坐をかいて座りこむと、目をつぶった。
「多分、俺が何を言ってもあなたに響かないんでしょう。だからそれはネブラさんに任せます。ずっとあなたの味方であり続けたネブラさんに。んで、その前にトゥーリさん。もしあなたが憎しみとかそんなもやもやした感情があって、自分の感情に正直になれないっていうなら、それを全部俺にぶつけてください。それで気が晴れたなら、もうちょっとだけ周りを見回してください」
きっと、彼女を救うもっといい手段はほかにもあるのだろう。それでもクロウにはこんなごり押しのような、そんな手段しか思いつかなかった。
トゥーリは震える手で、クロウの刀を引き抜くと、刀を振り上げた。だが、10秒、20秒と経ってもその刀が振り下ろされることはなかった。そして、クロウの耳にカランカランという金属音が聞こえてきた。
クロウが目を開けると目の前にはクロウの刀が転がっていた。思わずクロウが見上げるとそこには、怯えた表情のトゥーリが立っており、クロウを目が合うと、ばっとクロウに背を向けると自室へ走り去っていった。そして、トゥーリが自室へ入ったすぐ後に、薄暗い廊下が一瞬光った。
クロウとネブラは嫌な予感と共にトゥーリの自室へと走り出した。しかし、そこにはトゥーリの姿はなく、ただトゥーリが描かれた絵画だけが転がっていた。
トゥーリは目を見開き、眼下で不敵に笑うアリスを見た。驚くのも無理はない、ついさきほどまで彼女は魔法で創り出された虚像だったはずだ。なのになぜ、本物のアリスにすり替わっているのか。
そのとき、トゥーリはクロウとアリスがいるエントランスの光景に違和感を感じた。何かが足りない、何かが——。
「っ、まさか!」
トゥーリは何かに気が付いたようにスキアを見た。いや、正確にはスキアの足元に散らばる何枚かの絵画を見た。そして、絵画の中にはアリスが描かれた絵画はなかった。
「……やってくれたわね」
先ほどスキアが投げた絵画は破れかぶれの攻撃ではなく、アリスの絵画をクロウの足元へと届けるためだった。クロウが絵画に触れさえすれば、アリスを元に戻せるとスキアには分かっていたからだ。
「……お嬢様、もうやめにしませんか?」
スキアは階段の手すりを支えに立ち上がると、自身をにらみつけているトゥーリをまっすぐに見つめ返し、ゆっくりと語りかけた。
「……やめる?いったい何をやめろっていうのよ」
「あの方、魔王様はもういないんです!もうあなたは解放されてもいいんです」
そんなスキアの問いかけに、トゥーリはうつろな目で答えた。
「あの方が死んだ?何を言っているのよ、あの方が死ぬわけがないじゃない!あの方が、あの方が正しくなかったなら何のためにお父様は、お父様は!」
そんな悲痛な叫び声をあげる、きっと自分ではもう後には引けないところまで来ているのだろう。
だからきっと、彼女を止めるのは魔王をその手で殺した自身の仕事なのだろうとクロウは覚悟を決めた。例えその過程でどれほど憎まれようとも。
「魔王は死んだよ」
クロウはゆっくりと、ただはっきりとした声でトゥーリへ語り掛けた。
「あんたに何が分かるのよ!あんたみたいに魔力もない……魔力がない?まさか……まさかっ!?」
直感的にだろうか、それともクロウの出自を知っているアリスと一時的にでも繋がっていたからだろうか、クロウの言葉だけでトゥーリはすべてを理解した。
「そうだよ、あんたの尊敬する魔王を殺したのは俺だよ。そしてあの時、魔王は間違いなく死んでいた」
「あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
トゥーリ頭を抱えながら声にならない絶叫をあげた。そして、トゥーリは叫び終わると、クロウの方へと目を向けた。しかし、その瞳は焦点が定まっておらず、足取りもふらふらとしていた。ただその瞳には明確な殺意が宿っていた。
