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絶対防御

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相手は
「俺の名は防人」
狼城が「俺がやる」と言った。

自身の毛を飛ばす。
ぐさぐさと刺さり貫通して相手の体に刺さった。

前から思っていたが毛、はげないかな・・・
相手が更に盾を出す。
パンチをして盾を壊すと、相手の傷が消えた。

(なるほど、どういう能力かわかったぞ、おそらく盾を破壊したら回復する能力だ)

盾が突進してきた。それを蝶々のようにひらりとかわす。
パンチが当たる前に大きな狼のような盾が出てきた、かなり堅かったがひび割れを入れた。

それと同時に自分の体にもひび割れができた。
(まさかこいつの能力はあらゆるものを盾にする能力か)

防人が「あとはこの盾を消して目の前に出して俺が壊すだけだ」
盾が消えて狼城も何故か消えた。

「どこに行った」
「ここだ」
狼城が目の前にいた。

「盾が瞬間移動することがわかっていたから俺も掴んで瞬間移動しただけさ」
腕を切り裂いた。

<ダメ-ジの盾>さらに術式超絶する。
本来ならば一個だが、無限に作れるようになった。

狼城の命の盾は狼城が持ったまんまで、防人が能力で動かそうとするが狼城の握力により動けない。
防人が遠くに盾をとうして狼城を瞬間移動させた。

その間に<ダメ-ジの盾>を破壊して傷をなくした。
狼城は石を投げたが、まったく別の方向に飛んでいく。
だが、それが狼城の狙いだった。
完全に回復しているのに大きく回復してしまったせいで逆にダメージを食らった。
もう一発投げようとしているが、敵は、盾を出せる射程内の10メートルを超えている。
間に合わない・・・
狼城が次の瞬間消えた。盾をとうして飛ばされないように直前に盾を離したが、盾がひっついてきたのだ。
瞬間移動するはずだが、いっこうに狼城は現れない。
一体どういうことだ。

防人が
「俺がしたことは盾を元の異空間に戻しただけだ。
全ての盾は俺が作るんじゃなくてもとからあるんだ」

狼城はそれっきり姿を現さなかった。
魔王が襲い掛かった。

地面の下から根を出して突き刺し、すべての出ている盾を掴んで遠くに持っていく。
盾を瞬間移動しても植物も瞬間移動する。

パンチをした。盾を瞬間移動させて防ごうとしてきたが、
寸止めして植物でどけさせて、クリ-ンヒットした。

敵が地面をおもっい切り踏みつけた。
俺は、何故か腹から血が出た。

防人が
「地面にギザギザの盾とお前の命の盾を召喚して踏みつけただけだ」

魔王は、植物化して回復して、
相手を蔦でギリギリ締め付けていく、盾を召喚するがそれごと締め付ける。
苦痛の声がしなくなったので見るといなくなっていた。

(そうか盾を瞬間移動させて逃げたか)
俺は、相手の<ダメ-ジの盾>を植物化して大きくした。
ダメージが大きくなったことにより、敵は絶命したかに思えた。

殺した相手の能力を奪えるのでまた召喚すればいいと思ったが、
能力が使えない。(一体どういう事なんだ)

舌をかみ、先に自殺していたのだ。
(何故自殺した。そうか、自身の能力あらゆるものを盾にするで、
相手の能力を知らないことを盾にして破壊したからか。

それはつまり、狼城の死を意味する。能力を奪って使えないからだ
魔王を除き泣きまくった。
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