「コロスころす殺す殺す殺す殺す殺す」
トゥーリは目を血走らせながら、唾をまき散らしながら叫んだ。クロウは何も言い返すことなく、黙って彼女の叫びを聞いていた。言い返す言葉などあるわけがなかった。彼女の唯一縋っていたものを奪ったのは間違いなくクロウなのだから。
「はぁ、どうして君はそう言わなくてもいいことを言うんだい。私が解放された時点で、決着はついていたっていうのに……」
確かに、アリスと言う魔力の源を失った彼女にもうクロウ達を撃退する力は残っていない。だけど、クロウは言わずにはいられなかった。
「それじゃ駄目なんだよ。トゥーリさんはそれを知る権利があるし、それを伝えるのは魔王を殺した俺の義務なんだよ」
アリスは、はぁとため息を吐くと1歩後ろに下がった。
「まぁ君には何を言っても無駄だということは前回学んだからね、好きにするといいさ」
二人がそんな会話をしていると、トゥーリの背後に控えるネブラから闇があふれ出てきた。しかし、先ほどの圧倒的な物量とは異なり、十分に対処できる量であった。
クロウは迫りくる闇を刀で一線すると、闇は霧散していった。トゥーリは歯噛みしながら、叫んだ。
「お前さえいなければぁぁぁぁぁ」
クロウは階段を駆け上がると、スキアの足元に転がる数回の絵画に刀を刺し、絵画の中に流れる魔力を断ち切った。するとトゥーリの後ろに控えていたネブラは霧散し、絵画からは数名の身なりの良い老人たちと、ネブラが現れた。
老人たちは何が何だかわからないといった様子だったが、ネブラは悲しげな様子でトゥーリを見ていた。
「お嬢様、もうやめにしましょう。我々の負けです。お父上もこれ以上、このようなことは望んでおりません」
「うるさい、裏切者!私の味方はもうだれもいないの!」
そう頭を抱えて叫ぶ彼女は、初めに逢った時のような凛とした立ち振る舞いではなく、まるで10代の少女が駄々をこねているようなそんな様子だった。
クロウは階段をゆっくりと上がると、トゥーリと向かい合った。トゥーリは怯んだように一歩下がった。その眼には先ほどの殺意や狂気はなく、ただクロウに対する恐怖が宿っていた。
クロウは刀を振り上げると、トゥーリはびくっとして目を閉じた。しかし、クロウはトゥーリに刀を振り下ろすことなく、刀を床に刺した。そして、床に胡坐をかいて座りこむと、目をつぶった。
「多分、俺が何を言ってもあなたに響かないんでしょう。だからそれはネブラさんに任せます。ずっとあなたの味方であり続けたネブラさんに。んで、その前にトゥーリさん。もしあなたが憎しみとかそんなもやもやした感情があって、自分の感情に正直になれないっていうなら、それを全部俺にぶつけてください。それで気が晴れたなら、もうちょっとだけ周りを見回してください」
きっと、彼女を救うもっといい手段はほかにもあるのだろう。それでもクロウにはこんなごり押しのような、そんな手段しか思いつかなかった。
トゥーリは震える手で、クロウの刀を引き抜くと、刀を振り上げた。だが、10秒、20秒と経ってもその刀が振り下ろされることはなかった。そして、クロウの耳にカランカランという金属音が聞こえてきた。
クロウが目を開けると目の前にはクロウの刀が転がっていた。思わずクロウが見上げるとそこには、怯えた表情のトゥーリが立っており、クロウを目が合うと、ばっとクロウに背を向けると自室へ走り去っていった。そして、トゥーリが自室へ入ったすぐ後に、薄暗い廊下が一瞬光った。
クロウとネブラは嫌な予感と共にトゥーリの自室へと走り出した。しかし、そこにはトゥーリの姿はなく、ただトゥーリが描かれた絵画だけが転がっていた。
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